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時代劇の日本語
時代劇の日本語に興味があります。使われている言葉は、いつのどの地方の言葉を模倣したものなのでしょうか?あるいは、現代語をベースに何となく古い言い回しと追加しただけの偽物なのでしょうか? 歴史的な日本語といっても、江戸時代、戦国時代など時代によって、あるいは地方によって場合によってはお互い通じないくらい方言の差があったのだろうと想像されます。時代劇を作るときはそれぞれの専門家などがいてアドバイスしていたりするんでしょうか?
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悪く言えば「偽者」の造語です。 いろいろな時代があって、いろいろな地方があれば、それらの組み合わせは、少なくとも何百とおりに及び、劇をやるたびに違う言葉を使うことにすれば、とても困難です。 そこで、一種の約束ごととしての「時代劇用語」が確立したと思われます。家来は武将を「お館(やかた)様」と呼びますが、どの時代でも、どの地方でも同じ呼び方をしていた、とは到底考えられません。 視聴者の中には「親方さま」だと思っている人がいるかもしれませんが、それでもいいでしょう。 欧米の映画でも、発声の方法にそういった「約束ごと」が見られることがあります。
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- tomajuu
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質問者さんのご推察の通りだと思います。 (専門家でもない私ですが・・・。) つまり、 >現代語をベースに何となく古い言い回しと追加しただけの偽物 ・・・と言うことではないでしょうか? 以前、東北を旅した時、バスの中でお婆ちゃんどうしがしゃべってるのを 聞くとは無しに聞いてました。 が、・・・まったくワカリマセンでした! 現代でも、方言の差により「聞き取れない」ことがあるくらいですから、江戸以前、いや、もっと新しく、戦前(第二次世界大戦)くらいまでならホントに時代がかった話し方だったハズです。 時代劇で、当時のままの喋り方(地方・中央係わらず)を再現したら、全く理解できないものとなってしまうでしょう。 おなじ「時代劇」でも、「歌舞伎」「能」などは、「文語調」のセリフまわしで、これはいわば日本国の「共通語」でした。 テレビ等の普及で、全国民が理解できる話し方での時代劇が必要となりました。それでも「地方」の特色を感じさせるイントネーションや語彙も必要。 そんなところから、今の時代劇(変な言い方!)は、「皆が たぶんそうじゃないかな?と思ってる、地方の方言を混じえた、古風な言い方」で作られているのだと思います。 スタッフ名として、「時代考証」や、「方言指導」という役柄のクレジットが出てることもありますので、そういうことに多少は配慮しているのかと・・・。
お礼
ありがとうございます。 テレビ等のなかで一つの方言が生成されていくという現象が面白いと思いました。
お礼
ありがとうございました。やはり私の思っていたとおりのようですね。。。