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灯油の燃焼

灯油を燃料とした石油ストーブについてですが、なぜ煙が出ないのでしょうか? 普通に布などに灯油を染み込ませて着火した場合には黒い煙がモクモク出てくるのですが、石油ストーブに着火した場合には出てきません。 また、石油ストーブの電池が無い場合にはよく上の部分を持ち上げて芯の部分に直接点火しますが、持ち上げている時には不思議と煙がモクモク出てきます。 詳しく知りたいので、ご存知の方がいらっしゃいましたらお教え願います。

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  • burahuman
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回答No.2

空間の少ない燃焼筒によって炎は縦に引き伸ばされその面積が大きくなり更に筒には穴が数多く開いていて炎の大部分に十分な空気を送ることが出来ます。 燃焼の上昇気流で空気を吸い込む訳ですね。 ところで筒を少し持ち上げると不完全燃焼がおこる原因ですが下から空気が入るために筒の穴からの空気が減り、結果炎に十分な空気が送れず不完全燃焼になるのです。芯で発生した炎の量が同じならそのまま燃やすより縦に長く引き伸ばした方が空気と触れる面積が大きくなります。 炎が上昇する筒の狭い隙間と無数の穴、縦に引き伸ばされた広い面積の炎、これに十分な空気を当てる、と言う事がポイントで筒が赤熱すればガスの燃焼が更に良好になり益々キレイに燃えるのです。

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noname#100814
noname#100814
回答No.3

 No.1です。  私は古い石油ストーブの取説に書いてあったチムニーという名称をそのまま使いましたが、 今では、No.2さんがおっしゃるとおり、燃焼筒という名に統一されているようです。

noname#100814
noname#100814
回答No.1

>上の部分を持ち上げて  その上の部分が黒い煙を出さなくする仕掛けなのです。  黒い煙の正体は、灯油が完全に燃焼できないときに成分元素のひとつである炭素が炎の中に出てきたもので、スス(煤)と呼ばれています。  普通は黒い煙を出さずに燃えるロウソクも、炎の中に金属やガラスなどを差し込むと部分的に不完全燃焼を起こし、入れた金属などに黒いススが付着します。  黒い煙の成分である炭素は燃える物質ですから、灯油を燃焼させるときに十分な酸素を送り込んでやれば、 炭素であるススも燃えて二酸化炭素となり、きれいな炎になります。  そこでその「上の部分」ですが、これはホヤ(火屋)またはチムニー(煙突)と呼ばれていて、 灯油が燃えて出来た高温の気体つまり排気をスムースに上に引き上げ流し出すはたらきをしています。  いっぽう、石油ストーブの芯は円筒状をしていて、その中を空気が通り抜けられるようになっています。  チムニーによって排気が流し出されると、それを補うように、円筒状の芯のなかに新しい空気が流れ込み、 灯油の完全燃焼に必要な十分な酸素が供給されて黒い煙は出なくなるのです。  上の部分を持ち上げて芯の部分をむき出しにすると、このチムニーのはたらきがなくなり、 芯への酸素の供給量が減るので燃え切れなかった炭素がススとなって現れるのです。