おはようございます。No.5、6です。
追加しておきます。
○彩ずる仏の鼻を欠く
念を入れすぎて、かえって肝心な所をこわして台無しにしてしまうたとえ。「彩ずる」は色彩を施す。ほどほどにしておけばよいのに、あそこもここもと色を手直ししているうちに、大事な鼻を欠いてしまう意。
○好き連れは泣き連れ
親や周囲の意見を無視して好きで一緒になった夫婦は、後で一生を泣いて過ごすようになることが多いということ。
○酒買って尻切られる
相手に酒をおごってやったのに、その相手からかえって尻を切られるような目にあわされる。好意を尽くしたのに、逆に損害を受けることの例え。恩を仇で返される。
○人の疝気を頭痛に病む
《「疝気」は漢方で下腹から腰にかけての病の総称。おもに下腹痛をいう》他人の疝気を心配して悩み頭痛になる。自分に何の関係もないことに役にも立たぬ心配をすることのたとえ。
○火中の栗を拾う
他人の利益のために、危険をおかして物事をする愚かな行為のたとえ。
「イソップ物語」猫が悪知恵にたけた猿におだてられて、囲炉裏の中の栗を拾ってやろうとして大火傷をしたという話から出た言葉。
○薪を抱きて火を救う
火を消そうとするのに、薪を持って行ってかえって火勢を強くしてしまう意で、害を除こうとする行為が逆に害を大きくする結果となるたとえ。
○月夜に釜を抜かれる
油断の甚だしいことのたとえ。明るい月夜だから、誰も持ってはいくまいと思って、釜を外に出しておいたら盗まれてしまったの意。
○策士策に溺れる
策略の才に富んだ者は、策を用いすぎてかえって失敗するということ。
○理に勝って非に落ちる
正しい道理を主張して相手を説き伏せても、実際には不利な結果になることで、正論がいつも勝つとは限らないことをいう。
○利根却って愚痴になる
小才がきくことがかえって失敗を招くことがある。小利口なのは愚かであるのと同じになることもある。
○利潤に耽るは商人の失
商売は儲けだけにこだわると失敗するということ。
○鵜の真似する烏
姿や色が似ているからといって、烏が鵜の真似をして水中に魚を捕ろうとすれば溺れてしまうように、自分の実力や才能の程を知らずに人の真似をすると失敗するという戒め。
○得手に鼻突く
自分の得意なことだと気を許してかかるので、かえって失敗するということ。
○賊に兵を藉す
盗賊に武器を貸し与える意から、相手に余計な手助けをして、それがわが身に害となって及んでくることのたとえ。
○大事は小事より顕る
ちょっとした油断がもとで、大事を失敗してしまうこと。また、小さな事だからと放置しておくと、思わぬ大事に発展してしまうという意味でも用いられる。
○盗人に鍵を預ける
盗人とは知らずに鍵を預けて災いを招く意から、悪事をするのに都合のよい便宜を与えて、被害を大きくする愚かさのたとえ。
お礼
解説がそのままのイメージで良かったです。 ご丁寧に検索のヒント、リンク先まで書いて 下さったところもありがたかったです。