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江戸川柳「伺(うかが)いの上で家老は胴につき」の解釈
先日(12月12日)の毎日新聞「余録」に、江戸時代には12月13日に煤払いが行われ、終わった後、胴上げが行われたとの話があって、次のような一節がありました。 ▲「御つぼねはそっとそっとの十三日」の川柳の通り、元は江戸城で始まったすす払いとあって胴上げは大奥でも行われた。「伺(うかが)いの上で家老は胴につき」と、武家の家老も胴上げされ、悪くすると「奥家老打ち身で引いた十四日」となる この中の「伺(うかが)いの」という川柳についてですが、 1 まず、「家老」は、「江戸時代、大名家などで表向きの政務に携わった」表家老に対すして「江戸時代、大名の家で奥向きの事柄を取り締まった家老」である「奥家老」(次の句にもありますね。ちなみに引用は『大辞泉』)と解しましたが、それでいいですよね。 2 次に、「伺い」は、その「家老」が、自分が「腰につ」いてもいいかどうか、まず将軍にお伺いをたててから参加したと解釈しましたが、合っているでしょうか。 3 最後に「腰につき」ですが、単に胴上げへの参加と考えてよいのでしょうか。 4 それから、ついでですが、「打ち身で引いた」の「引いた」は、胴上げで床に落ちた(落とされた?)奥家老が仕事ができないので奥家老職を引退したという解釈でいいのでしょうか。 あれこれと尋ねましたが、よろしくお願いします。
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1。家老 = 家臣のかしら 2。伺い = 家老に聞く 3。胴につく = 胴上げする 4。引く = 仕事を休む(忌引き「家に不幸があって仕事を休む」など参照) ご家老に「ご家老様を胴上げいたすが、よろしゅうござるか」と伺いを立てられたので、(日頃の恨み思い知れとばかり、めっちゃくちゃにされるのを覚悟で、ままよ、年に一度のことじゃ、いたし方あるまい、と)ご家老は胴上げに応じる という解釈はどうでしょうか。
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- wild_kit
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私はこの伺いを、「神仏に祈り宣託を乞うこと」だと感じました。 胴上げで落とされることを予感してそうしたものにすがり、ビクビクしながら胴上げに向かう・・・本当はどうなのでしょうね??
お礼
早々にご回答をいただいていたのに、お礼が遅くなり申し訳ありません。回答ありがとうございます。 なるほど、そういう解釈も考えられますね。参考にさせていただきます。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 4は、なるほどと思いました。「引退」では、ちと大げさだとは感じておりました。「早引き(早引け)」なども同例ですね。 ありがとうございました。