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モーゲージ証券や資産担保証券が含まれている投資信託について
モーゲージ証券や資産担保証券が含まれている投資信託は、国債や政府保証債のみで運用している投資信託に比べると、どのくらいリスクがあるものでしょうか? どなたか詳しい方、アドバイスお願いいたします。
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投資している商品自体のリスク度で比較するなら イメージとしてはこのような感じでしょう。 モーゲージ証券 http://www.nomura.co.jp/terms/japan/mo/mortgage.html ABS証券 http://www.findai.com/yogo/0257.htm サブプライム問題で取り上げられたように 上記の資産担保証券は格付け機関による格付けの付与が必要になりますが この格付け機関もしくは保証機関が実態に見合わない高い格付けを 付与していた場合もあるというのが問題点として指摘された部分です。 しかし、全ての資産担保証券が紙くずになったというわけではありませんので、 投資信託に含まれる資産担保証券の割合によっても変わってきますが、 昨今の投資信託で資産担保証券が含まれているというと体裁が悪いですから 入っていてもわずかか、もしくは入っていない、という商品がほとんどでしょう。 またサブプライム問題の反省を経たとはいえ、 資産担保証券はその下にぶら下がる個別個人の住宅ローンや 自動車ローンの返済が元になっていますから、 不景気になってこれらの返済率が下がるもしくは滞納が増える 等となってきたばあいには資産担保証券の価格は当然下がります。 とはいえ、延滞率などの可能性を計測した上で何千というローンを 組み入れてますので、すぐに紙くずになる、ということはないのですが。 ですので国債、政府保証債と比べるとリスクはあがらざるを得ないといえますが、 それは米国債とか先進国の国債と比較した場合であって ベネズエラとか簡単にデフォルトしてしまうような国の国債と比較する というのは変だと思います。 感じはつかめていただけましたでしょうか。
お礼
わかりやすく丁寧なご説明、ありがとうございました。 先進国で発行されたモーゲージ証券や資産担保証券であれば、国債には劣るもののある程度の信用力はあるということですね。 先進国が投資先になっている債券Fのポートフォリオに、4%ほど組み入れられていたので気になったのですが、 この先よほど景気が悪化しない限りは問題ない水準なのかもしれませんね。