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ダライラマも知っている
http://www.asahi.com/international/update/1103/OSK200911030054.html では、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が記者会見で、鳩山さんの東アジア共同体構想について「素晴らしい考えだ」と賛意を示した。と報道されています。 鳩山さんの東アジア共同体構想と大東亜共栄圏構想とは全く違うのでしょうが、大東亜共栄圏構想は自国(日本)のエゴイズムであったのでしょうか?
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ダライラマさんは偉いから言葉通りだけでなく、彼が動かれる時は中国を念頭において発言している。 中国も共同体に参加するならば、今のようなチベットに対する弾圧を自国の内政問題だと言えなくなる。 ダライラマさんが目指す独立の前の自立には役立つかもしれないからリップサービスだろう。 大東亜共栄圏構想自体は後付けが濃厚だと思う。 元々当時の情勢でアメリカやイギリスを筆頭に帝国主義、白人至上主義主義があって、そういった列強へ対抗するために有色人種による団結が必要でアジアを中心とした共同体を作ろうというのが大東亜共栄圏だと思われる。 エゴイズムまでいかなくとも、その中には日本側の帝国主義的な思惑も多少あっただろうと思う。 また、その前にアメリカに吸収される前のハワイでカラカウア王によって似たような提案があり、そこでは日本を中心とした共同体への希望もされていた。 結果的には日本の動きは有色人種の独立に役立っているし、全く無駄な構想だったとは思わない。 東アジア共同体は鳩山さんが掲げる友愛?で皆仲良く共同体を作ろうという提案。ただ、アメリカへの配慮が必要になった為に日米同盟を強調したり、アメリカや参加したい国なら参加国は東アジアに限らないようなことを発言された。 また、水でもめるインドと中国等の諸外国同士の思惑もあって結局は実現できない提案。 国や世界をみて現実あっての構想と個人から世界への夢あっての構想。まったくの別物。
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- nourider
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小泉サンの郵政改革にも、その機に乗じて一儲けしようという輩たちが推進派に加わったように、大東亜共栄圏にも同じような輩が国内外を問わず居ました。 ただ、アメリカを中心とする勢力にあまり旨味を吸わせるプロジェクトじゃなかったので潰されたわけです。 このように、こういったプロジェクトには理想論で立ち上がっても実際に推進するには人間の欲望をエネルギーとした輩の力を利用しないと空論で終わってしまうのです。 たとえば地球温暖化問題も、それによって旨味を得られる側(太陽電池メーカーや排出権取引市場を狙った金融界)などの「パワー」を使わないと理想論だけでは動かないのです。 問題の本質はさまざまな立場から観測してみたいとわかりません。
お礼
ありがとうございました。
補足
早速ありがとう御座います。 何事も商売にする人はおられますね。 事業ってそんなものでしょうね。 一番様の補足でも欠いたのですが。 早速ありがとう御座います。 実は大東亜共栄圏というものを理解できないでおります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F を読んだのですが、鳩山さんの東アジア共同体構想との違いも理解できないのです。 どうか少し、端っこだけでもお教え頂けないでしょうか? 両方がどんなであり、どこが違うのか。ということなんですが。
- 風車の 弥七(@t87300)
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エゴイズムばかりではないですよ。 大東亜共栄圏に賛同した植民地の高官たちで決行された大東亜会議のメンバーをご覧下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E4%BC%9A%E8%AD%B0 エゴイズムではこれほど集まらないですよ.
お礼
ありがとうございました。
補足
早速ありがとう御座います。 実は大東亜共栄圏というものを理解できないでおります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F を読んだのですが、鳩山さんの東アジア共同体構想との違いも理解できないのです。 どうか少し、端っこだけでもお教え頂けないでしょうか? 両方がどんなであり、どこが違うのか。ということなんですが。
お礼
判りやすく、的確詳細にして、要をお押さえた素晴らしい教えと存じます。 ありがとう御座います。 大東亜共栄圏構想が後付けであり、ハワイのカラカウア王の類似のご構想もあったとは、海洋民族の発展的心性を連想します。 結果的に有色人種の独立への契機というお話は、そのように理解することが妥当であると思います。 しかし覇権的帝国主義的側面でしかみない方のアレルギー反応に時々接し、大声の批判を頂きます。 東アジア共同体構想はまだまだ関所以上のことがあるようですが、ダライラマとチベットの方々のきちんとした扱いは中原の権力の責任であると、観察を続けたいと存じます。 インドと中国、日本と朝鮮半島そしてロシア・中国。 相隣関係の難しいところでしょうね。 ありがとう御座いました。