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サイクス・ピコ協定におけるロシアの領土の受け取りの有無について

サイクス・ピコ協定におけるロシアの領土の受け取りの有無について サイクス・ピコ協定でロシアは黒海東南沿岸、ボスポラス海峡、ダーダネルス海峡両岸地域を勢力範囲とすることを約束したと思うのですが、ロシア革命などがあって実際に領土を受け取ったのかいまいちよくわからないのでどうなったか知っている方いましたら教えてください。

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  • DieMeute
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回答No.1

領土の受け取りはありませんでした。 サイクス・ピコ協定でのオスマン・トルコ分割案は戦争に味方として参加していた帝政ロシアを対象としたものです。 しかし、革命により帝政ロシアは崩壊し、後継のボリシェヴィキ政府(ソ連)は講和条約であるブレスト・リトフスク条約をオスマン・トルコ、ドイツ、オーストリア、ブルガリアと結び、第一次世界大戦から離脱します。 ボリシェヴィキ政府(ソ連)はイギリスやフランスにとり敵となり両国はロシアに出兵までしています。 一方、ソ連の方はトルコと1921年3月にモスクワ条約という友好条約を結び平和な関係を強化していきます。 サイクス・ピコ協定のロシアに関わる部分は白紙となったといってよい状態になりました。 そのため大戦終了後、最終的には1923年にトルコとイギリス、フランス他数カ国の間でローザンヌ条約が結ばれ、トルコの領土が確定しますが、ソ連はこの条約には参加しておらず領土の割譲などもありませんでした。

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