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天狗とは架空の存在のはずです。
天狗とは架空の存在のはずです。 天狗巣病(テングズ病)という報道http://www.asahi.com/science/update/0413/OSK201004130111.htmlで天狗の巣の事がかかれています。架空とされる天狗に興味のあるものとして、ここに言われている 1. 天狗の巣とはどんなもので、 2. 何天狗を(鞍馬天狗ではなく、からす天狗とか大天狗とか)考えての巣なのでしょう。 3. 天狗は鳥でもなく、昆虫でもないのにそんな天狗の巣を持ち出す意味が分りませんでした。 どうかよろしくお願い申しあげます。
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天狗の巣は実在しますよ。崖や大木に木の枝で作られ、一抱えもあります大きな巣です。イヌワシの巣ですが、これを「天狗の巣」と呼びます。 天狗伝説の起源は、バラモン教(後のヒンズー教)の4っの顔と手を持ち水鳥に乗っている最高の神ブラスマーが起源です。これが4羽のガチョウに乗った密教の梵天になりまして日本に伝わりました。大衆への密教の広まりは僧侶によって行われたものではありません。密教とは秘密性があるから密教というわけでして、大衆には決して僧侶になることが出来ない密教修験者である山伏が広めました。ですから天狗は大天狗は密教の総本山である吉野の山に生まれましたし、烏天狗は各地の山岳密教の聖地で生まれました。 大衆は密教に対しての畏敬や畏怖の念から、天狗(梵天)を全て善の神として捕らえなかったようです。カッパ伝説と同じで良いことも悪いこともする神で、特に子供をさらうと信じられていました。ここでイヌワシとつながります。イヌワシも子供をさらうと信じられていました。イヌワシの幼鳥は黒く白い斑紋があります。烏を大きくしたようにも見えます。そこでイヌワシと梵天と山伏が合体し、嘴を持ち羽があって空を飛び山伏姿の烏天狗が誕生したわけです。ですからイヌワシの巣のことを「天狗の巣」と信じたのです。
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面白い質問ですね。なんら確証はもちませんが,そもそも架空のはなしなので・・・ 天狗は鳥のトビ(鳶)の姿になぞらえられたり,樹上に住むとされることもありますから,そんなところが出発点のように思えます。しかし,天狗が樹上に巣をかけているという絵は,ぼくは見たことがありません。 テングス病は,樹木が病原菌に冒されて小枝が密生し,まるで鳥の巣のように見えるものですが,昔の人にはそんな知識はありません。かといって主の鳥の姿もみえないわけです。「こりゃあきっと,天狗様の仕業にちがいなかんべえ」ということじゃないでしょうか。説明できないものを怪異のせいにしたわけです。
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大きな巣のようであるのに、主じがいないとはきっと天狗の巣であもあろう、というのは昔の方のさもありなん考えですね。ありがとう御座いました。 私には、ベストアンサーなんですが申し訳ありません、なんかNO2にちょいとまた詳しいご知見のご回答を頂いておりますようですので。 一笠(頭蓋骨)一蓑(肉)一杖(脊柱)での行脚のpasserのつもりで毎日、lonely crowdの中を歩いています。お会いできて嬉しいです。 娘が雨の中を連れてきて、19年いた内の子みたいです。 過ぐる日、家内のベッドで家内の腕の中で最後のため息とともに出て行きました。懐かしい。
お礼
イヌワシの巣、天狗の巣。そうですか。イヌワシ、ブラフマ化身の四面梵天、山伏という連関を宗教と民俗信仰の中で、貴重なご知見を展開してくださり、近来にない喜びです。 超越神のブラフマンの創造意識の側面、最高神ブラフマはいろんなものに化身しますね。 四面、四羽というのもなにか創造界の東西南北を思わせますね。 空海や最澄でしたか、あの真言・天台に関連して私たちは山岳宗教を見ていましたが、そういう者でもないのでしたか。どちらも兜巾をつけて、いますね。高野山の行者の一部は。 烏と大天狗の役割も新しく接した知見です。 イエスも辺境の宗教集団に、小さいときに育てられたとか、ダライラマの継承伝統とか、行者は子ども育てるのかも知れませんね。インドのアシュラムも子ども時代に入るそうですね。 ありがとう御座いました。