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系の自由度
勉強してきたのですが言葉だけだといまいちピンとこなくて理解できませんでした。 どなたかわかる方、教えてください。 系の自由度を規定する式はF=C-p+2で与えられることはわかりました。 1成分1相の場合で自由度2つまり2個の状態量で記述できるもの。 2成分1相の場合は自由度3で状態量に加えて1成分の割合を規定すればよい。 1成分2相の場合(気相、液相共存)は自由度1。温度を決めれば飽和蒸気圧 水の相図を例にしたときの実例を教えてください。 お願いします。
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2成分系でよく見るのはペンタン―ヘプタンの系ですかね。 これは、ちょっと言葉のみで説明するのは骨が折れるのですが P=1atmと決めたときに、縦軸:温度T、横軸:ペンタンのモル分率χとする相図がかけます。 これを利用してP=1atm、T=353K、ペンタンの分率=0.2 ここまで決めて、初めて状態というのは1つに定まるわけです。 (この場合は、ペンタンもヘプタンも両方がすべて気相になっている状態です) 分率が決まらなければ、同じ圧力と温度でも違う状態をとることがあります。 ちなみに、ペンタンの分率が0.8とか0.9とかになりますと 同じ圧力と温度であっても、ペンタン、ヘプタンともに液相にいきますし、分率が0.7あたりだと気液共存の状態です。 参考URIに、2成分系の相図について解説しているページを載せておきます。 二硫化炭素―ベンゼン系ですが、これもよく見る成分系です。
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- okormazd
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- lialhyd
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水を、ということなので2成分系の話はできませんが1成分系の話だけでも。 自由度とは、その状態で独立に変化させられる変数がいくつあるか、ということだと解釈していただいていいかと思います。 2相(気液共存)だと、たとえばP=1atmと決めてしまうとその他の変数はすべて自動的に決まりますよね。 T=373Kです。 ですが、1相(気相のみ)だとすると P=1atmと決めたとしても、状態がただ1つに決まりません。 T=400Kの状態もあるだろうし、T=500Kの状態もあるだろうから。 つまり、PとTの2つを決めないと、状態がただ1つに決まらないということで自由度2なのです。
補足
ありがとうございました!! 1成分系についてはよく理解できました。 ちなみに水だと2成分の話はできないとおっしゃいましたが 実例をあげるとどのような状態か教えていただけると嬉しいです。