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中世の悪党について
友人に、中世の悪党について尋ねられましたが、自分には説明できませんでした。 悪党とは何なのか、代表的な本は?また、どのサイトを調べたらよいかなど、ご存知でしたら教えてください! お願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
中世の悪党というのは、荘園領主や幕府の支配化に属さない人々(主に武士)のことです。楠木正成もその一人です。 代表的な本と言えば、中村直勝氏の『荘園の研究』と石母田正氏の『中世的世界の形成』、松本新八郎氏の『中世社会の研究』です。 中村直勝氏は、悪党を単なる山賊・強盗と見做さず、その歴史的意味を追究した最初の研究者です。 石母田正氏は、悪党の行動の倫理的頽廃性により、ついに社会を動かす勢力にはなりえなかったと、消極的な評価を与えたのに対し、松本新八郎氏は古代政権を打倒した真に革命的な勢力であると積極的な評価を与えています。 サイトについては、下記のものぐらいしか知りません。
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- simox
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回答No.1
鎌倉後期になってくると、荘園領主の支配力がゆるみ、荘園現地の監督を行う荘官や地頭が、自ら土地・農民に対する実効的支配を行おうとして 年貢収納権等を侵害しようとします。 この侵害は、地縁的つながりをもった地頭や土着の武士集団が組織的武力集団として行うため、荘園領主は自力でこれを排除することができません。 荘園領主はこれを朝廷へ告発することをもって幕府による討伐を求めることになります。 このような武力集団を「悪党」と呼称した、ということではなかったかと思います。
質問者
お礼
そうでしたか! ありがとうございます。助かりました。 さっそく友人にメールで伝えてあげたいと思います!!
お礼
さっそく教えて頂いたサイトを訪ねてみました。「悪党について」というサイトもあるのですね☆他にもあるのか探してみます。 本を書いた方によっても見解が異なるのですね。なんだか自分も悪党について興味が沸いてきました。 ありがとうございました!