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最近の円高についてなぜ日銀は貨幣供給量を増やさないのでしょうか。
最近の円高について質問します。 円高とデフレでみんな困っていると聞きましたが、どうして日銀は貨幣供給量を増やさないのでしょうか。日銀が貨幣供給量を増やして20兆円や30兆円くらいのお金を刷って政府の国債償還にあてれば政府の借金も減るでしょうし、さらに20兆円や30兆円くらいのお金を刷って中小企業や基幹産業の中核企業のために使えば産業界も助かるでしょうし、さらに20兆円や30兆円くらいのお金を刷れば金融も安定して政府の子ども手当や福祉の財源も出てくると思います。円安になってインフレになるかもしれませんが、みんな円高とデフレで困っている以上、円安にしてインフレにする政策である貨幣供給量を増やす政策をして上記のことのために使えば、良いことづくめのように素人には思えるのですが、どうしてそれをしない(あるいはなぜできない)のでしょうか。
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- manapu
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シミュレーションで 赤字国債発行分をタダで発行した紙幣で相殺してみたり、 タダで発行した紙幣を国民一人に配ってみて、 円安や物価上昇スピードを一回調べてみる価値はあると思う。 国民負担になるような急激な物価上昇さえなければ、 国内企業はインフレで儲かり、労働者も助かる。 輸出業は円安で儲かり世界競争力は多少高まる。 日本製品はとにかく人材コストが問題。 とにもかくにも国内の物価上昇。 物価上昇は結局競争力低下を招いてもっと最悪な事態に… 本当の勝ち組は、”企業や労働者の両者が儲かる値下げ。” 新興国が舌を巻く値下げなら日本の勝ち。 まずはありえないから負け組だらけの日本… だけど日本にも本当の勝ち組はいる。少ないけど…
- umaruko
- ベストアンサー率73% (137/186)
No.8です.私が一番の長文ですね….毎度長くて申し訳ない. (1),(2)に関してはNo.8でも指摘しましたが貨幣供給量を増やしてもインフレにまったくならないが正解だと思います.現状のアメリカはマネーサプライをかなり増やしていますが未だデフレです.量的緩和時代の日本もマネーサプライを多くする政策をとっていましたが,デフレは続いていましたよね…?? その理由を考えたときもっとも真実に近い解が「円キャリー・ドルキャリー」になるわけです.ようは刷った円・ドルが国内で流通せずに海外に流れてしまったためインフレになかなかならなかった,デフレが続いたということです. しかも海外に流れた円・ドルが新興国のバブルを誘発させてしまいました.その結果サブプライム危機や今回のドバイショックによってレパトリエーションが起き新興国のバブルが崩壊してしまったのです. 私の見解では日銀は新興国でバブルを起こしたくないから貨幣供給量を現状絞っているように思えます.いちおう「日銀の中の人」の見解も書いておきます. ※現状の日銀の見解(2009/11/20 総裁定例記者会見より) http://www.boj.or.jp/type/press/kaiken07/index.htm >>それから、企業あるいは個人が保有する預金、つまりマネーサプライ ですが、マネーサプライが名目GDPに対してどの程度の比率にあるかをみると、元々日本は欧米対比高いわけですが、この1 年間の変化という面でみても、この比率の上昇は欧米に比べて決して小さくなく、むしろ若干大きいと感じています。 >>経済全体が大きな流動性制約に直面している場合、流動性を供給することが物価の下落を防ぐ上で大きな効果があるということです。ただし、流動性制約が原因となって投資が行われないといった経済状況ではない場合、つまり需要自体が不足しているという時には、流動性供給するだけでは物価は上昇しないと思います。 ○欧米よりもマネーサプライ増やしてるよ。そして日銀がお金刷るだけじゃ物価は上昇しないよ.消費者(個人・企業)が消費を増やす,つまりは需要が増えない限りはデフレは続くよって言ってます. どう考えるかは質問者さま次第ってことで…. (3)に関して 結局刷ったお金が国内で流通させるようにするのが肝要ということです.ようは円キャリーが起きないようにしなければなりません.(円キャリーが起きないならば,私個人としてマネーサプライを増やすことは賛成です.ただ物価上昇率を2~3%ぐらいに押さえる限りですけど) まあそのためには国内で需要を作るのが大事.(これは日銀の見解そのまま)それが現状できるのが政府のみというわけ.だから私は政府支出を拡大しろという答えになりました.(そして日銀はそれをサポートすべく買いオペを大規模にやる.物価との案配を調整しながらですけどね.) >>円キャリートレードなんかを外国ができないようにするため市場に渡さず、全部自国内の政府や銀行に貨幣を渡す。 おいおい…この考えだと銀行に国内に融資しろって命令を出す考えにつながるんだが….どこの中国ですかな?? さらにこの文面だと政府に直接お金を渡すってニュアンスですね.「日銀による国債の直接引き受け」という禁断の手段にもつながりそうだ….回答欄が荒れそうだからこれ以上つっこまないけど.現実直接お金を渡すのはオペレーション的に難しいと思います. (4)に関して えーっと…はっきり言って今の政府よりも質問者さまのほうがまっとうな政策をやってくれそうな印象です.出馬したら応援しますよ(笑 >>ただ、できるだけ素人にもわかるような説明を政府はするべきだと思います。 これは同感といいたいところですが,わかりやすく説明するのは経済学者の飯のタネで政府・日銀の仕事ではないような気が….テレビに出るような人たちでは完全にダメなので,そこらへんは本屋さんで隅っこにあるような本を発掘するのが一番ですね. すいません,また長くなった….
