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オールトの雲は星の光を妨げるのでは?
地球と、夜空に光る星々の間には、 アステロイドベルトやオールトの雲などの小天体群が存在しますが、 それらの小天体は地球に届くはずの恒星の光を遮断したりしないのですか? たくさんあるからしょっちゅう起こりそうな気がするのですが、 星空を眺めた時にチカチカ点滅してはいませんでした。
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オールトの雲自体、存在が予言され、特に反証材料もないので「存在するだろう」とされていますが、明確な観測による確認はされていないようです。 逆に言えば、簡単に観測が出来ないくらい「スカスカ」な領域と言う事になります。 なので、恒星の光を遮断するような事はないのでしょう。 あるいは、プラネタリウムのように、誰かがプロジェクターでオールトの雲に向かって全天図を投影しているのかもしれませんが。
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- gungnir7
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アスレロイドベルトは平面上に分布しているだけです。 四方八方から来る光を妨害できるものではありません。 しかも、全部の小惑星を集めても惑星の大きさには程遠いのです。 いわば砂漠一面にダンプ一台分の石をばらまいたようなもので、 はっきりいってアステロイドベルト如きでは妨害と呼べるレベルは無理です。 これに対してオールトの雲は謎に包まれたままです。 氷点下250度以下の極寒の世界に大量の水分子が存在すると考えられています。 しかも外オールトはアステロイドベルトと違い、球状になっていると考えられます。 そのオールトの雲では常時、彗星ができていると考えられています。 つまり、水分子の密度の濃い部分は絶対にあるはずです。 そういう部分を通過してきた光は当然ながら屈折や散乱を受けるでしょう。 この点に関してはもう少し後(100~200年くらい)でないと全容解明は難しいでしょう。
- staratras
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小惑星が恒星を隠す現象(小惑星による恒星の「食」または「掩蔽」といいます)は、小惑星の数が多いこともあり、暗い恒星まで含めれば別に珍しいことではありません。天文関係の雑誌や年鑑類にはある程度以上の天体望遠鏡を使えば日本で見られるものの予報が多数掲載されています。この場合は「食」の直前には「恒星+小惑星」の明るさだったものが、「食」になると「小惑星のみ」の明るさになるので、恒星の分だけ暗くなることになります。 ただし小惑星は多数ありますが、直径が小さいので見かけの大きさ(角度で表す視直径)が極めて小さく、肉眼で見えるような明るい星を隠す現象はめったに起こりません。肉眼で見える恒星の数は条件がよい場合でも数千個しかなく、天球上では疎らに分布している極小の点です。この間を多数の極めて小さな小惑星が運行していても、めったに重ならないということです。またまれに起こる肉眼で見える恒星の食の場合でも、小惑星自体は肉眼では見えないため、恒星が数秒間から数十秒間見えなくなるだけです。事前に知っていてその恒星を注視していなければとても気づかないでしょう。なお恒星は小惑星と比較すれば極めて遠くにあるため視直径は小惑星より小さく、食の際は小惑星によって完全に隠されます。
- anju_z
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恒星の大きさと小天体の小ささの差があまりにも大きいからではないでしょうか。 そのため、私達の視力で視認できるほどの大きな変化は起こらないのだと思います。 うまくたとえられないかもしれませんが… 私達が夜景を見るときに、多くの明かりの前を人や車が横切ったりしますね。 自分のよほど近くを横切られた時、または明かりよりも横切る物体が十分に大きいときには、背後の明かりが見えなくなることもありますが、 明かりも横切る物体も自分から十分離れていたり、光源に対して横切る物体があまり大きくない場合は、そんなに明かりの光量の増減は見えないと思います。 宇宙はそれがもっと広い空間で起こっていると考えてください。