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触媒のBET表面積測定法において、実際の測定の前に前処理を行う理由はな
触媒のBET表面積測定法において、実際の測定の前に前処理を行う理由はなぜですか? また、前処理や測定のときに減圧を行う理由はなぜですか?
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- jamf0421
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回答No.1
ガスまたは蒸気中においてあったサンプルは物理吸着膜に覆われています。たとえば細孔中に水が詰まっていたら正しい表面積にはなりません。理論的にはvan der Waal力で吸着しているガスは単に排気だけでとれるはずですが、実際には多孔性の吸着媒では温度を上げて脱離を促進する必要があります。たとえば上記のような細孔に凝縮している水など室温の排気などではなかなか抜けません。 ガス吸着法で表面積を再現性よく求められる脱ガス時間は経験的に t=(14.4x10^4)*T^(-1.77) といわれています。ここでtは時間(hour)でTは温度(℃)です。この式は加熱温度が100-400℃、真空度が5x10^(-6) mmHgよりよい時に当てはまるといいます。たとえば300℃ならば5.9 h、400℃なら3.6 hとなります。