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等価回路定数の意味について
等価回路定数の持つ意味に知りたいです。 色々な等価回路式があるかと思います。 同じ等価回路式から算出される各種の値を 比較する事で、どのような事がいえるのでしょうか? また、それらを学ぶための参考図書があれば 教えて頂けないでしょうか? よろしくお願い致します。
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質問者が選んだベストアンサー
等価回路は、交流信号のみに着目して構築し直した回路のことで、その過程で等価回路定数は出てきます。質問者さんは、多分hパラメータ等の物理的性質について質問しているのだと思います。そこで、例として下図に示すエミッタ接地時のトランジスタにおける(簡易)等価回路について説明します。 まず、B-E間にはるhieは明らかに、「入力抵抗」ですね。交流信号vbを与えれば、オームの法則により、電流 ib=vb/hie が流れます。 次に、C-E間には ib を hfe 倍した電流源がくっ付いています。つまり、入力信号が「増幅率」 hfe 倍分増幅されて出力に現れます。電流源は下向きなので、位相はπずれています。 以上より、この等価回路がトランジスタの特性を表していることは納得していただけると思います。直流も考慮した電子回路を見ただけではトランジスタの動作は今一分かりにくいものですが、等価回路ならば一目瞭然です。計算も電気回路論の手法で容易に行えます。よって、入出力抵抗、増幅率、出力などの比較も容易に行えるのです。 参考図書について 電子回路の書籍であれば、等価回路の説明は必ず載っているはずです。もし平易な本をお探しならゴシック体でカラフルに書かれているような解説本を、本格的に勉強されたいなら、例えば「現代電子回路学(I)」等、学者向けの本等をお薦めします。
お礼
ご回答頂きましてありがとうございます。 勉強になります。 参考図書の紹介ありがとうございました。 勉強してみます。