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プラスチックのゴミ処理方法
家庭か工場から出るプラスチックゴミは、役所が作った焼却炉で 燃やされてます、結果、大気の二酸化炭素を増加させている環境悪化 を招いています。 プラスチックゴミは真空中で熱で溶かしてから冷やして固形化すれば 二酸化炭素を封じこめます。 こちらの地元では、そのようなプラスチックゴミ処理をせずに、 かまーこたねーから、燃しちまえ、すてちまえ、 文句言う市民は無視しろ、 という自民行政、自民系公務員の態度をどう思いますか?
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- homma-mon
- ベストアンサー率60% (17/28)
jkpawapuroさんのご指摘,重要です. 以前,プラスチックゴミを燃やして処分することは,嫌がられていました. 1980年代前半,東京都はプラスチックゴミを「不燃ゴミ」として分別することにしました.これは,プラスチックを燃やしたときに発生する熱量が多いため,焼却炉が傷むほどに温度が高くなるからでした. 1990年代に入って,「ポリ塩化ビニルを含むプラスチックゴミを燃やすとダイオキシンができる」という大騒ぎがありました. しかし,実は,ゴミ焼却炉からのダイオキシンの発生量は,投入されるゴミの中の塩素の量に関係ないのです.1980年代にアメリカで調査された膨大なデーターが示していたのです. 結局,ダイオキシン発生量は,燃やし方の問題であるということがはっきりしてきました. そのポイントはダイオキシン規制法という法律にまとめられました.この為,日本でのダイオキシン発生量はケタ違いに下がってきました. この法律は,ダイオキシン発生を抑えるポイントとして,ゴミを燃やすとき,温度を高く保つこと(その為に,焼却炉は耐熱性の高いものを使うこと),酸素を十分に供給すること,などを定めています. この「温度を高く保つ」ポイントに基づいて,各自治体は焼却炉の耐熱性を高めてきました. しかし,困ったことがあります.生ゴミです.水をたくさん含んでいます.水は火を消すのに使われます. ですから,よく燃えるものを一緒に投入しなければ,焼却炉の温度が下がり,ダイオキシンが発生してしまいます. そこで,油なども燃やすのです.しかし,その油などをわざわざ買ってこなければなりません. ところで,プラスチックゴミは,よく燃えます.油の代わりになるのです.しかも,タダ. これが,jkpawapuroさんのご指摘の背景です.
- jkpawapuro
- ベストアンサー率26% (816/3045)
もし焼却炉にプラスチックを入れなくなると、高い確率で燃やすためのガスの量が多くなります。 無駄に燃やしているようにみえて、実質焼却炉の燃料になっていることが多いのです。 私の地元では一時ペットボトルをリサイクルにまわしましたが、かえって焼却炉のガス使用量が増え環境に悪いということになり、やめました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考にします。
- homma-mon
- ベストアンサー率60% (17/28)
「溶かしてかためる」という方法の問題点は,FUJITUUさんが端的に書いておられます.私も同意見. では,どうすればいいのか. 一つは燃やす方法です.ただ,単に燃やすだけでなく,燃やしたときの熱で水蒸気や電気を起こすのです. ゴミ焼却場が実は発電所だったり,温水プールを併設したりしています. これだけではありません. 面白い方法が2つあって,実際に使われています.どちらも,簡単で,しかも,すごく有益なのです. 一つは,コークス炉にプラスチックゴミを投入します.コークス炉は,普通は石炭を投入して,コークスと,油とガス とを作ります.コークスは鉄鉱石から鉄を作る熔鉱炉に投入されます.このコークス炉にプラスチックゴミを投入するのです. コークスができます.それは,鉄を作るのにつかわれます.油は,石油と同じなので,石油化学の原料として使われます.ガスは,(多分運ぶのが難しいからでしょうが)そのコークス炉のある工場(実は製鉄所)の中で使う様々なエネルギーを生み出す熱源として燃やされます. もう一つの方法は,もっとシンプル.熔鉱炉に直接投入するのです.これで,鉄鉱石(化学的に言えば酸化鉄)を還元して鉄をつくります.プラスチックゴミだけで鉄鉱石を還元するのではなく,従来どおりの石炭由来のコークスも使うのですが,その一部をプラスチックに置き換えるのです. どちらも,プラスチックを化学原料として使っていますから,リサイクルです. コークス炉に投入する方法は,新日本製鉄が北九州,名古屋,君津で行なっています.多分,大分と室蘭でも使っていると思います.ただ,室蘭は新日本製鉄ではなく,その子会社かもしれません. 名古屋のプラスチックゴミは,大きな環境問題を引き起こしました.藤前干潟です.名古屋市はこの干潟にプラスチックゴミを埋める計画を立てたのですが,貴重な干潟を潰してしまうことに対する批判の渦が起こりました.けれども,新日本製鉄の名古屋の工場が,コークス炉にプラスチックゴミを受け入れることになって,問題が解決しました. 熔鉱炉に投入する方法は,日本鋼管(今のJFEスチール)が川崎と福山で行なっています. コークス炉に投入する方法 <http://www.nsc.co.jp/tech/challenge/iron/recycle.html> 熔鉱炉に投入する方法 <http://www.jfe-eng.co.jp/product/environment/environment2122.html> プラスチック処理全般 <http://www.pwmi.or.jp/flow/flow23_big.htm> <http://www.pwmi.or.jp/flow/flame03.htm>
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考にします。
- FUJITUU
- ベストアンサー率31% (35/111)
過熱するのも熱源が必要ですね。熱源は、CO2を出さないと普通は得られません。 また、固形化したプラスチックを何かに使えればいいのですが、使えないならばどこかに埋めるしかなさそうです。するとただでさえ埋め立て処分場は新規に作れない状態なのに、更に埋め立て処分場の容量を圧迫してしまうと思います。 材料別の分別が容易にできれば材料に再利用は可能だと思いますが、経済的な方法で分別するのは容易ではありませんね。自治体の分別ルールだけでも守ることがやっとなのにそれ以上は守れないかも。 プラスチック材料を思いついただけでもこれだけあります。塩ビ、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ABS樹脂、PET、フェノール樹脂、6ナイロン、66ナイロン家庭から出るごみの中からこれだけの分別するのは無理でしょう。 もったいないと思いますが燃やしてしまうのは、止むをえない処置かもしれません。 再利用には多くの手間が必要になるので、出す人の協力(製品供給者も含めて)が必要になります。 以前廃プラスチックを高温で分解して再生油を製造する設備のテストがニュースでありましたが、それ以来本格稼働するというニュースは聞いていません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考にします。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考にします。