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定期昇給の制度って日本だけのものでしょうか?
今、定期昇給のことがニュースになっていますが、そもそも定期昇給って日本だけにあるものですか? アメリカやイギリス、ヨーロッパの給料体制も同じように定期昇給制度を行っているのでしょうか? 無知で申し訳ないのですが、 仕事の量が多くなり、質が高く重要なものになる場合に給料が上がるのは理解できますが、 それらがほとんど変わらない状態で、何年勤続している、というだけで、同じ会社に入って何年目の人とかなり給料が違うのはおかしいと思ってしまうのですが、定期昇給の元々の意義が理解できません。 教えてください。
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欧米にももちろん、定期昇給制度はありますよ。英語では Automatic pay raise/increase と呼びます。自動昇給制度と いうイメージでしょう。 たとえば公務員では定期昇給が珍しくありませんし、企業でも 大手メーカーの工場勤務者などは、会社側が毎年、業績に応じて 昇給率を決めます。黄金期の GM はそれで成功していました。 定期昇給のメリットは、長く勤めていればいいことがあると 従業員に思わせることにより、社員を長期にわたって雇い続ける ことを可能にします。勤務期間と技能はある程度リンクしている ので、雇用側にも被雇用側にもメリットがあります。 もちろん、長く勤めているだけで技能の高まらない人もいますが、 大きな会社では総体として社員の技量が上がればいいので、結果的に 定期昇給制度がもたらすメリットのほうが大きいのです。 なお最近は、職能を細分化することで、昇進しないと昇給しない 仕組みを導入する職場が増えました。日本と違うのは、「 私は昇給 してもらっていいはずだ 」と社員が考えたときに、昇給を求める書類 ( Letter for pay raise などと言います )を会社に提出するのが 一般的なことです。黙っているのは現状に満足している証拠、という 社会を反映した仕組みと捉えることができますね。
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- gungnir7
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質問者様のいうことは年功序列というものですが、 それはそれで日本の長所であり、美徳だったのです。 俗にいう日本式経営は終身雇用、年功序列などですが、 何が一番美徳かといわれれば平等の概念が発達していることです。 できる人には不満が多かったですが、落ちこぼれもそれなりに救済して意義あるものでした。 そういうものをバブル崩壊で全部壊して、現在の実力主義の社会があります。 できる人には住み心地はいいと思いますが、格差社会になりました。 ご質問者様はどちらがいいと考えますか。 定期昇給はかつての名残といえば、そうですが、 勤続年数が多いほど忠誠心があると評価するのも1つの尺度です。 この辺も日本的かもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございます。 分かりやすいご説明、とても勉強になりました。 自分としては基本は実力社会の方が良いと思いますが、 格差がありすぎるのも問題的ですね。 資本主義か社会主義か、大きな政府か小さな政府か、のようなことですね。 gungunir7さまのおっしゃる忠誠心云々というのは、勤続年数にそういう意義を感じたことはなかったのですが、確かに自分も日本人として理解できるところはあります。 ありがとうございました。<m(__)m>
- tadagenji
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就職が売手市場のころ、よい社員を取るために初任給をアップさせる企業が多くあり、新入社員の給料が上がると、一年前に入社した社員の給与を上げないと同じになる。 この玉突き現象で全ての社員の給与のベースを上げることをベースアップと呼んでいた名残です。 今は、年棒制移行などベースダウンが横行しているので死語に近い。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですか、時世は年俸制の方に流れていっているのですね。 ベースアップですね。 勉強になりました。 ありがとうございました。<m(__)m>
はじめまして、よろしくお願い致します。 定期昇給制度とは、昔年功序列や終身雇用制度があった時代の慣用の死語です。 >定期昇給の元々の意義 上のことが答えです。高度成長期に昇給した人は多く、今のような不況期は昇給が少ないか、ないかどちらかです。 アメリカなど外資系は、年棒制です。 なので、成績(評価)が悪いと前年度より給料が下がります。 プロ野球と同じです。
お礼
はじめまして、宜しくお願いいたします。 回答ありがとうございます。 そうですか、アメリカなど年俸制なのですね。 勉強になりました。 ありがとうございました。<m(__)m>
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、そうですか、欧米にもある制度なのですね。 しかも最近の制度のことまで教えていただき、 物凄く勉強になりました。 誠にありがとうございました。<m(__)m>