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「貴様」って言いますか、言われますか。
日本語を専攻している中国人の大学生が、卒論を書くにあたって、「アンケート調査」の依頼を受けました。 その項目の中に、 ・話し相手を「あなた」「君」「お前」「貴様」「あんた」「てめえ」と呼ぶとき、それぞれどんな気持ちがしますか。 という質問がありました。 同じく、そのように相手から呼ばれた場合はどうですか、という質問もあります。 私個人の感覚としては「貴様」はもう死語ではないかと思うのですが、みなさんはいかがですか。 「貴様」と言われたことのある人、あるいは相手を「貴様」と言ったことのある人、老若男女を問わず、そのときの気持ちを教えてください。 また、この言葉を使ったことのない人も、その理由を教えてください。
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- Akiko_H
- ベストアンサー率26% (42/159)
#6の者ですが、「貴様」を使うか否かで補足です。 使うとしても「言葉遊び」のレベルですね。言われた事も、これも相手も冗談半分でした☆ あとは趣味で書き溜めている短編で用いる位です。 個人的には「あんた」と呼ばれるのが性に合わないです。(格の上下関係なく「お前」の方が何となく温かいと感じます。)
- mujinkun
- ベストアンサー率16% (336/1986)
私もよく使います(女ですが)。 ふざけて。 友達と話していて、けなされた時に「貴様にいわれたかないよ」とか、「貴様ら!用意はいいか」とか。 あくまでも、ノリで、ふざけてですけど。 だから私の中では「生きた言葉」ですし、子供向けアニメなど(遊戯王とかワンピースなど)でもよく出てくるので、息子もよく遊びで使っています。
お礼
「子供向けアニメ」に登場するとは思いませんでした。新たな発見!私自身は言ったことも言われたこともないのですが、女の人でも使うんですね。(これも発見!)「ふざけて」ってところが大事かな。新しい視点をありがとうございました。
- Eivis
- ベストアンサー率29% (1122/3749)
「貴様」が一番使われた時代は第二次大戦の最中、陸軍より主に海軍で使われた用語で戦後は昭和20年後半で廃れたと思います。 戦時中、少年雑誌の表紙を飾る雑誌の絵の「七つボタンの桜に錨」の予科練の服に憧れた少年たちは、普段の会話の中で「お前」と 『貴様』は、ほぼ同様に使われ『貴様と俺とは~』で有名な言葉になった『同期の桜』の歌詞の唄の影響が大きかった筈です。 昭和20年代後半朝鮮動乱の頃には予科練帰りの愚連隊も次第に正業につき、不良言葉でも『てメ~ェ』が多かった気がします。
お礼
そうですか、廃れたのは昭和20年後半ですか。年代的な変遷とその理由がよくわかりました。ありがとうございました。で、「廃れた」ということは、最近Evisさんは「貴様」を使ってないと解釈していいんですか。いいんですよね?
補足
Eivisさんご本人は、この言葉を使いますか。現在の話です。
- Akiko_H
- ベストアンサー率26% (42/159)
こんにちは。「貴様」は人を敬う言葉なんですよね。 無二の友人や好敵手など、お互い気の置けない、かつ1目置いている相手に対して用いる言葉だったと思います。(ですから、初対面の相手に「貴様!」と言うのは可笑しいんですよね、厳密には) 「お前」は御前から来ていて「あんた」よりきつい呼び方に思えますが後者より、相手を敬った言い方だそうです。 「てめえ」は手前。自分の事を指しますね。「てめえの面倒も見られねぇのに…」等は自分を謙っていたものだったのが、いつしか相手に対しても用いられる様になったとか。他にも「殿」より「様」の方が格上であったり不思議なものですね。
お礼
ありがとうございました。たしかに「貴様」は「あなた様」の意味から来ているのでしょうが、今は変わっちゃいましたよね。敬うのではなく、蔑称になっている……。Akikoさんは使いますか?
- monkichihaha
- ベストアンサー率29% (181/613)
私、祖父が佐賀県なんですが怒る時「きさん!なんばしょっとか!」なんて言われました。きさん=貴様ですね。#2さんのお近くかもしれませんね。 「貴様」確かに「死語の世界」かもしれないですね。 軍歌「同期の桜」には『貴様と俺とは同期の桜』なんてフレーズがあります。 てめ~、お前、おめ~等は庶民レベルの言葉なのかもしれないですね。(あくまで関東地方として) 戦時中などは御国のために、変な言い方だけどランクがあがる訳ですよね、兵隊にとられると。 それで「貴様」とお互いを呼び合う。 うちの祖父も満州に行った軍人でした。 あくまでも私の考えです。
お礼
やはり「戦前の軍隊用語」から来ているのかも……。ありがとうございました。今の若い人たちも佐賀県あたりでは「きさん!」使うんでしょうか。
補足
monkichihahaさんご本人は、この言葉使いますか。
これはだいたい、戦前までの、主に軍隊の用語でしょうね、「貴様と俺とは同期の桜」。 従って、いまやこれは、 「おのれ貴様、ただではおかん!」 といった文脈(古風な表現です)、もしくは、親しい間柄で、面白がっていう言い方、 という事になります。
お礼
なるほど~~。軍隊と関係ありそうという印象は抱いていましたが、「同期の桜」、確かにそうですよねぇ。古風だし、時代がかっている感じもしますね。ありがとうございました。
- ivallo
- ベストアンサー率29% (63/215)
貴様とは、もともと、貴族の「貴」に、お偉い様に使う「様」を当てている通り、これは、立派な敬語のつもりです。昔は敬語として意味をなしていたかもしれません。 ですが、ですが、ですよ。お偉い様はいつでも、年貢を取り立てにきたり、ただ、威張っているだけで、迷惑な存在でした。で、そんなときに、皮肉たっぷりに「偉そうにしてるけど、おまえなー!」って使うわけです。 というわけで、心の中では「貴様!おまえが悪いんだ」とか思っていながら、口では「すいませでした」とか言っているわけです。
お礼
「貴様」は本来「あなたさま」のはずですよねぇ。いつ変わったのか。年貢の取りたてのお話、説得力ありますね。
補足
ivalloさんご本人は「貴様」って使いますか。言われたことありますか。
よく使いますよ。ただ「貴様」ではなく「きさん」という感じですね。 (方言としてですが,もちろん相手に対して「お前(おめえ)」より強く言う時に使います。)
お礼
「きさん」という言葉、初めて聞きました。もしお伺いしていいのなら、どのあたりの方言なのか教えてください。(大雑把なところで結構ですので) 「おめえ」より強いというのは、軽蔑のニュアンスが強いとか、見下した感じとかが強いかいうことですか。「おめえ」も、もしかして地方によってニュアンスの違いがあるかもしれませんから。補足お願いできたら嬉しいです。
- kawakawa
- ベストアンサー率41% (1452/3497)
現在,一般社会で「貴様」と呼ぶ,或いは,呼ばれるとすれば喧嘩という特殊な状況以外においてはないのではないかと思います。 つまり,呼ぶときも呼ばれるときも「憎しみ」「怒り」といった感情を持っているでしょうネ。 かつては,互いに呼び合う言葉であったのが,何時の頃からか相手を侮辱したりする際に使うものに変わってしまったのですネ。 以上kawakawaでした
お礼
ありがとうございました。私も使ったことないのですが、kawakawaさんは、「喧嘩という特殊な状況」のとき、「貴様」を使いますか。死語としてしまっていいと思いますか。
お礼
補足ありがとうございました。前の方も「ふざけて」だし、Akikoさんも「言葉遊び」、「冗談半分」。これはやっぱり、マジで言ったら喧嘩かな。