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次期主力戦闘機F-Xにユーロファイター・タイフーンが導入されるにあたっての障害はなんですか?

質問失礼します。 航空自衛隊のF-4EJ改の更新機となる次期主力戦闘機F-Xについてお聞きしたく、教えて!gooを利用させていただいた次第です。 2009年11月28日現在、未だF-Xは決まりません。 11月23日に「防衛省、次期戦闘機F35採用へ 約40機の導入想定」というニュースが流れましたが、すぐに防衛省のホームページで否定されています。(リーク記事かもしれませんが・・) 実は私、以下の署名サイトで「次期主力戦闘機F-Xをユーロファイター・タイフーンに!」という署名プロジェクトをやらせていただいております。 http://www.shomei.tv/project-1317.html F-22が導入不可能となった今、F-Xにふさわしいのはユーロファイター・タイフーンだと考えております。 万が一にF-22を導入できるとしても、完成品のダウングレード版F-22J-Exより正規のライセンス生産のできるタイフーンを魅力的に感じています。 ライセンス生産ができず、日本向けの改造(ダウングレードではない)に許可が下りないF-22では搭載ミサイルまで買わなければいけませんが、 対してユーロファイター・タイフーンはライセンス生産が認められ、日本向けの改造にも許可が下りているため、国産ミサイルが積めるように改造できますし。 以下の動画やサイトでも知れますが、なぜここまで優れた戦闘機を選ばないのか疑問です。 ユーロファイター・タイフーンのプロフィール動画1/2(ニコニコ動画) http://www.nicovideo.jp/watch/sm5588557 ユーロファイター・タイフーンのプロフィール動画2/2(ニコニコ動画) http://www.nicovideo.jp/watch/sm5588764 ユーロファイター・タイフーンのプロフィールサイト(難しい専門用語にカーソルを合わせると簡単な説明が表示されます) http://www.geocities.jp/eaglet_f15/MILITARY/EF2000.htm つい先日、「F-35の“頭脳”共同開発国でも共有せず 米国防総省 」というニュースがありました。 http://sankei.jp.msn.com/world/america/091125/amr0911251909013-n1.htm 開発に最初から参加しているイギリスでさえこういう扱いなら、日本はもっとひどい扱いを受けると予測できます。ライセンス生産は確実に認められないでしょう。 F-35がタイフーンより優れた戦闘機なら問題ありません。 ですが未完成なこともあり、実力は未知数、日本はその共同開発国に入っていないので引き渡しは2014年以降になることは確実と聞きました。 また、ライセンス生産の可能性も不透明です。個人的に防衛技術の底上げのため、国内の防衛産業の保護のため、ライセンス生産は必要と感じております。 先日、F-X機種の選定の遅れから戦闘機部品を製造しているメーカーの二十数社が撤退するとのニュースも聞いております。 http://news.aimu-net.com/read.cgi/bizplus/1255915091/ これは日本の防衛産業の危機であり、もっと進むと戦闘機の自国開発はもちろん、ライセンス生産すらままならなくなるのは明白です。 現在、日本は独自のステルス戦闘機「心神」を開発している最中であり、このような事態は望ましくないと思われます。 原因は「2011年のF-2生産終了後は受注見通しが立たず、設備や要員の維持は難しいとの判断がある。」ためと知りました。 日本の防衛産業や 国内の生産・技術基盤を維持・向上させるためにもF-Xには、ライセンス生産が認められ、各種技術移転も約束されているユーロファイター・タイフーンにしてほしいと強く思います。 個人的にユーロファイター・タイフーン導入の最大の利点はそのエンジンにあると思っております。 アフターバーナーなしでも超音速巡航が可能なそのエンジン、これはF-22とタイフーンだけです。 ユーロファイター社はライセンス生産や各種技術移転を約束してくれているのですから、そのエンジンの技術を『心神』のエンジン開発に活かせたらと感じております。 10月15日付けの読売新聞の夕刊「明日へ 夢の戦闘機」の『心神』記事で、IHIの技術者は「F-22並みのエンジンは無理」と開発費不足を嘆いています。 だからこそF-Xにユーロファイター・タイフーンを!と強く思っているわけです。 長々と書きつづりながら何が言いたいのかいまいち言えていませんが、次期戦闘機F-Xにユーロファイター・タイフーンを導入するにあたって何が障害なのでしょうか?ネット上で一部、航続距離を不安視する声もありましたが、上記の動画をみる限り3700km以上あるようです。搭載能力も問題ないように思えます。問題があるとしたらステルス性でしょうか? もしF-35が導入されるとすれば、そんなに日米同盟が重いものなのでしょうか?しかし日米同盟は盤石ではなく、アメリカはいつ日本を捨て中国に寝返るかわからないと思っています。 長文失礼しました。よろしくお願いいたします。

