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面白い本を教えてください。
僕は21歳でいい年なのですが、恥ずかしながら本を読んだことがほとんどないです。そこで今更ながら読書をしようと考えました。 どうせなら文学的な(過去の名作的な、学校の指定図書にあるような)本を読もうかと思います。 ちなみに漫画等では ・ストーリーに意外性があるもの ・(話のテーマなどが)重めの話 (寄生獣など) が好きです。 上記の箇条書きの条件をなるべく満たし20代にも抵抗なく読めそうな(かつなるべく文学的作品で)お勧めの本はありませんでしょうか? また、条件を満たさずともお勧めの本があればぜひお願いします。
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>20代にも抵抗なく読めそうな もの凄いことを言われる方ですね。日本の知識として世界に誇る南方熊楠は15歳のときに、日本の物語の宝庫である『今昔物語』全巻の筆写を完成させました。アメリカ最大の頭脳ベンジャミン・フランクリンはやはり15才で西洋人が教養人と言われるための必読の名著であるプルターク(プルタルコス)の『英雄伝』の全巻を読破しております。普通の頭脳を持っている方で、20代で早すぎる本はないと言っても言い過ぎではありません。 私が高校の2年生位だった頃、クラスのほとんどの人が小説類の名著を読んでいるのに、私はその頃までほとんど本を読んだことがありませんでした。その頃遅ればせながら、『フランダースの犬』という、そのころは中学生向けの本を読んで泣きました。その後、本を読むことに少しずつ慣れて来て、そのうちにスタンダールの『赤と黒』や悲劇の人ドストエフスキーの一連の本に胸を躍らせるようになりました。23、4才の頃、モンテーニュの『エセー(随想録)』にお目に掛かり、フィクションを卒業して、ノンフィクションに興味が行くようになりました。その『エセー』のおかげで、上に紹介したプルタークの『英雄伝』やトゥキディデスの『戦史』、あるいは、40代以前には是非読んでおかなくては成らないヘロドトスの『歴史』を知るようになりました。若いうちは、どちらかと言うと外国物を一杯読んでおくと、40過ぎに成って日本物が読みたくなって来て、日本の古典も読めるようになるものです。 何冊か読んで行くうちに自分の好みも分かるようになり、自然に次に何を読みたいか、自分で見つけられるようになるはずです。ただし、上にも触たモンテーニュで私が経験したように、その本が全く新しいジャンルの重要な本の存在を教えてくれることもあります。ノンフィクションの古典的名著は特にそのことが顕著です。 名著として歴史に残っているもので面白くない本はありません。しかし、その面白さを味わうには、読者のそれなりの成長が要求されます。もし面白くなかったら、その本のせいではなく、貴方がその面白さを理解するにはまだ未熟なのだと考える方が、ほとんどの場合当たっております。 名著の読み方のコツは、その名著の解説を読まず、いきなり本人の書いた部分から読み始めることです。名著は歴史に残る一流の人によって書かれた物ですが、その解説は、歴史に残らない二流の人によって書かれたものですから、解説は辞書代わりとして読む以外に原則として読まないのは当たり前なことです。また、抜粋、あるいはダイジェスト版ではなく、全部を読まなくてはなりません。はじめの十数ページが詰まらなくても、我慢して読み続けるべきです。しかし、もし数十ページ乃至百ページ位読んでも面白くなかったら、読み続ける必要はありません。歴史に残る名著なのですから、必ず面白いはずなのですが、貴方のレベルがそこまで成長していない証拠です。他の名著を読んだり、人生の色々な経験を積んでから、改めてその名著に戻ってくれば宜しい。そのうちに、その本の面白さが分かってくるはずです。 読書の初心者としては、始めのうちは小説類のフィクションの名著を読んで読書の楽しみを味わい、そのうちにノンフィクションの名著の存在に気が付くようになれば良いと思います。また入門編としては、貴方の身近な先輩や先生等の大人の方から、その方の好きな本の名前を教えてもらうと、そのうちに自分にぴったりした本が見付かります。また、貴方の生き様に共鳴出来る名著だけに限ってもいっぱい在るはずですが、それでも、一生掛かって読み切れない程はないと思います。それがどの本であるかは、貴方が読書の経験を積むうちに自然に判って来ると思います。 名著のほとんどは、新刊書店には売っておりません。名著に関しては古本屋が宝庫です。先日も、ある古本屋で物色していたら、今話題になっている流行りの本を買いに来た方がおられましたが、その方が古本屋の親父に、「流行りの本はすぐに飽きられてしまうので、古本屋には置いていないよ」と諭されている場面にお目に掛かりました。もし新刊書店で探すなら、岩波文庫の書棚が名著の宝庫です。 