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図書館の指定管理者制度
勉強不足すぎる質問内容になりますが… 指定管理者制度を導入することで多くの図書館運営の経費削減ができるとの成果報告があったのですが… 図書館は基本的には無料で、その運営は市民の税金だったわけですよね… 委託することによって運営費はどうなるのですか? 都道府県、市町村からの補助金で賄われるのでしょうか? けれども経費削減の成果がでてる!ということは補助金といっても以前の図書館経営費に比べたら少なくなってるわけで、 けれども委託によって資料購入費等は増加、開館時間の延長→人件費増加 管理を請け負っている側は赤字ということですか? 図書館は基本的に無料ですし、図書館に指定管理者制度を導入する意味がまったくわかりません 何言ってるんだと思われるかもしれませんが、回答よろしくお願いします
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- nobugs
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図書館のように無償の施設では、従来の業務委託のほうが利にかなっていますが、最近の傾向としてはすべての委託で指定管理者制度になっています。 どうも総務省の意向が働いている様です。 コストダウンで一番大きいのは人件費です。 実際に支払われている給与では、パートタイマーレベルの給与ですので、人件費では半分以下になっています。 開館時間の延長でも、給与の差があるので、直営よりも経費は削減されます。
- phj
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指定管理者制度の一番の目的は、民間会社等に管理を委託することによって、競争原理が働いてサービス向上とコスト削減が両立して実行されることです。 役所は予算主義で「来年度予算を削られないためには、今年の予算を使い切る」という体質で、あわよくば予算を増やして自分たちの権限を大きくしようと考えているものです。 民間会社のコストを切り詰めて「利益」を出さなければならない。という発想がないからです。 図書館でも病院でもいいのですが、公的な経営というのはいつもコストに無頓着です。しかし、どれも税金で費用を賄っています。 この税金を無駄にしないために、競争原理を導入して、無駄を省いてサービスを向上させるのが指定管理者制度です。 やり方はまず入札で一定の予算を提示します。入札ですから、一番低い応札金額を提示した業者と指定管理者契約を結ぶことになります。ここで予算の上限より低い金額で応札されることが一般的ですので、税金の無駄使いを省くことができます。 つぎに1年間の管理について、評価が行われます。指定管理者になってサービスが悪くなったと判断されれば、再度入札が行われ業者が入れ替わります。 通常、このような管理の仕事の場合、いろいろな問題点を洗い出し、利益が出る体制を作るのには1年では無理ですので、評価が良くなるように業者はがんばることになります。これによってサービスの向上が図られることになります。 また図書館といえでも比較することが可能です。ほぼ同人口の市町村のほぼ同規模の図書館がほかにあれば、一年間の利用者数を比較することによって、利用者数が多いのか少ないのか分かりますし、指定管理者になってから利用者数が増えたのか減ったのかも評価の対象になります。 このため、指定管理者はさらにサービスに努めることになります。 もちろん、管理運営が利益重視になる業者が出るなど、メリットばかりではありませんが、今のところ概ねうまく行っているようです。