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サイレントの喜劇映画で、チャップリンしか話に上らないのはなぜですか
ずっと昔の洋画のサイレント映画(無声映画)の時代には、おびただしい数の喜劇映画が作られたというのは本当でしょうか? もし本当なら、現代に、サイレントの喜劇映画といえば、チャップリンの映画しか話に上らないのはなぜでしょうか?
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No1です。 そうですね、No3さんが挙げてるほかに、私が知ってるのは、 ロスコー・太っちょ・アーバックル(最初のパイ投げ) http://www.asahi-net.or.jp/~ia6t-tkhs/ginmaku-roscoearbuckle.htm ハリー・ラングドン http://www.asahi-net.or.jp/~ia6t-tkhs/ginmaku-harry-langdon.htm ぐらいです。 三人に比べれば、全然知名度はありませんね。 他に、出演者もタイトルも覚えてないのですが、警官物のドタバタ映画のシリーズがありました。 さて、補足質問ですが、まず第一に、見る機会がないのが一番でしょう。 私は、学生時代(30年ぐらい前)に、名画座等で特集があると見に行ったのですが、所詮マニアのための特集です。 東京に住んでいた、4年間で巡り会えたのは2度だけです。それも、がらがらでした。 商業的には、散々でしょうね。もしかしたら、フィルムも残ってないのかもしれませんね。 それに比べると、同じサイレントでも、ポチョムキン始めとする名画の特集は数多くありました。 やはり、コメディは、芸術性が低いと見られがちなので、映画史にとって、地位が低いのでしょう。 関係する本も見たことがないですし、DVD等もタイトルが判らなければ、探しようがないと言ったところでしょうか。
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- Jerry_info_svs
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>チャップリン、キートン、ロイドの3人しかいなかったように扱われているのはなぜでしょうか? >なぜ、たった3人しか話に上らないのでしょうか? No.2です。「3人しか話に上らない」というのは“一般的に”というふうに解釈します。なぜなら,クラシック映画マニアとかスラップスティック(ドタバタ喜劇)のファンの間では,ベン・ターピンとかスナッブ・ポラードとかいろいろ出てきます。ですが,現在DVDなどで発売されているこの手のものは上記の3人以外は,まず見かけません。(ロイドでさえ見つからない)つまり,やはり一般的にはこの3人しか扱われていないのが現状です。(少なくとも日本では) で,その理由ですがやはり何と言っても“質”の問題だと思います。これは映画に限らず,例えばシェイクスピアの時代にも何百,何千という戯曲が上演されたそうですが,現在ではシェイクスピア以外はあまり知られていませんよね。バロックの時代の音楽もバッハやヘンデルのような作曲家がたくさんいたのでしょうけど,やはりほとんど一般的な知名度はないわけです。(現在のお笑い芸人とか昭和のアニメとかが100年後に,どのくらい認知されているか,などということも考える材料になると思います) サイレント映画に関してもう一つ言える点は,その多くが短編であって,「モダンタイムス」とか「キートンの大列車追跡」などのような長編はそれほどたくさんはなかった,という点を上げられると思います。そして短編の場合,やっぱり“繰り返し見たい”というものはさほど多くありません。これはチャップリンに関しても言えます。チャップリンも100本近い作品がありますが,そのほとんどは短編で,しかも本当に面白い作品は限られてしまいます。チャップリンでさえそうなのですから,他の人の作品であるならば言わずもがなという感じです。 上記3人以外の喜劇も含め,一般的な知名度があまり高くないサイレント喜劇がこちらで若干見ることができます。(ただし有料)ご自分の目で確かめてみられると,他の喜劇がなぜ残らなかったかが理解できるかもしれませんよ。 ↓ http://www.hollywoodparty.net/10.html http://www.hollywoodparty.net/03.html
お礼
さっそく、御回答をしていただき、どうもありがとうございました。 確かに年数がたつと、淘汰されてほとんどの喜劇映画は忘れられてしまったのかもしれませんね。 大変参考になりました。
- Jerry_info_svs
- ベストアンサー率25% (23/91)
「三大喜劇王」という形でチャップリンの他にキートンとロイドの名前が出てきます。ただ,やはり「喜劇の王様」と言えばチャップリンしかいないでしょう。(あくまで私見ですが) “喜劇”という要素だけを見るならば,キートンのアクロバット,ロイドの庶民性など,二人ともチャップリンに負けないものは持っています。しかしながら作品の完成度や芸術性などを考えるならば,どうしてもチャップリンがぬきんでています。チャップリンの映画は単なる“喜劇”ではないからです。チャップリンの作品を見て人はたくさん笑いますが,それだけでなく同時に泣いたり,憤ったり,考えさせられたりします。こういった要素をしっかり取り入れた作品をサイレントの喜劇時代に作り得た人物はチャップリン以外にはいないと思います。
お礼
御回答ありがとうございます。 大変参考になりました。
補足
それにしても、サイレント映画時代には、喜劇俳優も大勢いたでしょうに、 チャップリン、キートン、ロイドの3人しかいなかったように扱われているのはなぜでしょうか? なぜ、たった3人しか話に上らないのでしょうか?
- グイン リアード(@guin_riard)
- ベストアンサー率43% (401/924)
世代の差でしょうか。私(40代後半)は、チャップリンだけという印象がないのですが。 NHKのBSでも、チャップリンほどではありませんが、バスター・キートンあたりも、結構特集されてますし。 もし、質問者さんの世代(いくつか判りませんが)で、チャップリンだけが、話題になるとすれば、映画の完成度でしょう。 映画としての完成度は、やはりチャップリンが一番です。特に、社会風刺が効いたものが多いので、映画史に残るのでしょう。 ちょうど、音楽で、ビートルズは永遠でも、モンキーズの名前が消えつつあるように…ストーンズだって、どうなるか判りません。 (私は、ビートルズより、ストーンズのファンです) ただ、私ぐらいの年代だと、(といっても、サイレント映画の時代ではありませんが)他にも、名前が挙がります。 先のバスター・キートン以外にも、ロイドめがねのハロルド・ロイド等々。 私の印象ですが、喜劇役者としては、キートンの方が上だったような気がします。 益田喜頓なんて、芸人もいましたし。 映画本数ですが、実際にどれくらいだったか知りませんが、ロイドだけで500本近く出演してるそうです。 当時は、短編映画が多かったので、余計数が多かったのでしょうね。 バスター・キートン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3 ハロルド・ロイド http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89
お礼
御回答ありがとうございます。 一人の俳優だけで500本近いのでしたら、作られた全ての喜劇映画はおびただしい数になるでしょうね。 大変参考になりました。
補足
それにしても、サイレント映画時代には、喜劇俳優も大勢いたでしょうに、 チャップリン、キートン、ロイドの3人しかいなかったように扱われているのはなぜでしょうか? なぜ、たった3人しか話に上らないのでしょうか?
お礼
さっそく、御回答をしていただき、どうもありがとうございました。 そうですね、DVDもレンタルビデオもなければ、話に上らないのは当然かもしれませんね。 それに、下にも書いたとおり、長い年月で淘汰されたとも考えられます。 大変参考になりました。