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無声映画時代にはなぜ喜劇映画が沢山作られたのですか
無声映画時代にはなぜ喜劇映画が沢山作られたのですか アメリカで無声映画時代には、チャップリン、ロイド、キートン、等の喜劇映画が沢山作られたのはなぜでしょうか?
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こんばんは。 サイレントの映画は台詞がないので、動きだけで表現しないといけないですよね。 それは、大変な事で、チャップリンなどは、わずか数秒のシーンを納得のいくまで何百テイクと撮り直したらしいです。 それに当時は映画位しか娯楽が無く、しかもまだ珍しかった。 大作も作られてますが、 例えば「ベンハー」1925年と1959年の物と比較すると判りやすいですが、 有名な戦車競走の場面、これはどちらを見ても素晴らしいです。でも、それ以外の部分では1959年版の方が今見ても良いですよね。 そんな感じで動きがあるシーンは見劣りしないが、止まってる部分では、観客にかなりの想像力が要求される。 そういった背景を考えると、喜劇が一番人気があっても良いでしょうし、そうした分野での才能が開花した時代だったのだと思います。 質問者様が上げられてる、三大スター。 ハロルド・ロイドは、 アイデアに富む目まぐるしいドタバタが人気でした。 過剰演技でトーキーには向いてなかったらしいです。 バスター・キートンは、 ハスキーボイスがトーキーとマッチしないし、「無表情」を一切崩さずに行う、体を張ったアクションとギャグが最大の特徴なので、トーキーには馴染めなかった。 チャーリー・チャップリンは、 放浪者のキャラクターのイメージが声で崩れることを恐れたとされています。 ただ、彼の場合は、単なるドタバタではなかったので、トーキーに混ざってもヒットしたのではないでしょうか。 『黄金狂時代(1925)』が、動的な物の完成形。 『街の灯(1931)』が、静的な物の完成形。 『モダン・タイムス(1936)』、『殺人狂時代(1947)』、などは、傑作ですが、トーキーで別の形にするともっと主題に近づける様な気がします。勿論あまりにも有名なので、同じ内容では見る方が受け付けないと思いますが。 で、現在ですが、映画を見る目も肥えています。 技術も上がり、すごい進歩です。 ですので、観客もその時により見たい種類の映画も違っています。 同じ様に喜劇ばかり見るとは思えませんので、あの頃の様に喜劇ばかりヒットする状況にはないので、 作られてはいてもあれ程目立たないのではないでしょうか?
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- soan-do
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無声映画でもキャラクターの動きでおもしろさを表現できますからね。 最近の複雑なストーリーの映画を音声なしで上映してもわけわからんでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変参考になりました。
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