- Maris2
- ベストアンサー率41% (21/51)
No.5です、再度回答させていただきます。 >(1)通貨供給量を増やすとインフレになるという・・・ >(2)為替政策は財務省の仕事で・・・ 回答者さんの多くが危機感を持っているのは、急速なインフレ(ハイパー インフレ)に関してだと思います。経済成長を伴ったインフレであれば、 皆さん賛成なさると思いますよ。 >(3)(2)により供給量の増えた貨幣を・・・ 日本銀行も一応法人です。お金の貸し借りなどは業務の内でしょうが。 通貨の供与などは業務から明らかに外れています、無理でしょうね。 それに国債の購入に当てるなどは、質問者さんの最初の質問の”国債償還 にあてれば”に矛盾しませんか? >(4)>あなたが考えているよりも、政府は優秀な人材・・・ 政府の人間は一応優秀なんでしょうね(たまに抜けてたりしますが)。 情報公開に関しては、判断が難しいところですね。相手は国民だけでは 無く全世界のマーケットが相手です。少しの情報が原因で、株価が暴落 したり、円安が進行してりします。情報の開示に関しては、秘密主義位で 丁度いいと考えています。 円安誘導に関しては1ドル=85円を一時的には割り込んでしまったので、 本格的に動きがあると思いますよ。85円までは想定内なのだと思います。
- 0909taka
- ベストアンサー率28% (47/163)
前にも書いた気がしますが、正しい間違えてるは別にして日銀にはこういう法律があります。 (目的) 第1条 日本銀行は、我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うことを目的とする。 2 日本銀行は、前項に規定するもののほか、銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資することを目的とする。 (通貨及び金融の調節の理念) 第2条 日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。 ・資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資すること ・物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること この法律でものを考えると、国債を発効しまくり、お金を刷りまくってインフレにすればいいという発想とは対極にある法律だと思いますよ もちろん状況が状況だ。といえなくも無いですが、日銀が率先して金融モラルを踏み潰すようなことをしていいのか?という疑問も沸きますね。
- 織田 信長(@id_system)
- ベストアンサー率17% (55/306)
> (1)(2)(3) 足した引いたの考え方ではその通りですし、実際そういう側面もあります。 ただこれまで日本はその手の政策も行ってきましたが、”どうやら”効果はほとんど出ていないようだ というのがこれまでの経緯です。これは供給側だけに原因を求めた事の失敗です。お金を増やしても借り手が(需要がなければ)いなければお金は金融機関に眠ったままになってしまいます。それどころか企業も個人も借金返済を優先したため需要は縮こまる一方で、通貨供給を増やす事には限定的効果しかなかったというのがこれまでの実態というところです。 もちろん湯水のようにお札増刷をやればインフレ方向に動く事でしょうが、それはサイズの合わないねじ穴に大きなネジを押し込むようなもので、それではハイパーインフレという形で経済を破壊する恐れの方がはるかに大きくなってしまいます。 企業や個人が借金返済を優先し需要が縮小方向へ一方的に動いている中では、通貨供給を増やしてもあまり意味がないというのが日本の失われた10年の教訓と思います。需要がある程度膨らんだ段階、つまり経済が平時に戻ってからでないとその手の施策は、その後のインフレリスクを増大させるだけであまり意味がないという事かと思います。 要するに 政策のタイミング が最も重要であるという事と、実社会への効果を確実に確認するまでには1~2年は必要であり読み間違えをして、下手な政策を打つとそれこそ大事故が起こってしまうという事です。