歳を取って来ると、どうも日本人は日本回帰をするらしく、歳を取ってから外国物の名著はなかなか読めないようです。それは私の拙い経験ばかりでなく、日本の大成した方の読書論や読書に関する対談等でも、皆さんが屡々述べております。ですから、若いうちは、先ず上で紹介した西洋物や『史記』などの中国物の名著を読んでおくことをお薦めします。上にも述べましたように、そうすれば、40も過ぎた頃から日本の古典的名著を幾らでも読めるようになりますから。 蛇足:もし聖書を読もうとされるなら、『新約聖書』から読むことをお勧めします。その場合には、福音書のはじめの部分で、やたらに名前を羅列している部分は読み飛ばした方が新約聖書の面白さが良く分かります。『旧約聖書』は玉石混淆で、重要な部分もありますが、詰まらない部分もいっぱい在るので、あの膨大な本を読むのはほとんど絶望的です。旧約聖書に関しては、一先ず『創世記』だけにして、あとは『新約聖書』でキリスト教に興味を持てたら、その分野の方に旧約聖書の何処を読めば良いかを聞いてから読んでも遅くはありません。私は物理学の専門家ですが、物理学は西洋文化の権化ですので、物理学を志す学生には、西洋人の手の内を知るために、宗教に興味があるかないかに拘わりなく『新約聖書』を読むことを勧めています。
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- HANANOKEIJ
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図書館にいって、司書に相談してください。出版社の目録を書店でもらってください。 小学校、中学校、高校で使った教科書、参考書、資料集に、人類の文化遺産としての古典がでています。中学校の歴史の教科書に出てくる本とその著者を洗い出しても面白いでしょう。 日本の古典であれば、日本古典文学全集全100巻(小学館)これで十分でしょう。世界文学全集が、筑摩書房、河出書房、集英社などからでています。大きな古本屋などで、1冊100円とか、セットで千円単位で販売されています。 読書論、読書術というタイトルの本をさがしてみてください。 福音館書店の古典童話集のなかに、「ハイジ」「二年間の休暇」(十五少年漂流記)「あじながおじさん」「宝島」「海底二万海里」など古典的名作があります。 図書館には、ブックリストを配布しているところもあります。絵本のリスト、小学生向けの本のリスト、中学生、高校生向けの本のリストなどです。ジュール=ベルヌは、空想科学小説の草分けです。
- toshi_1963
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本当にその気があるのなら、自分の興味のあるジャンル・作家・あらすじ等からなんでもよいので読み始めたらどうですか? 他人の評価は当てになりませんよ。事実、芥川賞や直木賞をとった作品でも選考委員によって180度評価が違ってたりします。 読み始めてつまらないと思ったら途中で止めても構いません。読書なんてそんなもんです。何か目的があるなら別ですが辛い思いをしてするもんでもないです。 そうしているうちに面白い作品に当たるし、読書する習慣や力もついてきます。映画でも漫画でもそうだと思いますが、触れる機会が増えれば名作にも駄作にも出会います。 駄作は時間の無駄なので途中で止めればよいのです。多くの読書家がやっている方法です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 本ですから主観によって評価がかなり異なってくるのはもちろん承知の上ですが、あまりにも数が膨大でどなたかの意見をまずご参考にさせていただきたくこのような質問をさせていただきました。 とはいえ、やはりまず行動ですね。ここでの意見を参考にしつつ、自分自身でも「名作」探しに努めようと思います。
- reichin1
- ベストアンサー率17% (5/28)
聖書なんか、どうでしょう? 条件もクリアーしていると 思います。 価格は2800円前後です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 聖書が面白いというのはよく聞きますね。 高いですね~、ですから図書館にあるなら借りて読んでみようかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 僕の場合、少し読んでみて「つまらなそうだ、読むのを止めるか」という本がかなり多いです。未熟というか、読書量が人より圧倒的に少なく未熟というレベルですらないかもしれません。(だから20代にも読めるなどという表現が出てきたのかもですが) しかし、我慢して読み続けるという姿勢で、自分にとっての名作を掘り当ててみようと思います。 下のご回答と私の関心カテゴリーが物理学であることを考慮していただいたのでしょうか?ありがとうございます。新約聖書、挑戦してみようと思います。