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適用と摘要
例えば援護制度の「てきよう」を受ける。の場合、漢字は「適用」だと思うのですが、最近「摘要」の字を当てている文章を見受けます。本来「摘要」は「重要な箇所を抜き出し記すこと。また、その記したもの。」(大修館 明鏡国語辞典)という意味ですので、「てきようを受ける」の場合使わないと思うのですが、如何でしょうか。お教え下さい。
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taku1さんがおっしゃっている通りです。質問のような文脈で、「摘要」と書くのは誤りです。 ワープロソフトや日本語FEB(以下、ワープロと呼びます)が発達しても、出てきた漢字の候補から正しい語を決定するのは人間ですので、こういった誤用が増えているのではないでしょうか。 私も、手書きでは絶対にしないような、表記のミスをワープロではすることがあります。変換された熟語をきちんと確認しないからです。 最近のワープロでは、同音異義語の語義説明が出るようになっているものも多いです。やはり、みんな同じようなミスや勘違いをするからではないでしょうか。 ともあれ、確認しても間違いそのものに気付かないとすれば、ワープロではなく、国語力の問題になりますが…。
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- puni2
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私も皆さんと同様の意見です。 「摘要」の「摘」は「一部分をつまみとる」意味(摘出,指摘など),また「要」は「かんじんかなめ,たいせつな」の意味(要点,重要など)ですから,「摘要」と書けば当然,「大事な点を抜き出したもの」「ダイジェスト」の意味になりますよね。 「以下に示すのはこの制度の摘要である」のような使い方なら良いでしょうが,「摘要を受ける」は変だと思います。 無理やり解釈すれば,その制度を全面的にあてはめるのではなく,大事な点だけをつまみ食い式にあてはめる…という読み方も可能かもしれませんが(仮にそうだとしても,そのような場合に「摘要を受ける」と書くのはかなり不自然です),たいていの場合は変換ミスではないでしょうか。 特に「この制度の摘要用件は」などは,明らかに「適用」であるべきだといえるでしょう。 頻出する誤変換で私が気になるのは,「ハードディスク内臓」です。何やら生々しくて赤くて暖かいものがパソコンの中で脈打っているようで,ちょっと気持ち悪いです。 あと,「確率」を「確立」と書いてあるのもよく見ますね。 ここのサイトでは,書き込む前に文章の確認を求めてくるので,それを読み返していて誤変換に気づくことが時々あり,そんなときはほっとします。 たまに書き込んでしまってから気づくこともありますが…。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。
- vipula
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やはり誤用だと思います。 自治体のものであれ、何であれ、サイトの性質に関わらず、誤字・脱字は散見されますから。 ただし、「制度の摘要」というのが、「制度の要旨を抜粋したもの」という意味ならば、もちろん誤用ではありません。 調べていけば、「てきよう」以外にも、頻出する誤用が発見できるかもしれません。 例えば、「通り」は「とおり」ですが、「とうり」と書いてあるもの――サイトだけではなく、書物でも――をたくさん見かけます。「これには、3とうりの方法がある」などです。これもよくある誤りでしょう。
お礼
再度ありがとうございます。
補足
早速の回答ありがとうございます。 例えばgoogleで「制度の摘要」を検索すると以下のような例が見つかります。これらも全て誤用なんでしょうか。 納税制度の摘要(某自治体のサイト) 低入札価格調査制度の摘要範囲(某グラフ雑誌サイト) 過去問添削制度の摘要(某通信教育サイト) 2月入試と3月入試の方には、返還制度の摘要ありません(某短大サイト) 各種の補助金制度の摘要が受けられます。(某幼稚園サイト) 高額割引制度の摘要はありません (某商工会議所サイト) この制度の摘要用件は(某公認会計士サイト) この制度の摘要が認め ... (某自治体サイト) この制度の摘要を受け(某自治体スポーツ協会サイト)