- free_777
- ベストアンサー率42% (56/133)
これは私の推測ですが、発行された銀行券は、日本銀行の貸借対照表の負債に計上されるので、日本銀行は、JASDAQに上場している企業(興味があれば、コードは8301で調べてみてください)ですから負債が増える事は、普通、企業は、嫌がりますよね。 以下は、日銀の白川総裁の講義です。読んでみてください非常に分かりやすく書いてあります。この中にも書いてありますが、貸借対照表の右側(負債)になるのです。 ■「日本銀行への招待」 http://www.boj.or.jp/type/press/koen07/ko0812f.htm > 通常の円を大量に発行し、そのすべてを市場にながすのではなく政府の公的資金にするというアイデアです。 では、政府が発行すれば良いと言うのが、政府紙幣発行の考えです。 貴方が言っている事は、政府紙幣発行の発想に近いですね。一時期、国会でその議論がありましたが、立ち消えになりました。 ■政府紙幣 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E7%B4%99%E5%B9%A3 確かに貴方にいう事にも一理あるのですが、私は、いやな予感がするのです。 昭和初期に為替が円安(今は円高なので、逆ですね)になって立憲民政党の浜口内閣の時に、為替の安定のために大蔵大臣の井上準之助が金解禁政策するのですが、結果酷いことになった歴史があるのです。 この時は、金輸出を解禁すれば、為替が安定するという考えで実施しました。当時は金本位制の時代で、変動相場制ではないので、比較するべきではないかもしれませんが、状況が似てきた所が、嫌なところです。あの時も二大政党だったのです。 その後、血盟団事件をきっかけに若槻禮次郎の第2次若槻内閣が出来ますが、満州事変で内閣が倒れて、政権が立憲政友会に交代します。それが、犬養毅の犬養内閣です。それで有名な5.15事件が起きるのです。 以下が、当時の記事です。 > 犬養首相重傷す > > 拳銃の乱射を浴びて > > 十五日午後五時三十分麹町区首相官邸表玄関から四、五人の壮漢乗込み折柄訪問中の東京府下中野町田中某氏と対談中の犬養首相に向ってピストルを乱射し一発は首相の右こめかみに命中し、さらに一弾は左の鼻孔下より斜に左頬を貫通し、首相はその場に打倒れ、田中氏も亦弾丸命中犬養首相は総理官邸で田中氏は犬養健氏の官邸に担ぎ込み、青山博士及び木村博士が駆つけ手当中である首相は重体である > 牧野内府邸へも > 十五日午後五時二十五分頃三田台町牧野内大臣官邸に海軍士官の制服を着した常用一三〇七五号の自動車に三四名搭乗して乗つけ同官邸に警戒せる請願巡査□橋井亀一氏に対し突然ピストルを発射して同巡査の痛手にひるんだところを隙に門内に爆裂弾を投げ込み、直に自動車を飛ばして逃走した、爆弾は□然たる音響と共に爆発したが割に負傷者はなかった、牧野内大臣は目下鎌倉別荘に滞在中で被害はなかった、なお負傷した橋井巡査は附近の向□医院に担ぎ込み手当を加えているが、可成の負傷である、直に三田署から署員□場に出張、附近目撃者を参考人として犯人の捜査に着手した 神戸新聞 1932.5.15(昭和7) - 神戸大学附属図書館 デジタルアーカイブ http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=10065156&TYPE=HTML_FILE&POS=1 話が、政治の方向に変わってしまいましたね。
- umaruko
- ベストアンサー率73% (137/186)
