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鳩山由紀夫、小沢一郎の独立心の背景は?
- 鳩山由紀夫と小沢一郎の独立心の背景について知りたい。
- 日米関係やアジア重視などの要素が彼らの独立心に影響しているのか。
- また、小沢一郎の人権感覚についても知りたい。
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回答がないようなので、小沢氏のことはよく知りませんが、独立心についてちょっと書かせて頂きます。親米か反米(あるいは非親米)かということと独立心とは無関係ではないでしょうが、独立心に関しては他にも考慮すべきがあるでしょう。 第一に、大部分の日本人は、アメリカを自分のパパだと思っており、そこには甘えがあります。反米の人も同じです。日本が他国から攻撃された時に、アメリカが反撃してくれる可能性について、ほぼ全ての日本人は過大評価しています。日本がフィリピンとの間に日米安保に似た条約を結んでいたとして、フィリピンが中国から核で攻撃されたら日本は中国を攻撃するでしょうか。大抵の人は気が進まないでしょう。同じように、アメリカも気が進まないのです。日本を見殺しにしたらアメリカの国としての信用が失われると言う人もいますが、そのことと、核ミサイルで自国が攻撃されて数百ないし数千万の国民を死なせることのどちらをとるかは明白でしょう。ここで最も大事なのは、大方の日本人はアメリカの身になってアメリカの行動を予測するという思考をしようとしないことです。親が我が子の身になってものを考える能力は、子供が親の身になってものを考える能力よりずっと上でしょうが、これは、日本人が自立していないことの表れなのです。 60年安保もそうですが、日本の反米的運動の多くには甘えが含まれております。多分、この運動の参加者の大部分は、自分がアメリカを敵に回している、自分はアメリカに憎まれてもおかしくない、といった自覚が希薄だったはずです。親に暴力を振るう子供は、暴力を振るったからといって親が自分を憎むとは必ずしも考えないでしょうが、アメリカが日本を防衛する意志を過大評価することも、アメリカに憎まれるという自覚の希薄さも、変に相手を信用しているという点でこういう子供と同じで、それはむしろ独立心の欠如を表すものです。親米と反米の違いは、多くの場合、自分のパパが好きか嫌いかという違いでしかありません。 第二に、最近はあまり目立ちませんが、かつて、反米の人はソ連、中国、北朝鮮にべたべたしたがる傾向がありました。こういう人達が単に政治的方便としてこれらの国々を持ち上げているのなら良いのですが、そうではありませんでした(例えば、あるジャーナリストは日本人の発言を疑う能力はあるのに、中国国民の発言は全て真に受けて騙されました)。個人の中には立派な人がたまにいてもおかしくありませんが、国というものはそれほど立派ではありえないのに、そういうものをいい年をした大人が己の権威にしたがるのは、独立心に重大な欠陥がある証拠です。それが国ではなくて国連でも同じです。 米軍や米兵による事故や事件によって日本人が犠牲になることがたまにありますが、日本はそれに過剰に反発する傾向があります。そういう時に、アメリカ政府が誠実に対処しようとしているのか、それともいい加減な態度をとっているのかを冷静に見抜こうとしません。こういうところに日本の未熟さがよく表れております。自立した大人同士の対等な関係になっていないのです。戦後の日本は全体が甘ったれた社会なので、そういう己の姿を客観的に眺められるレベルにまでは到達しておりません。人間が独立していないのに国が独立することなど当分不可能でしょう。日本が独立することは、普通考えられているより遙かに困難な課題なのです。
その他の回答 (1)
- hamakkotarou
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独立心、自立心があるというのはたぶん行動に現れていると思います。 たくさん手下を引き連れなければ相手と対峙できないとか,大きな声を 出して自分の都合の良い方向に持っていこうとか、後だしじゃんけんを するなどという行動が何を意味しているかがわかるようになれば その人の成長度合いが導き出されると思います。 独立心や自立心がある人は自分を自分で育てようとしていると思います。 そして周りの人の成長の助けとなるような手助けだけをするでしょう。 また、自分だけが特別だと思っていないはずです。
お礼
回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。
お礼
回答ありがとうございます。 <<人間が独立していないのに国が独立することなど当分不可能でしょう>>--やっぱり新政権に独立外交を求めるのは無理でしょうかね。