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水分中の窒素の測定
お世話になります。 工場の排水関連の仕事を始めました。 それで水分中の窒素濃度の測定を勉強してますが、わからないところが あるので教えてください。 試料に試薬を反応させて、硝酸イオン、亜硝酸イオンとして吸光光度計で 濃度を求めますが、なぜ、試薬を反応させて硝酸イオン、亜硝酸イオン を作るのでしょうか。素人考えですが、水分中には、硝酸イオン、亜硝酸イオンがすでに存在しているので試薬を加えなくても良いと考えるのですが 勉強し始めたばかりのものです。 すいませんが教えてください。
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イオン自体の吸収で見てもいいですが,その場合は,その波長に吸収のあるものが共存していてはいけないわけです. たとえば,イオンクロマトの検出器に紫外検出器を使うことが可能で,硝酸イオン,亜硝酸イオンはそうやって検出できます. しかし,一般的な排水で,バッチ法の分析でそんな都合良くはいかんでしょうと. 発色させるのは,発色剤を使わないブランクを取ることで,共存物の影響を差し引けること,また,そもそもこれらのイオンの紫外吸収は,吸光係数があまり大きくなくて分析感度が低いので,吸光係数の大きな色素に変換した方が分析しやすいこと,あたりが,まあ,理由ですね.
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- elpkc
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そのままでは通常無色なので、測定できません。 亜硝酸なら一般的にアゾ色素発色をして、吸光光度計で 測定できるようにします。 試薬を加えて、色をつけるのです。 色の濃さが濃度に比例するので、吸光度で濃度が測定できるわけです。
補足
回答ありがとうございます。 もう1つ、教えてください。 硝酸イオンの測定(紫外線吸光光度法)についても試薬により色を つけないと測定できないのでしょうか。 下記のURLのpdfを見て http://www.aqua-ckc.jp/data/MSP1-20-01-017.pdf 硝酸イオン単体の吸光波長 220nm 亜硝酸イオン単体の吸光波長 540nm かと思い、質問した次第ですが、間違いでしょうか? すいませんが、宜しくお願いします。
補足
ご回答ありがとうございます。非常に理解に助かります。 あと、もう少し理解を進めるために教えてください。 1)紫外線吸光光度法 これについては、発色させて測定しているのでしょうか。 アルカリ性ペルオキソニ硫酸カリウムを加えるのは、 窒素化合物から硝酸イオンを作るだけと思っているのですが、 (発色させる目的ではないと思っているのですが) 2の質問に関連しますが、 2)硫酸ヒドラジニウム還元法では、硫酸ヒドラジニウムにて還元して 発色、銅・カドミニウムカラム還元法では、銅・カドミニウムカラム還元 して発色してであってますでしょうか? また、これらの勉強をするために良い書籍をご紹介頂けないでしょうか。 以上、ご教授ありがとうございます。