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回答No.7

んー、まあ、防衛省(というか空自)としては「輸出用にダウングレードされていても高いステルス性を持った戦闘機が必要だ!」というのが大きいみたいです。あくまで航空機や軍事を扱っている雑誌からの伝聞ですが。なので、F-22とF-35以外はあんまり好まれないようですね。 開発に紆余曲折があったとはいえ、タイフーン自体は悪くない戦闘機みたいです。その上で問題を上げるなら以下の通り。 ・AESAレーダーを搭載していない 小型目標や複数の目標に強いんですが、現在生産されているトランシェ2では未搭載です(当然ながら、現在のF-Xの候補はこれ)。相手の数が多かったり、巡航ミサイルの迎撃を重視している空自(F-15の改良でもAESAの導入を検討しています)の機体としては大きな欠点です。 搭載される予定だったトランシェ3の生産自体が危うくなっているのも追い打ちですね。 ・国産の対空ミサイルの搭載が難しい可能性がある これは機体の形の問題。タイフーンは4発の対空ミサイルを胴体に半分埋め込んで運用するんですが、これはAMRAAMと同じサイズかそれより小さいものに対応しています(質問の画像をよーく見ると溝みたいなやつがあります)。自衛隊が使うAAM-4はAMRAAMより一回り大きいスパローと同サイズなので、積めるのかどうか怪しいですね。実際、タイフーンはスパローの搭載に対応していなかったはず。AMRAAMとAAM-4では性能が違うため、単純には置き換えられません。 ・空中給油の方式が違う 現在使われている空自の戦闘機の方式はすべてフライングブーム式ですが、タイフーンはプロープアンドドローグ方式です。空中給油機そのものの改造はできますが、乗員の訓練をしなおさなきゃなりません。場合によっては別々に乗員を用意しないといけないかも。 どれも「日本側で機体を改造すればいい」で解決できる問題ではないので、その辺りは他の候補に劣ってしまうんでしょうね。

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >「輸出用にダウングレードされていても高いステルス性を持った戦闘機が必要だ!」というのが大きいみたいです。あくまで航空機や軍事を扱っている雑誌からの伝聞ですが。なので、F-22とF-35以外はあんまり好まれないようですね。 そうですか・・しかし日本向けのグレードが落ちた輸出モデル用でもタイフーン以上のステルス性があるのか疑問です。 先のNo.2のikazutiさんへのお礼の回答でも書きましたが、http://sankei.jp.msn.com/world/america/091125/amr0911251909013-n1.h...​(F-35の“頭脳”共同開発国でも共有せず 米国防総省)というニュースがつい先日ありましたしね。 当初から開発に参加していたイギリスでさえこういう扱いなら日本はもっとひどい扱いを受けるでしょう。ステルス性の機密保持のためライセンス生産は不可能で、肝心のステルス性も正規のものより大幅に落ちたものとなると予測します。 >搭載される予定だったトランシェ3の生産自体が危うくなっているのも追い打ちですね。 そうですか・・それは初めて聞きました。もしそうなるととても残念です。 >国産の対空ミサイルの搭載が難しい可能性がある これも初めて聞きました。日本向けの改修が許可されていると聞きましたので、てっきり積めるように改造できるものとばかり。 >空中給油の方式が違う これは特に問題なく思います。乗員の訓練のしなおしも別々に乗員を用いすうことも大きな問題ではないように思えますので。 >どれも「日本側で機体を改造すればいい」で解決できる問題ではないので、その辺りは他の候補に劣ってしまうんでしょうね。 そうですか・・私はステルス性以外は特に大きな問題はないと思っておりました。知識不足を露呈してしまいました。

その他の回答 (12)

  • ikazuti
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回答No.2

ユーロファイターはとても良い戦闘機であり、確かにユーロファイターでも即座に問題は出ないでしょう。個人的にも、ユーロファイターが良いかと思います。 ただ、日本にとって不都合なところはいくつもあります。 まず、簡単な障害として以下の点が上げられます。 ・No1の人も言ってますが、空戦においてF-15より劣る可能性があります(別の資料では、F-15以上との報告もあります)。 ・現在のユーロファイターは、対艦ミサイルが装備できません(将来的に装備できるようにすると言ってますが、現段階は対艦攻撃能力がありません)。海に囲まれた日本にとって、対艦攻撃能力は最重要課題ですので、下手をするとかなりの役立たず機になる可能性があります。 ・欧州の技術が用いられているため、主にアメリカの技術を吸収してきた日本が、果たして効果的に改造できるのか未知数。 ・スーパークルーズ能力を有しているので超音速での長時間飛行は可能ですが、推力偏向ノズルは持たないため超音速での運動性が低くなっています。 ・中国の次期戦闘機と張り合える可能性は低いです。自衛隊が、納入が大幅に遅れるのにF-35を最有力しているのは、中国の次期戦闘機に対抗できる機体を今回のF-Xで導入したいと考えているためでしょう。しかし、ユーロファイターを持っているはずのイギリスやイタリアも参画しているように、ユーロファイターはあくまで第4,5世代であり、第5世代が中心となる10年後では、早々に陳腐化してしまいかねないと思います。 ・費用が安いとも言われていますが、ラインを作り、ライセンス料を払った上で、F-4の代替分(40~60機くらい?)しか生産できないのでは、費用が高騰する可能性が高く、ユーロファイターの「安価」という魅力が薄れます。F-35なら、性能的にF-15やF-2の置き換えも可能なので、大量発注も可能となります(もっとも、F-35はおそらくライセンス許可は降りないでしょうが)。 また、「日本向けの改造にも許可が下りている」と断定して書かれてありますが、正式な決定ではなく、ユーロファイターの製造会社が交渉の場で言っているだけです。 無論、交渉の場で発言している以上、ブラックボックスを設けず改造も可能とされる可能性は大いにありますが、開発国であるイギリス、イタリアなどの各国政府は、まだ改造しても良いのか正式に表明していません。下手をすると、待ったをかけるかも知れません。 それに、ユーロファイターは非常に魅力的であり、現段階で最も現実的な選択肢だと思いますが、中国の次期戦闘機に備えるには不安が残ります。 これは私のかなりの想像も入っていますが、自衛隊が、F-35、さらにはF-22を未だに諦めていないのは、一重に中国に対抗するためでしょう。

