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ナノ粉末はX線回折できますか?
最近ある手法を使って金コロイドと銀コロイド溶液(別々の溶液)を作りました。大きさは作り方によって大体40nmから150nmの範囲です。このコロイドが本当に金と銀のコロイドなのかを調べたいのですが、都合によりTEMが使えません。大量のコロイド溶液をつくり、それを基盤上で乾かしてみたり、別の大きめサイズ(ミクロサイズ)の金属粉末に混ぜ込んでみたりして資料を作成し、XRD分析を試みていますが、うまくいきません。 知人にナノ粉末の解析はX線小角散乱(small angle X-ray scattering)が必要だといわれました。ナノサイズのものだと、物理的な空間が小さいため、逆格子が大きくなり、ピーク幅が大きくなりすぎるために検出できないといわれました。が、その説明では、グレインの大きさが数十nmの塊の資料もピーク検出ができないのでは?と理解できません。 XRDを使ってコロイドのXRD検出ができるのか、できない場合はTEMのほかにどんな手段があるのかをご教授願います。
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お礼
遠心分離を数回繰り返して作った粉末状のサンプルを両面テープでサンプルホルダに固定し、XRDで確認することができました。どうもありがとうございました。