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ホルマリン
『ホルマリン』は『中性ホルマリン』とは別物ですか? 中性ホルマリンが必要なのですが、今手元にあるものに『ホルマリン』と表示されています。
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1点だけご確認ください. 10%ホルマリン溶液はリン酸bufferで調製しますが,そのリン酸bufferを蒸留水で調製したものと,生食で調製したもの(PBS)と使い分ける場合があります. 指定がありますか? なければ蒸留水の方でよろしいかと思います. ウチの会社のレシピは以下のようになっています(10L調製). 1)リン酸二水素カリウム(KH2PO4)…25g 2)リン酸水素二ナトリウム12水和物(Na2HPO4・12H2O)…170g 3)ホルマリン原液…1000mL 1),2)を蒸留水(水道水でも可)にきちんと溶解させて5~7L(だいたいでOKです)とする. その後,3)を加える. 最後に蒸留水(水道水でも可)を加えて全量を10Lとする. 余談ですが,ウチでは他の固定液との混合をさけるために,1%エオジン水溶液を数滴たらしてわずかに赤くしています.固定の浸透力に対するエオジンの影響はほとんどありません. 1),2)が上記と水和物の数などが異なる場合,水以外のmol数が大体同じであればOKですから,計算して求めてみてください.
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- grumpy_the_dwarf
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ボトルを開けるまで酸化しない保証はありません。水も空気も光も、 酸化を促進するでしょう。 用途が不明だったのでどう回答しようか悩んでいましたが、組織標本 の固定でしたらoolong tea13さんの回答どおり、緩衝ホルマリンを使 うのがセオリーです。長期保存しても組織の劣化が少なくて済みま す。 レシピは結構いいかげんで、本によっていろんな濃度が書いてあった りするんですが、私はリン酸の最終濃度 1/15M を推奨します。理由 は簡単、この濃度のリン酸緩衝液はインスタントの粉末が市販されて るから。
お礼
えっ!! インスタントの粉末が売ってるんですか!! 簡単ですよね・・・インスタント・・・・。 予算があるようなら検討したいと思います・・・ ありがとうございました。
- oolong_tea13
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こんにちは. それはおそらく10%中性緩衝ホルマリン溶液のことだと思います. ウチの会社では,組織等の固定にホルマリンを用いる場合,10%中性緩衝ホルマリン溶液を用いており,ホルマリンを希釈する溶媒として,リン酸bufferを用いています. リン酸bufferは蒸留水で調製しますが,ご存じのようにかなり細かくpHを設定できます.組織等の通常固定であればpH=7.4くらいが妥当かもしれません. ちなみにウチの会社では,リン酸bufferで調製したホルマリンの使用期限は1ヶ月と定めていますが,予備検討などに使用されるのであれば,2~3ヶ月くらいは持つ(若干においがやわらぎますが)ようですよ.
お礼
回答ありがとうございます。 組織の固定に10%ホルマリンを使用するのです。 では、リン酸バッファーを用意しなければならないのですね? リン酸バッファーを調製したことないのですが、簡単に出来ますか?
- grumpy_the_dwarf
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ホルマリンはだんだんと酸化してギ酸になります。ギ酸がどんどんで きると酸性になってしまうので、使う時に困った副作用を生じること もあるでしょう。それで、ギ酸を中和してやって中性を保つようにし たのが「中性ホルマリン」です。普通のホルマリン溶液に炭酸カルシ ウムの粉末をぶち込んで一晩くらい置いておけばオッケーです。
お礼
回答ありがとうございます。 >ホルマリンはだんだんと酸化してギ酸になります。ギ酸がどんどんできると酸性になってしまう 開封後、だんだんと酸化していくということでよろしいのでしょうか? ということは、未開栓のホルマリンなら、「中性ホルマリン」ということでよろしいのですか? ちなみに、10パーセント中性ホルマリンが必要なのですが、ホルマリンって何で希釈したらよいのでしょうか?蒸留水などで問題ありませんか?
お礼
指定など書かれていないので、蒸留水で良さそうです。 詳しく教えていただいて、非常に助かりました。 どうもありがとうございました。