あけましておめでとうございます。
> 日本人は話をするとき舌がそれほど動いていないと思います。
というような誤解が、一般に結構あるようなのですが、
一応アナウンサーから発音指導を受けたり、言語学の音声学・音韻論に取り組んでいて、現在英語圏に住んでる者としての意見です。
★ 日本語(共通語)の発音を明確にするには、唇をあまり動かさず、舌をたくさん動かす。
例えば「ウ段」は、正式な発音では唇を丸めない。
「イ段」は、唇をそれほど横に開かない代わりに、舌の位置を上に持ち上げる。舌の持ち上げが足りないと、東北弁的な「イ」、または英語の/I/(bill等のi)のような音になってしまう。
実際、アナウンサーのような日本語の発音のうまい人達は、唇をあまり動かしていないのがわかると思います。舌をうまく動かしてるのです。
> 外人は舌が疲れないのでしょうか?
これはもしかして、英語の授業で、thは舌を噛むとか、vは唇を噛むとか、rは舌を巻くとか、そういうことを習った影響でしょうか?
これはあくまで初級者に、日本語に馴染みのない音を強調するために、大袈裟に表現してるだけにすぎません。
慣れてくれば、thは舌なんて噛まなくても、vは唇なんて噛まなくても、rは舌なんて巻かなくても発音できるようになります。
何語の発音が一番舌の筋肉を使うか、ということは知りませんが(最近はテクノロジーが発達してそういう研究もできるかもしれません。)、
単純に、日本人は日本語に慣れてるから、外国語の音が大変そうに感じるだけでしょう。外国人からしたら日本語にも難しい音が結構あるらしいですよ。