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予算制約線
消費者理論において、予算制約線というのいうのが出てきますが、「余 暇の消費(労働供給)」や「異時点間の消費」ではこの予算制約線とい う言葉がピンとこないのですが、単なる関係式(制約式)と考えればよ いのでしょうか? 需要曲線を導くときには、正にピタッリの表現だったとは思うのです が・・・。
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> 確かにこれにwを乗じれば、x + H w = 24 w となり、24時間働き続ければ得られたはずの給料24wを予算として、x とH wを購入消費するということも出来るかも知れませんが、そのような解釈をする必要があるのかよく分かりません。 このように、何かをすれば得られたはずの収入を、しなかったために得られなかった場合、得られなかった分を、経済学では費用として捉えます。 つまり、24時間働けば得られたはずのお金を、消費と余暇を購入するために振り向ける、というわけです。したがって > x + H w = 24 w となり、24時間働き続ければ得られたはずの給料24wを予算として、x とH wを購入消費するということも出来る こちらの解釈の方が予算制約としては正鵠を得ていると思います。
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- at9_am
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余暇消費の場合、 max U = u(x, H) H = 24 - L x = w L から、変形すると x/w + H = 24 から x + H w = 24 w となります。すなわち、24時間働き続ければ得られたはずの給料 H w を購入しているのと等しいわけです。 異時点間の場合は、今期と次期の2期間モデルの場合であれば、どちらの期に消費するかという問題となります。 総額が決まっていて、その消費配分の話なので、正に、予算制約の話になります。
補足
いつも懇切丁寧かつ的確な回答を有難うございます。 >x + H w = 24 w >となります。すなわち、24時間働き続ければ得られたはずの給料 >H w を購入しているのと等しいわけです。 ↓ >x + H w = 24 w >となります。すなわち、24時間働き続ければ得られたはずの給料 >24w でH wとxを購入しているのと等しいわけです。 という意味でよろしいでしょうか? 確かにそう言われますとそうなんですが・・・。 今ひとつしっくりこないのです。 自分なりに以下に、思うところを述べてみたいと思います。 エンゲル曲線の導出等で出てきますところの予算制約は、予算という限 られた資源があり、これをどの財の購入に振り分けて消費するかという ことだった思います。 ところが、余暇消費ですと、ここで問題になりますのは、時間という限 られた資源をどのように消費のために犠牲(消費財を取得するために労 働するか)にするか、余暇のために使うのかということだと思います。 式で表せば、x/w + H = 24 ということでしょうか。 つまり時間が予算の働きをしているわけですね。 これがこの式の本質であると思います。 そしてこれは、単なる消費xと余暇Hの制約式といいますか、関係式にし か過ぎません。 消費xと余暇Hの係数を価格というのも変ですし、その合計が24という のも意味をなしません。 確かにこれにwを乗じれば、x + H w = 24 w となり、24時間働き続け れば得られたはずの給料24wを予算として、x とH wを購入消費すると いうことも出来るかも知れませんが、そのような解釈をする必要がある のかよく分かりません。 それは、予算制約と言う表現に拘るからのようにも思えます。 逆にいいますと、初めからそのように考えて式を導き出すのは至難の業 のように思えます。 制約式を作った後で、色々変形してみたらそのような解釈も出来るとい う後づけのようにも思えるのです。 以上が私のしっくりとこないことの理由(になってる?)なのですが、 頓珍漢なことになっていることを恐れるところではありますが、ご指導 ご助言の程お願いいたします。
お礼
いつも懇切丁寧かつ的確な回答を有難うございます。 ベンジャミンフランクリンではありませんが、正に「時は金なり」です ね。