mmcolor
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 格闘戦でF-15に劣るですか?初めて知りました。 No.1のrikukoro2さんへのお礼の回答でも書きましたが、イギリス防衛評価研究所(DERA)の発表の限りでは格闘戦でもF-15に勝るようです。 >現在のユーロファイターは、対艦ミサイルが装備できません 2009年11月28日現在ではトランシェ2までしか完成していませんしね。 私は導入するなら現在開発中のトランシェ3を!と思っています。 しかしいつ完成するのか・・もどかしいですね。 >自衛隊が、納入が大幅に遅れるのにF-35を最有力しているのは、中国の次期戦闘機に対抗できる機体を今回のF-Xで導入したいと考えているためでしょう もうすぐF-15Jの退役も始まります。F-35はその時に導入すればよいのでは?というのが私の意見です。日本への引き渡しは2014年以上になることは確実ですし。F-XXですね。どのみちそれまでに「心神」の完成は間に合わないでしょう。 >自衛隊が、F-35、さらにはF-22を未だに諦めていないのは 思うにアメリカは最初からF-22を売る気はなかったのでしょうね。10月13日付けの読売新聞の夕刊の「明日へ 夢の戦闘機」の『心神』記事で、「アメリカは核となる技術を絶対に渡さない」と防衛省技術研究部の方も言っておられます。 仮に売ってくれるとしても、そのために性能を落としたモンキーモデルと称されるF-22J-Exとなるでしょう。F-35も同様と考えます。​http://sankei.jp.msn.com/world/america/091125/amr0911251909013-n1.htm​(F-35の“頭脳”共同開発国でも共有せず 米国防総省)というニュースがつい先日ありました。日本はその共同開発国に入っていませんし、当初から開発に参加していたイギリスでさえこういう扱いなのですから。 イージス艦情報漏えい問題等はアメリカに格好の理由を与えてしまったと考えています。

  • rikukoro2
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回答No.1

 ユーロファイター・タイフーンの販売元である、BAEによる興味深いデータがあります。  BAEは、タイフーンの顧客候補としているアメリカの同盟各国に対し、ロシアのSu-27と米同盟現行主力機が空中格闘をした場合のシミュレーションを行い、勝敗比率を発表しています。  ・F-22なら、Su-27を圧倒可能  ・F-15、タイフーンなら、Su-27より勝率で優位に立てる  ・F-16、F/A-18E、ラファール、そしてF-35だと、Su-27に対し勝率で劣る  ただし、F-35に関しては、ステルス性能が発揮できず、空中格闘に持ち込まれた場合、という注意書き付きですが。  つまり、ステルス性能を無視した場合は、現状のF-15よりもタイフーンが劣るわけです。  つまり、なぜ劣るものをかわなきゃいけないの? それに >アメリカはいつ日本を捨て中国に寝返るかわからないと思っています。  本当にコロコロ寝返るEUの事は無視ですか?  

mmcolor
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 文字制限ですべての情報を載せきれませんでしたが、上記のhttp://www.shomei.tv/project-1317.htmlのプロジェクトの詳細にも書きましたし、タイフーンのwikipediaにも載っておりますが、 イギリス防衛評価研究所(DERA)が発表した最新型「フランカー」との模擬空戦結果は、F-22が勝率91%、タイフーンが82%、米空軍のF-15Eが60%、仏空軍のラファールが50%、F-15Cが43%、F/A-18C+が25%、F/A-18Cが21%、F-16Cが21%とタイフーンはF-22に次ぐ高い評価を得ています。 ちなみに、アメリカも同様のシミュレーションを行っており、ほぼ同じような結果が出ています。 ですのでタイフーンがF-15よりも劣るということはありません。 どこからの情報でしょうか? >本当にコロコロ寝返るEUの事は無視ですか? 何をおっしゃってるんですかね?かつての日英同盟や日独伊三国同盟のことをおっしゃってるんですか?

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