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MORSEポテンシャル 波動関数の直交性の問題について
- MORSEポテンシャルの波動関数において、直交性を確かめるために行ったMathematicaの計算で、結果が0にならない疑問が生じました。
- ラゲール多項式の直交性は確認できているため、問題は波動関数そのものにある可能性があります。
- 原因を特定するため、MORSEポテンシャルの論文を調査し、波動関数の式について再確認したいと考えています。
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■R[x,n]の定義式にある間違いその1 ×:Exp(-x/2) ○:Exp[-x/2] ケアレスミスですね。 ■R[x,n]の定義式にある間違いその2 ×:LaguerreL[k - n - 1, k - 2 n - 1, x] ○:LaguerreL[n, k - 2 n - 1, x] モースの論文にある generalized Laguerre polynomials の引数の書き方は、MathematicaのLaguerreLのそれとは違います。MathematicaのLaguerreLの定義は http://en.wikipedia.org/wiki/Laguerre_polynomials#Generalized_Laguerre_polynomials にあるものと同じはずですので、確認して下さい。 ■直交性を確かめるための積分にある間違い ×:R[x,n]R[x,m] ○:R[x,n]R[x,m]/x ポテンシャルをV[r_] := d Exp[-2 a (r - r0)] - 2 d Exp[-a (r - r0)]と定義すれば、rと波動関数R[x,n]の独立変数xと間の関係は x ∝ Exp[-a (r - r0)] のようになります。これを微分するとdx/dr=-a*xになりますから、 ∫R(x(r),n)R(x(r),m)dr =∫R(x,n)R(x,m)/(-a*x) dx ∝∫R(x,n)R(x,m)/x dx より、直交性を確かめるために積分される関数は、R[x,n]R[x,m] ではなくて R[x,n]R[x,m]/x になります。 rの定義域が(-r0,+∞)ではなくて(-∞,+∞)になっている理由については http://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Morse_potential#Adding_a_note_on_boundary_conditions.3F をご覧下さい。-∞<r<+∞なので、0<x<+∞になります。
お礼
ありがとうざいます。 助かりました。