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著作権法ではクラウドサーバーをどう考えるのでしょうか?
私は普段、CDよりもPCで音楽を聴いています。最近はむしろそれが普通かと思います。 最近は、ローカルのハードディスクではなく、クラウドのサーバーにmp3の音楽ファイルを置き、そこからネット経由で直接「ダウンロードではなくストリーミングで」聞いていています。 もちろん、そのクラウドサーバーは、パスワードさえ知っていれば、どこからでもアクセスできますが、今のところ私しかそのパスワードを知りません。 さて、音楽を自分の彼女と一緒に楽しみたいので、そのサーバーにアクセスするためのパスワードを教えたいのですが、その行為は著作権侵害になるのでしょうか? そのサーバーにアクセスすれば、誰でも音楽ファイルそのものをローカルディスクにダウンロードしてコピーすることは可能ですが、もちろん、それを推奨はせず、あくまでもストリーミングでそのサーバーから直接聴くことを前提にしてます。また、この場合、いわゆるP2Pのファイルシェアのように不特定多数の公にファイルを無償で公開するためにアップロードしているわけではなく、あくまで私自身の個人のサーバーであり、パブリック設定はしていません。 このように、ネット上で同時に違う場所から私と私の彼女が同じファイルに遠隔アクセスして、一緒に音楽を楽しむ場合、理屈としては同じ空間にいて、複数の人が一つのスピーカーで音楽を共有するのと変わらないと思いますが、ただ、この場合、彼女が他の第三者にパスワードを教える可能性もあります。最終的に私の個人サーバーのパスワードが不特定多数の手に渡る可能性も秘めているのです。もしそうなってしまって、私の知らない誰かがファイルをダウンロードした場合、私は著作物をネットで公開し、著作権を侵害したことになるのでしょうか? 或いは、私自身が不特定多数の友人に音楽を聞かせたいという理由で、例えばmixi上でそのパスワードを公開したら、違法行為になるのでしょうか?
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- yuji
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あくまでも、一つの考え方ですが、 「違法である」 と裁判所が判断する可能性があります。 参考URL http://agora-web.jp/archives/1257832.html http://agora-web.jp/archives/1258991.html 日本の法整備が技術の進歩に追いついていないことの一例です。
- precog
- ベストアンサー率22% (966/4314)
まず文化庁のサイトを見てください。あなたの疑問にほぼ答えられるFAQがあります。 ただし、文化庁は行政ですので裁判所は違う判断をするかもしれないし、この法律 (やその解釈) は毎年のようにコロコロ変わります。 後は自己責任です。 というのが結論ですけど一応わたし (法律家ではないです) の解釈も書いておくと >私は普段、CDよりもPCで音楽を聴いています。最近はむしろそれが普通かと思います。 普通とは思わないし、普通だからやってもOKということにはならない。 以下、私的コピーが出来る状況であることを前提に、、、 >もちろん、そのクラウドサーバーは、パスワードさえ知っていれば、どこからでもアクセスできますが、今のところ私しかそのパスワードを知りません。 合法 (公開ではないから) >さて、音楽を自分の彼女と一緒に楽しみたいので、そのサーバーにアクセスするためのパスワードを教えたいのですが、その行為は著作権侵害になるのでしょうか? 合法 (特定の親しい人なら私的利用の範囲) >そのサーバーにアクセスすれば、誰でも音楽ファイルそのものをローカルディスクにダウンロードしてコピーすることは可能ですが、もちろん、それを推奨はせず、 推奨しようとするまいと、結果として誰でもアクセスできる状態になってたら違法。 >あくまでもストリーミングでそのサーバーから直接聴くことを前提にしてます。 ストリーミングであっても公開すれば違法だし、そもそもサーバーにアップしてる時点でコピー。 >また、この場合、いわゆるP2Pのファイルシェアのように不特定多数の公にファイルを無償で公開するためにアップロードしているわけではなく、あくまで私自身の個人のサーバーであり、パブリック設定はしていません。 無償か有償かは関係ない >このように、ネット上で同時に違う場所から私と私の彼女が同じファイルに遠隔アクセスして、一緒に音楽を楽しむ場合、理屈としては同じ空間にいて、複数の人が一つのスピーカーで音楽を共有するのと変わらないと思いますが、 それは勝手な拡大解釈。法律でちゃんとうたわれてないとあなたのロジックは通りません。著作権法を読んだらわかりますけど、複数の人で聞くのはコピーとは全然違うものとして扱われてます。 >ただ、この場合、彼女が他の第三者にパスワードを教える可能性もあります。 可能性がある (高い?) ことを知っているなら明らかに違法。 というか彼女があなたの知らない人に教えた時点で違法かな? どっちが主犯になるかという話なら、うーん、パスワードの管理責任はあなただから、あなたが主犯かな? >最終的に私の個人サーバーのパスワードが不特定多数の手に渡る可能性も秘めているのです。もしそうなってしまって、私の知らない誰かがファイルをダウンロードした場合、私は著作物をネットで公開し、著作権を侵害したことになるのでしょうか? 「知りえたかどうか」で裁判が争われることになるのでは? > 或いは、私自身が不特定多数の友人に音楽を聞かせたいという理由で、例えばmixi上でそのパスワードを公開したら、違法行為になるのでしょうか? もちろん違法。「不特定多数」は違法です。
補足
precogさん、ご回答ありがとうございます。 やはり、判断が難しいのは「パスワード」の公開範囲でしょうね。 どこまでを身内とみなすのか? でしょうね。 >普通とは思わないし これは、認識が誤っているのではないかと? iPodの普及率考えれば自明の理ですね。 また、アップロードした時点で違法行為という違憲もありましたが、その場合のアップロードとはなんでしょうか? 例えば、企業でも個人でもローカルのミラーリングとしてクラウドサーバーは普通に使われていますが、ローカルディスクで扱うデーターが著作権で保護されているものかどうか全てに気を配るのは不可能化と思います。 最近ではPC自体に殆ど保存領域を持たない、クラウドに情報を保存することを前提としているPCも出てきています。 極端に言えばコンピューターがインターネットに繫がった瞬間からアップロードと捉えることもできるかと思います。 やはり、パスワードの公開範囲ですね。ポイントとなるのは。しかし、その場合も非常に曖昧。例えば、私がサーバーのパスワードを私のマイミクに、一人づつメールで教えた場合は「不特定多数に公開した」ことになるのでしょうか? その相手が全員私の家族の場合と、遭った事もないがネット上では「知人」の場合はどうでしょうか? ですから、 >複数の人で聞くのはコピーとは全然違うものとして扱われてます。 この意味は理解しかねます。 それは、まるで物理的に閉じた一つの空間で行う会議と、オンライン会議は「行っている行為そのものが違う」と言っているように思えます。 互いの距離が物理的に遠いから、ネットワークを仲介しているが、行っている行為と目的は変わらないと思いますが。 「共有」とは何か? 「所有」とは何か? デジタル技術の進歩に倫理や法律はまったくついていけてないと私は思いますが。。。というか実際に著作物を作っている身としてみれば、完全に破綻している従来のシステムをどう変えればいいのか悩んでいます。