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「当て字」の逆(?)のことを何て言いますか?
「当て字」ってありますよね。 漢字の本来の意味とは関係なく、その音や訓を借りて、当てはめた漢字のことです。 手元の国語辞典によると、例として「目出度(めでた)い」「野暮(やぼ)」「呉呉(くれぐれ)」が挙げられていました。 「借字」ともいうそうですね。 さて、質問は、当て字の逆というか、例えば「兄妹」と書いて「きょうだい」、 漫画によくありますが「理由」と書いて「わけ」、「本気」と書いて「マジ」、 あとは「義母」と書いて「はは」もそうですかね? こんな風に、「漢字の本来の読み方ではないが、その単語の『意味』で読ませること」とでも申しましょうか。 こういうことを何と呼ぶのでしょうか? 「当て字」ならぬ「当て読み」? よろしくお願いします。
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一般に「熟字訓」といいます。 「小豆」を「あずき」、「七夕」を「たなばた」と読むように、個々の漢字を音または訓で読むのではなく、和語全体に漢語をあてはめたものをいいます。よって、「小豆」の「小」を「あ」と読むのか「あず」と読むのかといったことは問題になりません。 「川原」を「かわら」と読むようなものも熟字訓と呼ぶ場合もありますが、これは「かわはら」が転じて「か-はら」→「かわら」となったものなので、厳密にいうと、特別な読み方ではあっても熟字訓ではありません。 「当て読み」という言い方も、間違いではないと思います。 次のURLはウィキペディアの「熟字訓」の項で、その下のURLは「常用漢字表」(文化庁HP内から)です。常用漢字表の後ろに、付表として、熟字訓を含む特別な読み方をする語がまとめられています。公用文や教科書にも使われていて学校で習うもの(試験にも出る)です。「本気」と書いて「まじ」と読むのも熟字訓ですが、規範的な日本語として認められているかどうかは、判断が難しいようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%9F%E5%AD%97%E8%A8%93 http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003929&clc=1000000068
お礼
ご回答ありがとうございました。「熟字訓」ですね。勉強になりました。 >「本気」と書いて「まじ」と読むのも熟字訓ですが、規範的な日本語として認められているかどうかは、判断が難しいようです。 ・これは若者用語ですので、まだ規範的な日本語ではないでしょうね。これこそ単なる「ルビ」のレベルだと思います。