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ポンペイの遺跡の壁画からローマ人はすでに3Dの絵画表現を行っていた!
ポンペイの遺跡の壁画からローマ人はすでに3Dの絵画表現を行っていた!というのを 5月22日のラジオのニュースで聞いたのですが、詳細のわかるページなどありましたら教えてください。
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えーと、絵画における3次元的表現ということですが、これ自体は、洞窟壁画の 時代からあります。もう少し高度な立体表現ということで、短縮法も古代エジプト にあるし、斜投影も古代ギリシア美術ですでに確認されています。これが斜投影というもので、このレベルなら、恐らくギリシアにもあったと思われます。 推測するに、ご質問は「ローマ人は一点透視図法(線遠近法)を使った絵画表現を 行っていた!」ではないでしょうか? 結論から言えば、Yes とも No とも言えるんです。 確かに、ポンペイの壁画の中には、一点透視図法を用いて描かれたものが確認 されています。 しかし、こういったものは例外的なもので、恐らく偶発的なものと考えられています。 大抵が下の壁画に見るような、一点に集中せず、線対象的に稜線が集中する 遠近法なのです。そういうわけで、ローマ人は線遠近法を知らなかったとほぼ考えてよいと結論 付けられています。 他に色々。 http://www.jhauser.us/pictures/history/Romans/Pompeii/index.html
お礼
kequさん上の補足で呼び捨てにしてしまってすみません。 サイトを教えていただいてありがとうございました。
補足
私も大学時代にローマ人は部屋を広く見せるために壁に奥行きのある風景画を描いていたということを聴講した記憶があるのですが。 この質問の元は↓のニュースだということですが。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/3044421.stm 私も新発見ではないような気がします。kequのご指摘どおり一点透視図法の前段階だとおもうのですが。