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なぜ独立行政法人が天下りの対象に?
このサイトのお陰で色々学ぶことが出来ます。本当に感謝です。 個人的なお気に入りサイトをよく拝見しますが「官僚の天下り先は独立行政法人」という事を目にします。なぜ天下り先が独立行政法人なんですか?宜しくお願いいたします。
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noname#251260
回答No.1
天下りは、昔からあるのはご存知ですか?以前は大手建設業者など事業を発注していたところへ天下っていました。でも、大蔵省や建設省、農水省などで天下りが問題になりました。 それとタイミングを合わせるように、行政改革大綱とかいって行政のスリム化という名目で国立大学や営林署などの現業部門を国の組織から切り捨てて、半民営化したんですね。簡単に言えば、そうやって出来た組織が『独立行政法人』です。 独立行政法人が行う仕事は、本来が採算度外視で国が行っていた業務。ですから採算性が悪く、なかなか民間企業ではうまみの無い、いわゆる「やり手の無い仕事」です。 財源としては、いちおう利用者から利用料等を得ていますが、ほとんどは国からの委託事業に対するお金の収入です。 そういう組織ですから、事業を企てた○○省のえらい人が早期退職してはそこの役員に天下っているんですよ。ま、中央省庁に居座ろうとしても、組織はピラミッドのような構成ですから、居所がありません。行き場が無いわけですね。最初は100人が採用されても、組織の上部に行くにつれ、居るポストがありませんから、組織の外に出ろって言われるわけです。そうしたときに、こういった独立行政法人の役員へ出されるわけです。 企業へ天下りすると社会や企業からも風当たりが強いから、独立行政法人と言ううまい天下り先が作られたわけですね。
お礼
私のレベルにはぴったりの回答です。感謝感謝です。若い頃まったく勉強しなかったもので。お恥ずかしい限りです。せめて新聞の意味がわかる程度になりたいです。本当に有り難うございました。