鉄の寿命

質問

鉄は錆びますが、錆びた鉄でも、また溶かしてきれいな状態にできるのでしょうか？
詳しい方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。

回答No.4

雪中庵（@psytex） · ベストアンサー

ウランなどの鉄より重い原子は、核分裂することでエネルギーを出します。
また、水素などの鉄より軽い原子は、核融合することでエネルギーを出します。
ただ、鉄に近いほど安定なので、よほど高温・高圧にしないと反応しません。

ただ、星間物質が集まって恒星となり、燃え尽きて爆発し、という
事をくり返す中で、どんどんそうした反応が進み、最後に宇宙は
鉄だけ（と輻射）になります（さもなくばブラックホールに）。
要するに、鉄は宇宙で最も安定な原子なのです。
地球上で錆びるのは、そうした宇宙の歴史の途中で、たまたま
大気中に酸素が高濃度であってり、水が液体で存在したりといった
特殊な条件がそろっているからです。
（月の土壌の鉄分は錆びないので黒く、火星は大気があるので錆びて赤い土）

地球上で、鉄が錆びるといっても、それは原子としての鉄が変化
したわけではなく、他の原子とくっついているだけです。
だから、錆びた（酸化した）鉄は、炎にくぐらせたりして還元
すれば金属鉄にもどります（当然、溶かしても）。

お礼

ありがとうございました。

補足

今現在使っている鉄製品なども、はるか昔に違うカタチで使われていた可能性もあるんですね。そう考えるとなんとなくロマンです。

回答No.5

notnot

＃２です。
＞橋梁などで、鉄骨の寿命がなどと言われるのは、性格には間違った表現なんですね。

物質としての鉄と、鉄を材料とした建築材料としての鉄骨は意味が違うので、「鉄骨の寿命とは、重さを支えられなくなると寿命が尽きたものとする」と定義したと考えると、比喩表現としての寿命はありえますね。

つまり、先に書いた通り、もともと、無生物には寿命という概念がないので、「ｘｘの寿命はこれこれである」と定義することが出来ます。その定義が世間で広く受け入れられればOKですが、そうでないと混乱する。

パソコンの寿命も、
・壊れて動作しなくなる
・最新のソフトが遅くて使い物にならない
・使えるけど、なんかもう古くさい
など、何通りも定義できます。
この場合、話し相手が「寿命」どういう意味合いで使っているのか確認しないと、話がかみ合いません。

いきなり「鉄の寿命」とか言われると、「それは何ですか？」としか言いようがないです。

お礼

仰る通りです。
ありがとうございました。

回答No.3

potachie

「再生」と書かれているように、寿命になったモノを蘇らせるので、「再生」というんですよね。

「元素」のはなしでいうと、宇宙ができたときには、鉄以上の重い元素もありませんでした。これらは、恒星の命が尽きるときにできます。そして、もう一度、星を作ったときに、その惑星に鉄が存在することになります。
ご自身の体内にある血液の赤は、ヘモグロビンという鉄を含んだ成分ですが、この鉄は、たった１００億年前くらいに寿命になった恒星の中でできたモノです。
ということで、ご自身の血液の中にある鉄原子も、１００億年くらいの寿命だということになります。

お礼

ありがとうございました。

補足

鉄のおかげで生きていられるんですね。

回答No.2

notnot

錆びることを「酸化（酸素と結びつく)」、その逆を「還元（酸素を切り離す）」と言います。
製鉄の時には、鉄鉱石(酸化鉄や硫化鉄など)に石炭とかコークスを混ぜて熱しますが、それらが還元の働きをして、酸化していない＝錆びていない鉄を作ります。

＞鉄には寿命がない、といえることになりますか？

無生物にはそもそも寿命という概念がないです。金属だと、ばらばらになったりしますし、酸化したりもします。エネルギーを投じて、ばらばらになったものを集めて塊にして、酸化した物を還元すれば元に戻せます。リサイクルというやつですね。ばらばらになった物を集めるのが大変ですけどね。なんやかやで、元に戻すためには莫大なエネルギーが必要だったりしますので実際には実用的にリサイクルできない物も多いです。

お礼

ありがとうございました。

補足

橋梁などで、鉄骨の寿命がなどと言われるのは、性格には間違った表現なんですね。

回答No.1

中京区 桑原町（@l4330）

鉄が酸化(錆びる）すると酸化鉄と言います。
そして、鉄を作る鉄鉱石は酸化鉄で出来ています。
だから錆びた鉄から新しい鉄を作るのは困難な事ではありません。

お礼

ありがとうございました。

補足

朽ち果てた鉄でも再生できるとすると、鉄には寿命がない、といえることになりますか？