貨幣供給量に関する基礎データ 貨幣供給量に関しては日銀が発表するマネーストック統計を見るといいと思います. マネーストック http://www.boj.or.jp/theme/research/stat/money/ms/index.htm 貨幣供給量はM1とかM2とかいろいろ定義が異なるものがありますが,現状2009/10では季節調整済で貨幣供給量は上昇を少しづつ続けているのが事実です.まぁはっきりいってほとんど増やしてないですけど. ○実際貨幣供給量を増やした国は? お金発行するとインフレ!!とか言っている人に反論しておきたいのですが,実例を見てるんでしょうか?その方々.アメリカのデータをここにおいておきます. 貨幣供給量 http://www.federalreserve.gov/releases/h6/current/h6.htm リーマンショック以降2000億ドルほどM1を増やしています.(対して日銀はほぼ現状維持) 物価(CPI) http://www.foreland.co.jp/market/data/usd-data06.html まだ…デフレですね.通貨供給量を増やしているのに物価は対して動いていないのです.(ちなみにPPIはもっと壊滅的です) ※FRBのすさまじさ(おまけ) http://www.federalreserve.gov/releases/h41/ 上がFRBのバランスシートなんですが、年初と比べて現在MBSを8500億ドル、エージェンシー債を1300億ドル、長期国債を2500億ドルほど買い増しているのがわかります。ちなみにMBSといったら資産劣化が激しいですよね.そしてマネーのでどころは刷ったプリンティングマネーですので… ・まとめ 貨幣供給量を増やした国(アメリカなど主要国はほぼこれ)→まだデフレ 貨幣供給量を維持している国(日本)→やっぱデフレ つまりは現状で貨幣供給量増やしてもデフレ解消とはならない. ○なんで貨幣供給量が増えてもデフレなのか? 簡単にいえばアメリカで刷られたドルが国内で使われず海外に流れ込んでいるのが原因です.つまりはドルキャリーが起こっているのですね. ルービニ教授:安価なドル資金、「巨大」バブルを形成(Update1) http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a2S8hFtKDWRo つまりはドルを刷っても海外で使われるだけで国内の資金とはならないためインフレになかなかならないのです.一昔前の日本もそうでした.1998年と現在を比べると現金は2倍弱増えているのですがインフレにはなりませんでした.なぜなら増やしたお金が海外に流れて円キャリートレードが起こってしまったからです. つまりは… 貨幣供給量を増やす→キャリートレードが起き国内で使われないためなかなかインフレにならない.しかも流れ込んだマネーが新興国でバブルを起こした. これがアメリカで貨幣を増やしたことの結論です.そしてその結果… NY外為(27日):ドル上昇-ドバイ問題でキャリー解消(Update1) http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a.B0AL2Y_AUs 新興国のバブルが崩壊して強烈なリワインド圧力がかかっていると. ○解決策 現状日本でも貨幣を増やしても減らしてもどっちも不正解でしょうね. 貨幣↑は円キャリーの再燃で新興国にまたバブル(しかも日本はインフレにならない) 貨幣↓はデフレの更なる悪化で国内産業に大ダメージ ですのでね.じゃあどうすればいいのか?ようは貨幣を発行しても海外にお金が流れないようにすればいいのです.となると答えは…国内の需要を増やすことでしょう.そのためには… ・発展可能性のある業界の規制緩和(個人的にはノンリコースローンとかおもしろそうとか思っていたり) ・政府支出の拡大による能動的な需要の拡大 ・海外資金への流出を規制(これは現状難しいかな…) あたりが必要になるでしょうね.この中で重要なのが「政府支出の拡大」になります.ていうか「大恐慌」のときがそうでしたがフーバー政権の「政府支出の縮小」で大恐慌が起こって,その後のルーズベルト政権による政府支出の拡大でこれを乗り切りました.今ははっきりいって恐慌状態です.現状「政府支出の縮小」とか言ってる人は「大恐慌」をもう一度引き起こしたい人たちなんだなとしか思えないのですが. (個人的な最適解) 政府による財政出動の拡大+日銀による貨幣供給量の増加(特に日銀による国債の買いオペで国債発行をサポート) この両方をやること.片方では絶対ダメ. 長くなりますた.以上で失礼します….
