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国立大学の特殊法人化について

こんにちはsometimespage1です。 今回私は国立大学の特殊法人化がもし来年から本当に採用されてしまったら その後の大学はどうなるのか皆さんの考えが知りたくて質問しました。 私としては0~10年間は授業料の値上げで大学をあきらめる人たちが でてきます。そして20年以後には社会を引っ張る主役が交代するのですが、 彼らの価値観は(与えられた課題に対し)「結果を出すこと・成果を挙げること」なので 「自ら疑問を持ち、それを自らの力で解決する」 力を持った人がいなくなってしまうことになると思うのですが、皆さんはどう思いますか。 なんでもよいので思うこと教えてください。 沢山書いてくれるとかなりうれしいです。

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回答No.3

 ここまでの意見も正しい意見とは思いますが、立ちかえって理想論を書いておきます。信念と良心を持って教育政策や大学運営をやってくれる人がいたら次のような事も起こるかも知れない、という程度のもので、そんな事が絶対無いから大学改革は問題、ということなのかもしれませんが。 1.授業料とその周辺  基本料金は上がっていくと思うのですが、航空料金のごとく、各種割引や免除制度が増えて行くのではないかと思います。  というのも、大学はどう進んでも、売上よりは就職実績とか研究成果とかで評価されていくという事には変わりがないと思うので、やはり優秀な学生が入ってもらうことは必要なわけです。学費が馬鹿高いアメリカの私立大学でも優秀な日本人留学生に対しては学費免除+生活費としての奨学金給付というような事をしているので、そう言った日とを引きとめるには日本の大学でも優秀な人間には学費値引きをいうような対応が必要になるでしょう。  これに対し、それは一部の人に限られる、との意見が出そうですが、アメリカの一流大学に行けるほどのレベルでない人も、恩恵を受けれる可能性があります。地方の大学が(ある程度)優秀な人材を受け入れるために、同様の制度を設ける可能性があるからです。結果、かなりの人に自分の実力より数ランク大学のランクを落とす事で、資金面で充実した大学生活がおくれる、という可能性が出てきます。『ランクを落とす』というとマイナスイメージですが、言いかえれば優秀な人材が全国に広まり良い傾向がもたらされるわけです。  ここでの問題は、中途半端に法人化されることで、責任をもって大学を運営する人が果して出現するかどうかというところにあります。残念ながら、悪い環境でも優秀な成績を出して海外の大学に直接行ける稀有の人材を除いて、裕福な家庭の子女にのみ大学進学が認められ、結果、日本の階層分化を招く可能性はなきしもありません。 2.価値観に関して  「結果を出すこと・成果を挙げること」が「自ら疑問を持ち、それを自らの力で解決する」 ことの否定につながるというのが今1つ理解できないのですが、私なりの見解を述べて良いでしょうか?  例えばこの結果、成果が、営業の売上高のようなものだったら、人と同じ事をやっていたら人と同じだけの成果しか出ないので、それを乗り越えて結果や成果を挙げる為には工夫が必要だと思います。工夫の中には、「どうして売上が上がらないのだろう」という疑問があって、自らの工夫のおかげで問題が解決されるのですから両者に関係がないわけではないわけです。自分自身、成果を出すために人の2倍働くというのはいやなので、色々と工夫しています。  問題は、現在の「成果主義」が、単に体力にものを言わせたサービス残業を要求するものであったり、評価基準が稚拙で仕事の工夫よりも評価を高める裏ワザを研究した方が良かったりするような欠陥だらけのものであると言う事にあります。これがこのまま広がるのであれば、人を騙してでも自分が楽が出来ればいいという人間が増えて行く可能性はあるでしょう。

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  • SUNAONAKO
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回答No.2

結論だけ。国を挙げて基礎研究をおろそかにする、勉学の意志があっても学費が無い者から勉学の機会を奪う、今まで以上に教員の中にモラルの低下(自分の点数稼ぎのために、いじめはもちろん何でもする)を確実にもたらす。いい事はありません。何でもすれば構造改革の実績をあげられるという、能の無い者のアピール作戦に走っているだけで、同じ日本国民として恥ずかしい限りです。日本から基礎研究を取り上げ、教育の現場を教員から今まで以上に荒らしていく、学生のモラル学力の低下が著しい中の暴挙ですね。真面目なものが馬鹿を見ると、学生に教え込むだけにしかならないのですが、それすらわからない、現場を知らないものが、知ったかぶりをして何をしているのでしょうね。

回答No.1

>国立大学の特殊法人化がもし来年から本当に採用されてしまったら とありますが,法案が通っていますので確実になります。 国立大学法人 ○○大学 っていう名称になります。 当面は文科省も国立大学も混乱してパニック状態の恐れが あります。 授業料の方は暫くは極端な値上げは無いとは思いますが 将来的にはどうなるかはわかりません。私立並みにあがる事も 考えられます。 職員も今まで国家公務員であったのが国立大学法人職員と なるため人事院規則で縛られていたのが労働基準法や労働安全衛生法 その他の法令に基づくようになったり,債務諸表の見方もわからない 経理のベテランが財務の管理をしなければならなくなるし 現場が大混乱になるのは必至でしょうね。 今までは大学の中は治外法権みたいなものだったのがいろんな制約を クリアするため多額の設備投資が必要となってきます。 例えば,実験装置室で研究者は手すりが無くても慣れているので 手摺がなくても今までは実害がなかったけど,労働安全衛生法の適用を 受けるため危険な箇所として手摺を設けないと行けないといったように 全国の国立大学規模で言うと莫大な額になるわけです。 勿論,研究者・教育者の気質も変わって行くと考えられます。 補助金は当面は保証されていますが,徐々にカットされる可能性があるため 外部からお金を獲得できる研究者が評価され,お金の獲得しにくい基礎研究は 人気が無くなってしまう恐れがあります。 どちらにしても行政改革の柱の大学独法化ですが軌道に乗るまで大学も大学職員も 大変な労力を使うことになるでしょう。

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