マルチパスで通信速度は向上しますか？

質問

無線LANによるマルチパスの干渉についてお聞きしたいのですが、室内環境で、無線LANを使用する場合、マルチパスにより、通信速度の低下が発生することがあるのはわかるのですが、
逆に通信速度が向上することはありますか？

私の考えでは、マルチパスにより、複数の経路を通ることにより、受信機が複数の電磁波を受信する。
そのとき、直接波と反射波が干渉し、通信速度が低下すると理解しています。
ここで、干渉は反射波の波長が半波長ずれたときに、波が打ち消しあうために発生するということなので、反射波が、直接波と位相差0のときは、逆に波が強くなり、通信速度の向上がみられるのではないかと考えています。

よろしくお願いします。

回答No.2

ebisu2002 · ベストアンサー

> 反射波が、直接波と位相差0のときは、逆に波が強くなり
確かに強さはそうなる可能性があると思います
しかし強さと通信速度は比例せず、通信が成立するに充分必要なレベル以上に強くなってもかわりません
向上する可能性があるとすればシングルパスでは強度が足りないほど離れた場所で、反射波ルートが一定で常に位相がそろうなどの条件の場合でしょう
一般的に低電界となる距離でマルチパスとなれば位相は乱れているのが普通でしょうから、この条件を安定して継続するような環境となることはかなり少なく、これによる通信向上に期待することはできません

回答No.1

maccha_neko

現実のマルチパスではそこまで都合良くはいきませんけど，意図的に設計してやれば強めあうことはできます．
TVアンテナで良く知られている八木アンテナも位相差の利用ですし，フェイズト・アレイレーダーのアンテナもその考え方の延長ですよね．