お礼
皆さんご回答いただきありがとうございます。一晩でこれほど回答がつくのはやはり関心が皆さん高いのだと思います。 さて、皆さんの回答をみて思ったのですが、 (1)通貨供給量を増やすとインフレになるという回答がありますが、現在その反対のデフレで困っているわけなのでインフレにするする政策を行うべきなのでは?ということです。 (2)為替政策は財務省の仕事で日銀はマネーサプライの調整が仕事というのはそのとおりなのでしょうが、マネーサプライを増やせばマネーの価値が下がってインフレ傾向になるように思えるのですが、その辺はどうなのでしょうか。 (3)(2)により供給量の増えた貨幣を、市場に流さずにすべて政府に渡して外国が使えないようにすれば(円キャリートレードなんかを外国ができないようにするため市場に渡さず、全部自国内の政府や銀行に貨幣を渡す。)、政府として必要な財源がまかなえるのでは?と思えるのですがやはりこれは不可能なのでしょうか。(日銀による国債の買いオペというのが自分の持っているイメージに最も近いのですが・・・。より大規模にやるべきだと思います。) (4)>あなたが考えているよりも、政府は優秀な人材が集まった集団です。 政府が僕よりアホな人の集団だと逆にこわいですね・・・。ただ、できるだけ素人にもわかるような説明を政府はするべきだと思います。それに現状では貨幣価値を落として円安誘導したほうが(そのための貨幣供給量増加策です。)輸出産業なんかは助かるとおもいます。 以上のような質問者の感想を見ていただき、再度回答等をもらえればうれしく思います。(長文の回答で相当気力を使われたかと思いますが、またまたお付き合いいただければと思います。(恐縮です。))
- tepitepi
- ベストアンサー率29% (121/408)
あなたが考えているよりも、政府は優秀な人材が集まった集団です。 しかし、こうすれば最善という方法は無いのです。 私のような平民ですら、マネーサプライがどのような結果をもたらすか知っていますし、これ以上の為替介入によるドルの購入は危険です。ドルの減価により、大変な損失を被るのは日本だからです。 中国も同じようなジレンマを抱えているのでしょう。価値のないドルを買いたくないが、買わなければ製造業が持たない。 何もしてない訳ではないですよ。通貨発行量は国債増刷という形で対応してますし、株価も年金資金を用いて買い支えていますよ。 国民に心配させないように非公表なだけです。パニックになるでしょ。
お礼
皆さんご回答いただきありがとうございます。一晩でこれほど回答がつくのはやはり関心が皆さん高いのだと思います。 さて、皆さんの回答をみて思ったのですが、 (1)通貨供給量を増やすとインフレになるという回答がありますが、現在その反対のデフレで困っているわけなのでインフレにするする政策を行うべきなのでは?ということです。 (2)為替政策は財務省の仕事で日銀はマネーサプライの調整が仕事というのはそのとおりなのでしょうが、マネーサプライを増やせばマネーの価値が下がってインフレ傾向になるように思えるのですが、その辺はどうなのでしょうか。 (3)(2)により供給量の増えた貨幣を、市場に流さずにすべて政府に渡して外国が使えないようにすれば(円キャリートレードなんかを外国ができないようにするため市場に渡さず、全部自国内の政府や銀行に貨幣を渡す。)、政府として必要な財源がまかなえるのでは?と思えるのですがやはりこれは不可能なのでしょうか。(日銀による国債の買いオペというのが自分の持っているイメージに最も近いのですが・・・。より大規模にやるべきだと思います。) (4)>あなたが考えているよりも、政府は優秀な人材が集まった集団です。 政府が僕よりアホな人の集団だと逆にこわいですね・・・。ただ、できるだけ素人にもわかるような説明を政府はするべきだと思います。それに現状では貨幣価値を落として円安誘導したほうが(そのための貨幣供給量増加策です。)輸出産業なんかは助かるとおもいます。為替介入によるドルの購入や国債増刷ではなく(国債増刷は新たな借金ですよね。)、通常の円を大量に発行し、そのすべてを市場にながすのではなく政府の公的資金にするというアイデアです。 以上のような質問者の感想を見ていただき、再度回答等をもらえればうれしく思います。
- free_777
- ベストアンサー率42% (56/133)
整理する意味で回答します。 先ず、為替の安定の為の所謂、市場介入に関しては、財務大臣の指示で日本銀行が市場介入を実施します。 以下を読んでください。 ■日本銀行における外国為替市場介入事務の概要 http://www.boj.or.jp/type/exp/seisaku/expkainyu.htm これとは別に金融調整に関しては、日銀が方針決定していて、金融政策決定会合で金融政策が決定されます。詳しくは、日本銀行法という法律があるので、それを読むと、今の仕組みが分かると思います。 ■日本銀行法(平成9年法律第89号) http://www.boj.or.jp/type/law/bojlaws/bojlaw1.htm 貴方が言っているやり方とは別ですが、日銀は、社債購入、国債買いオペでこれまで、マネーサプライを増やすことは、やっていますよ。 ■水野氏、社債購入延長を提案 10月末の日銀会合で http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112601000185.html
