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ロゼのシャンパンにオリ?
1990年、アンドレ・ボーフォールのロゼドゥーを放置していました。 気づいてボトルを見てみると・・・、 なんと、無数の白い浮遊物が舞っているではありませんか! シャンパンにオリって出るんですか? ボトルを立てて1時間ほどおいてみると、 少しはオリらしきものは下に沈みました。 ロゼの場合、タンニンとの問題もあるのでしょうか? 調べても、調べてもわかりません。 知っている方がいらっしゃったら教えてください。
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ムーやビオディナミでより澱が出やすいと言う事はありますし、一般的な澱より、酒石酸結晶がでやすいです。 また、この様なロゼシャンパーニュは日光や蛍光灯などの光に弱いです。90年のワインなのでそれも含めやや気になります。 基本的に味に変化はありませんが、大きくなると飲んだ時に口に残るので気持ち悪いです。 澱抜きはシャンパーニュは難しいのですが、一般のワインと同じように移し替えはするべきではないですし、炭酸ガスのせいで舞い上がる事もあります。 60度ぐらいに斜めにして澱が沈むのを待ってから静か抜栓して静かに注ぐぐらいですね。立てておくより斜めの方が良いです。 急激に泡立つ様な事をしなければめちゃくちゃに舞い上がる事はないです。 あと、グラスに注いだ時に入ってしまったら沈むのを待つ事ぐらいですね。 炭酸ガスで舞い上がる程度の大きさなら、シャンパーニュ自体の泡で口に入っても気付きにくいです。
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- mouton1973
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某ホテルのソムリエです。 白でもロゼでもシャンパーニュでも澱はでます。 どのワインも澱は出るのですが瓶詰め前に澱引きをします。 高級ワインはその特徴を損なわない為にほとんどフィルターを使わないので大きく固まる前の沈み様のない小さな澱が残っているので、フィルターでろ過した物より出やすくなります。 特にフランスのワインならブルゴーニュ、ボルドー、シャンパーニュ、ミュスカデ辺りの物は、その地域の醸造方法の特徴として澱が出やすいです。 また、ボーフォールのドゥーならエキス分も多いので酒石酸が大きく結晶化する前の物かもしれませんし、たんぱく質かもしれません。 どちらにせよ、エキス分の多い物や、フィルターなどを使わず本来の醸造を大事にしているワインによく現れるものです。 酒石酸等はノンフィルターのワインなら、ワインの温度が13度以下に下がった時に現れやすいです。
お礼
大変、参考になりました、ありがとうございます。 シャンパンでの澱は初めてでした。その上、ボーフォールで起こったので、ドサージュが果汁だから?、有機農法だから?、と色々考えているうちに、せっかくのシャンパンが悪くなってしまったのかと不安を感じておりました。 このような不安を引き起こさないためにも、温度・湿度ともにきちんと管理しておく必要があるんですね。
補足
瓶を開けてみなければわからないとは思いますが・・・ 多くの場合、味に変化は生じているのでしょうか? また、澱がグラスに入らないようにするための良い方法があったら、教えてください。
- asebi-0806
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<シャンパンにオリって出るんですか? 出ますよ。 古い赤ワインにしか出ないと思ってる方も多いですが、白ワインでもボジョレーでも「おり」は出ます。 かつて、シャンパンは濁っているのが当たり前の飲み物でした。 グラスに注いで澱が沈むのを待って、そっと上澄みだけを飲んでいたのです。 そのシャンパンの澱を取り除く「澱引き」の方法を考案したのが、かのヴーヴ・クリコだそうです。 澱は良いワインの証し、と言われます。まあ実際はそうとも言い切れないですが。 いずれにしても澱はワインを作る工程やその後にできる自然な成分の結晶ですから、そっと沈ませてお飲みください。
お礼
ありがとうございました。 早めに飲んでみることにいたします。
お礼
暗がりに放置していたので、光の心配はほとんどないのですが・・・ 何はともあれ、悪くなっているのではなく、酒石酸結晶の可能性大なんですね、よかったぁ~。 近く、飲んでみることにしますが、口当たりが残念なことになるかもしれませんね。ご意見いただいたように、立てておくのではなく「ナナメ」に静かに置いて、プラス茶こしを通してグラスに注ごうかと考えてます(笑、金気臭くなりますよね)。 シャンパンの製造方法と澱の関係、素人の“多分”が“やっぱり関係あるよね”になったこと、手前味噌ですが嬉しかったです。ありがとうございました。