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統計手法選択の根拠
医療系の論文を読んでいて思ったことです。 統計の手法に関して、なぜその手法を選択したのかが書かれていないのが通常のようです。 たとえば2群の数値データの有意差を求めるのに複数の手法がありますが、なぜ選択の理由を書く必要がないのでしょうか。
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端的に言えば、それで論文が通るから。 その分野では、共通の認識なので、議論の余地はないので。例えば、高速の入り口で「なんで金払わんといかんのや、外国ではタダや」とは感じないから。 なんぞでは、ご満足して頂けないと想うので。 >なぜ選択の理由を書く必要がないのでしょうか。 東京から大阪に行く時に、飛行機に乗るのも新幹線を選ぶのもヒッチハイクも自由です。検定法の選択は、研究者の自由です。 ただ、飛行機のチケットで新幹線に乗れないように、「有意差を出す」ために適切な方法を選択しなければなりません。「有意差」さえあり、適切な方法であれば、それで十分です。 もしも理由を書くとしても、「以下のように検定し、有意差を認めたので本法を選択した」なんぞの下らん文章しか書けません。あるいは、「種々の方法で検定し、ようやく下記の方法で有意差を認めることができた」と無能さを曝け出す・・・・。 A法で有意差あり、Bでは見られない、と場合の結論は、お分かり頂けると想います。 「差は無い」という表現は、「あんなたはヒッチハイクだから辿りつけなかった、飛行機で行ったら」と指摘されると反論できないので間違いです。これは見かけで、本質的に「差はある」のですが。
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