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夢分析や箱庭療法について
夢分析や箱庭療法について 私は今春から大学で心理学を学んでいます。 近頃夢分析や箱庭療法に関心があります。 どちらも、どのように解釈していくのか(何が何を象徴してるか)に興味があります。両方どんなものかは知っていますが、どうやって解釈してるのかがわかりません。 例えば虎は攻撃性の表れである、とかをどうやって判断してるのでしょうか? また夢分析や箱庭療法の治療の仕方や象徴(虎→攻撃性 のような解釈)についてまとめられた本がありましたら教えて下さい。初心者にわかりやすいものがあれば、そちらも教えて下さい。よろしくお願いしますm(_ _)m
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深層心理学に興味がおありのようですね。 「フロイトは本人から話を聴け」, 「ユングは河合隼雄に案内させろ」が私の持論です。 というわけで,フロイトについは まず『精神分析入門』を読んでから 大著『夢判断』に挑戦してはいかがでしょう。 岩波書店から新訳のフロイト全集が刊行されており, 前者は『精神分析入門講義』, 後者は『夢解釈I・II』という新タイトルで予告されていますが, 2010年4月現在『夢解釈I』以外は未刊です。 新潮文庫か,人文書院版のフロイト著作集を探してみてください。 ユングには『分析心理学』という フロイトの『精神分析入門』に相当する入門編的講義録があるのですが, 現在は手に入りにくくなっているようです。 ロングセラーとなっている河合隼雄の 『ユング心理学入門』あたりから入るのがよろしいかと思います。 箱庭療法についても 河合隼雄の『箱庭療法入門』から始めて, 本家カルフの『カルフ箱庭療法』へと進むほうが良いと聞きます。 ところで 21世紀の今,あえて深層心理学を学ぼうとする者は 批判の声にも充分耳を傾けなければなりません。 アイゼンク『精神分析に別れを告げよう』, ホブソン『夢に迷う脳』といった著作にも目を通しておくのが 健全な心理学徒のありかたでしょう。 フロイトやユングを教養として読むのは悪くないけれど, どうせなら今のうちに ウィトゲンシュタインやメルロ=ポンティを 読んでおいて欲しいというのが先輩の本音です。
お礼
ご丁寧にありがとうございます! 入門書的なものをあさるのではなく、本人たちの著作に触れてみるのもいいですね^^ そして敢えて反対意見を知ってみるというのも面白そうです。それは考えたことがありませんでした。 今度書店や大学図書館で探してみようと思います!大変参考になりました!