お礼
皆さんご回答いただきありがとうございます。一晩でこれほど回答がつくのはやはり関心が皆さん高いのだと思います。 さて、皆さんの回答をみて思ったのですが、 (1)通貨供給量を増やすとインフレになるという回答がありますが、現在その反対のデフレで困っているわけなのでインフレにするする政策を行うべきなのでは?ということです。 (2)為替政策は財務省の仕事で日銀はマネーサプライの調整が仕事というのはそのとおりなのでしょうが、マネーサプライを増やせばマネーの価値が下がってインフレ傾向になるように思えるのですが、その辺はどうなのでしょうか。 (3)(2)により供給量の増えた貨幣を、市場に流さずにすべて政府に渡して外国が使えないようにすれば(円キャリートレードなんかを外国ができないようにするため市場に渡さず、全部自国内の政府や銀行に貨幣を渡す。)、政府として必要な財源がまかなえるのでは?と思えるのですがやはりこれは不可能なのでしょうか。(日銀による国債の買いオペというのが自分の持っているイメージに最も近いのですが・・・。より大規模にやるべきだと思います。) (4)>あなたが考えているよりも、政府は優秀な人材が集まった集団です。 政府が僕よりアホな人の集団だと逆にこわいですね・・・。ただ、できるだけ素人にもわかるような説明を政府はするべきだと思います。それに現状では貨幣価値を落として円安誘導したほうが(そのための貨幣供給量増加策です。)輸出産業なんかは助かるとおもいます。 以上のような質問者の感想を見ていただき、再度回答等をもらえればうれしく思います。
- Maris2
- ベストアンサー率41% (21/51)
素人さんにも分かりやすく回答してみましょう。 まず日本円の流通量を30兆円と仮定してみます。ここにいきなり30兆円分の 円を増刷したとします。すると円の価値は1/2になってしまいます。また、 更に30兆円増刷したとすると、円の価値は1/3になってしまいます。 これはどういうことかというと、昨日まで100円だったお菓子が、今日は 200円になり、明日には300円になることに相当します。 質問者さんのお小遣いがどれくらいかわかりませんが、例えば月に6000円 だったとするならば、昨日までは60個買えていたお菓子が、明日には20個 しか買えなくなってしまうということです。(通貨の供給量が増えたと しても急にはお小遣いは増えませんよね) これを歓迎する人がとは思えません。この説明で貨幣供給量の増加が どんな影響を及ぼすか分かっていただけましたか? 本当は通貨の信用問題など色々な要素が絡んでくるのですが、単純化して しまえば上記の様な事態になります。
お礼
皆さんご回答いただきありがとうございます。一晩でこれほど回答がつくのはやはり関心が皆さん高いのだと思います。 さて、皆さんの回答をみて思ったのですが、 (1)通貨供給量を増やすとインフレになるという回答がありますが、現在その反対のデフレで困っているわけなのでインフレにするする政策を行うべきなのでは?ということです。 (2)為替政策は財務省の仕事で日銀はマネーサプライの調整が仕事というのはそのとおりなのでしょうが、マネーサプライを増やせばマネーの価値が下がってインフレ傾向になるように思えるのですが、その辺はどうなのでしょうか。 (3)(2)により供給量の増えた貨幣を、市場に流さずにすべて政府に渡して外国が使えないようにすれば(円キャリートレードなんかを外国ができないようにするため市場に渡さず、全部自国内の政府や銀行に貨幣を渡す。)、政府として必要な財源がまかなえるのでは?と思えるのですがやはりこれは不可能なのでしょうか。(日銀による国債の買いオペというのが自分の持っているイメージに最も近いのですが・・・。より大規模にやるべきだと思います。) (4)>あなたが考えているよりも、政府は優秀な人材が集まった集団です。 政府が僕よりアホな人の集団だと逆にこわいですね・・・。ただ、できるだけ素人にもわかるような説明を政府はするべきだと思います。それに現状では貨幣価値を落として円安誘導したほうが(そのための貨幣供給量増加策です。)輸出産業なんかは助かるとおもいます。 以上のような質問者の感想を見ていただき、再度回答等をもらえればうれしく思います。
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お礼
いやいや、皆さんありがとうございます。(お礼が遅くなってすいません。)皆さんご意見いただきましたが、やはり難しい問題のせいか、違うところは皆さん意見が異なりますね。本当はそれぞれの意見の感想を書いて再度意見を求めようかとも考えたのですが、これ以上すると相当荒れそうなので、とりあえず締め切らせていただきます。ありがとうございました。