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ゲームや漫画を子どもにさせてよいか
ゲームや漫画を子どもにさせてよいと思いますか。ダメだと思いますか。 具体的な理由を添えて答えてください。
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「ゲーム」は「電子ゲーム」を指すと解釈し、「漫画をさせる」とは「漫画を読ませる」という意味だと解釈して回答します。基本的には6歳以上の子に対しては構わないと思います。ただし、それ以外のものとのバランスが大事です。また、与えるからには良質な漫画やゲームを紹介してやるべきです。 例えば、漫画を与える前に、漫画ではない良質な書籍、すなわち絵本や図鑑や小説をたくさん与えて、それらの素晴らしさを伝えておく。電子ゲームを与える前に、手遊び、屋外でできる遊び、トランプやボードゲームを体験させ、その楽しさを伝えておく。そのうえで与えるべきです。そして、同じ与えるなら、最終的には本人が選ぶとしても、漫画作品の中でも名作と謳われる物などをしっかりと教えておくべきです。というのは、漫画や電子ゲームは極めて魅力的で、ゆえに依存性もあるので、ひとたびのめり込むと、ほかの物が目に入りにくくなるうえに、周囲がいくら取り上げようとしても、抜け出られなくなりがちなのです。でも、ほかの楽しみをあらかじめ伝えておけば、やがて子供はそちらにも戻ってきます。 とかく今の大人は「自分だって、あれだけ漫画や電子ゲームに浸っていたけれども、ちゃんとした大人に育った」と言いますが、今の大人の世代は、子供の頃に漫画の学校への持ち込みが禁止され、電子ゲームに至っては存在すら殆どなかった時代に育ちました。つまり、別の娯楽に触れるという“土台”を培ったうえで漫画やゲームを覚えたので、今の子供たちと同列に見てはいけないのです。 とはいえ、今の日本で、学校にあがっても漫画やゲームを知らないと、周囲の話題に付いていきにくく、不公平感も生じやすいので、例えばまったく与えない場合には、それを補うべく、家庭でしっかりとした教育や配慮が必要です。かつてのように、電子ゲームをやらない子も大勢いた世代と同列に見ることはできません。