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少年のY頭とはどんな髪型?明の時代の少年の髪型の特徴を教えてください。
- 井上祐美子さんの小説『墨匠伝』に登場するY頭(あとう)の侍童の少年の髪型について知りたいです。Y頭とは一体どんな髪型なのでしょうか。
- 検索しても女性や少女の髪型の情報ばかりが出てきて、少年の髪型が分からないのです。みずらという髪型の説明もありますが、明の時代の少年の髪型とは違うような気がします。
- 明の万暦中期を舞台にした小説の中で登場するY頭という髪型の特徴をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
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これですね! 元代梳髻男俑 http://image.baidu.com/i?ct=503316480&z=0&tn=baiduimagedetail&word=%D1%BE%F7%D9%B5%C4%B6%F9%CD%AF&in=24752&cl=2&cm=1&sc=0&lm=-1&pn=17&rn=1&di=37592103&ln=2000&fr=&ic=0&s=0 唐代女子Y髻髪式 http://image.baidu.com/i?ct=503316480&z=0&tn=baiduimagedetail&word=%D1%BE%F7%D9%B5%C4%B6%F9%CD%AF&in=18016&cl=2&cm=1&sc=0&lm=-1&pn=21&rn=1&di=9449992035&ln=2000&fr=&ic=0&s=0 補足: ■そもそも、 侍童は男女問わないか。 Y頭の男は居たか。 を解決せずに写真の探索も無駄かと思い当たって見ました。 侍童(中国では童でなく、[イ+童]。童の新しい字、意味も童と同じ)について。 この語は、中国語詞典、中国の百科事典を見ても、 おそば付きの小姓、男奴隷。 であり、女に繋がる説明はありません。 更に、小史(小役人、婢史)に同じとあり、この時代の役人は男です。 侍は、そばにはべる 童は、未成年の(奴隷的立場の)男女 ですから必ずしも女を排除しませんが、辞書類観察の範囲では男と想定されます。 参考:http://xh.5156edu.com/html5/134001.html http://www.chinabaike.com/dir/cd/S/399406.html 一方、Y頭/Y髻は中国の元代の辞書類では女に限定の解説ばかりです。 古代において婢女を"Y頭"という、頭頂で髪をY形に分けて結う故なり。 昔の女中、女召使、下女、小間使い。 古典の用例を探すと "Y頭の男"の例があります。 http://www.zdic.net/cd/ci/3/ZdicE4ZdicB8ZdicAB302478.htm “Y頭の若者は放蕩し、長い袂の女が翡翠の簪を揺らめかす” “Li4水の南の建平では、Y頭の男の子が一生懸命畑を耕している” などです。 私がここで男と限定するのは、 ル=児 なる文字が使われているからです。 ル=児は現代中国語でも男児。 康煕字典でも、ル曰児、女曰嬰。 としてあることによります。 従って、Y頭の侍童の存在は概ね裏付けられたと言えるでしょう。 他にも宋陸游『舎北行飯書触目』にもY頭の男の例が見られます。
お礼
回答ありがとうございます。 一つにまとめて結いあげた髪型しか見たことなかったんですが、男性でも二つに分けて結う場合があるんですね。 初めて見ましたが、珍しいのかなぁ?? 中国を舞台にした小説はたまに読んだりするのですが、歴史や習俗に詳しいわけではないので、中々イメージができなくて^^;(Y頭という言葉も、この小説を読むまで知りませんでした) 一般的には、侍童=少年ということでいいようですね。 色々調べてくださってありがとうございました。