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百人一首のなかでライトなやつとヘビーなやつ

最もライトと思われる歌、最もヘビーと思われる歌を教えてください。 私は最もライトなのは 春の夜の夢ばかりなるた枕にかいなくたたむ名こそ惜しけれ だと思っております。 ヘビーはよくわかりません。

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  • cyototu
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回答No.5

ライトは簡単ですね。 久方ひさかたの光のどけき春はるの日ひに しづ心ごころなく花はなの散ちるらむ といきなり光ですから、貴方のご要望にぴったりです。でもヘビーの謎解きは難しかったです。百人一首の中に鹿や時鳥などは出て来ますが、蛇を直接題材にした作品は見付かりませんでした。しかし、良く読んで行くうちに、やっと謎解きができました。 わが庵いほは都のたつみしかぞ住すむ  世よをうぢ山やまと人ひとはいふなり この、「たつみ」のなかに、辰と巳が隠れていました。だからこれはヘビーの歌なんですね。和歌はもともと言葉の遊びを極度に押し進めたものですから、一つの言葉に何重もの意味が隠されていることが当たり前にある。質問者さんは和歌で謎掛けして、歌の楽しみ方の本髄を皆に判らせようとは、何とも風流な憎いお遊びですね。 歌を味わうには言葉に敏感でなくてはなりませんね。ライトだヘビーだとは、何か時代劇のチョンバゲのお侍さんがネクタイして出て来ているみたいで、最初は貴方の謎掛けが判らなかったので戸惑いました。だけど謎が解けた後で、貴方にはそこまで歌心があるのかと感心致しました。

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質問者

お礼

久方の、は結構心が重いのではないかと。しづこころなし。風景は明るいですね。なおのこと心との対比が。 私の潜在意識が、「蛇」の例えを生んだのでしょう! わがいほは、の歌は内容的には結構楽観的ですが!

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  • Domenica
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回答No.6

ライト=軽い、ヘビー=重い と単純に捉えて。 私が軽いと思うのは、 従二位家隆の「風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける」 左京大夫顕輔の「秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の 影のさやけさ」 あたりです。 季節の情景を歌ったものがライトかな…と思います。 そして重いと感じるのは、「恋」関連ですね。 ご質問者さまがライトだと仰っている周防内侍の歌もどちらかというと重いと感じます。 「手枕」「かひなし」「名こそ惜し」なので。 (歌および歌人の)背景まで考えると 壬生忠見「恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか」 三条院「心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」 後鳥羽院「人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は」 あたりに重さを感じます。 ライトもヘビーも「最も」1つでなくて申し訳ありません。

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質問者

お礼

解説読んでみたのですが、周防のは結構軽いんですよ。おふざけして洒落を満載している感じです。まぁ男とじゃれているだけのようなもんです。 風景描写はライトですね。 おあげになった壬生、三上院、後鳥羽も結構重いですねぇ。

noname#212854
noname#212854
回答No.4

美女の老境 ライト 小野小町 花の色は 移りにけりな いたずらに 我が身よにふる ながめせし間に ヘビー 和泉式部 あらざらむ この世のほかの 思い出に いまひとたびの 逢うこともがな

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質問者

お礼

わかります。

noname#123390
noname#123390
回答No.3

先回は重い奴を出しましたが、軽いのも御所望なのですね。 私のいたく気に入っているもので、重いひとがいかにもさっと軽やかにアドリブで詠ってみせたという感じがいいですね。くぁんけ、 このたびはぬさもとりあへず手向け山もみじのにしきかみのまにまに もうひとつ思想的にはいかにも軽いけれど、どうしようもなく魅力的な名歌中の名歌 きのとものり、 ひさかたのひかりのどけき春の日にしづこころなく花のちるらむ 以上ご参考まで。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 ひさかたのは明るくはあるけども、軽くはないと思うな。 ぬさは結構軽く劇的ですね。

  • lions-123
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回答No.2

>百人一首のなかでライトなやつとヘビーなやつ        ↓ 大好きな百人一首の質問・アンケートですので参加させて頂きます。 私の場合、若い頃は、100首の暗記や上の句で下の句が取れてチョッピリ自慢していたのが懐かしいです。 今も、ボケ防止の一つに、トイレや寝床で時々は思い出しながら暗誦をしています。 ライトとヘビーの要件・基準が分かりませんが・・・ 作者の心理や時代背景等を別として、恋の歌とか風景を詠んだもの、読み易いとか覚え易い、好きな歌や意味が分かり易いという尺度で、私流に解釈してお答えします。 ◇ライト あひ見ての後の心にくらぶれば むかしは物を思はざりけり      「権中納言敦忠」 いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな       「伊勢大輔」 ◇ヘビー 人もをし人もうらめしあぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は    「後鳥羽院」 みちのくの しのぶもぢずりたれゆゑに 乱れそめにしわれならなくに 「河原左大臣」

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質問者

お礼

いにしへのはどう考えてもらいとアンドブライトアンドポープフルですね。 あひ見てのはどう考えてもいらだちと焦燥があります。 ヘビーはおっしゃるとおりですね。

noname#123390
noname#123390
回答No.1

国際的な舞台の大きさからいけばあべのなかまろの 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも でしょうが、私が最も重厚な句だと思うのはふじわらただみち わたの原こぎいでてみればひさかたの雲居にまがふおきつしら浪 おなじくおののたかむらの悲壮な わたの原八十島かけてこぎいでぬと人には告げよ海人のつりぶね といったところでしょうか。 ご参考まで。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 おっしゃるとおり、重みを感じます。