- ベストアンサー
対人恐怖症の親のもとで成人された方、子育ての意見をお願いします。
対人恐怖症の親のもとで育った方、子育ての意見をしていただけないでしょうか。 私は対人恐怖症です。うつ病も再発したりします。今、子供が欲しく、いろいろと調べています。対人恐怖症の親御さんからの立場の意見は、いろいろなサイトを見つけ勇気づけられましたが、今度は子供の立場からの意見をたくさん聞きたいと思いました。 生まれながらにして不利な状況をどう乗り越えて行ったのか、忘れられないトラウマになっている出来事、親にして欲しかったこと、逆にやってもらってうれしかったこと、悲しかったことなど、なんでもいいので教えてください。 国際結婚ですので、生まれればわが子は3つの祖国を持つことになります(英語圏に暮らす移民どうしの夫婦、夫はイスラム教徒)。対人恐怖症の母親のもとで、彼/彼女が成長したときにぶつかるであろうアイデンティティ・クライシスを乗り越えることができるかも心配です。 子育てに正解はなく完璧な親などいないことはわかっています。 でも、まだ見ぬわが子と対話をするつもりで真剣に意見を聞かせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
診断は出ていませんが、人との接触をかたくなに拒み続けている母親を持っています。診断が出ていないのは病院にすら行く気がないからであって、行けばいろんな診断名(対人恐怖症、うつ病、アルコール依存、もしかして肝疾患とか)が付きそうな母親です。友達もおらず、家に閉じこもり、一日中、年中なぜかニット(編み物)にふけり、外出は週末だけ。必ず父親が一緒でなければ外に出ないし、人に話しかけられると父親の影に隠れてまともな返事ができない。そのくせプライドが非常に高く、自分の非を認めないし、論理的な思考ができず、すべて感情論で話の筋をねじまげたり、都合の悪い事実は都合のいいように記憶を塗り替える癖があり。私が中学に入って、自分の意見がはっきりし始めたころから母親との衝突が絶えなくなりました。自分が外で学んでくる一般常識と、外界からシャットアウトされた彼女の自己流の哲学がかみあわず、混乱しました。何度もその混乱の紐を解こうと話し合いをするも、こじんまりした世界で生きている母親の意見と一向にかみ合わず、感情に任せて「あんたなんか産むんじゃなかった」と言われた事は、実際自分が子供を産んで母親の愛情というものを知った後に、思い出したようにひどく重くのしかかってきます。彼女が感情で発した数々の言葉は、私たち姉妹の心の奥深くに長年、深い傷として残っています。 が、私は母親をとても深く愛しています。彼女は全然完璧じゃない。完璧からは程遠い女性ですが、一生懸命自分を愛してくれた。絶対的存在だった母親が、自分を含むまわりのすべての人間と同じ、完璧ではない一人の女性だと自分で気づくまでに相当の年月を費やして無駄に喧嘩してきてしまった。もっと早く、弱みを見せてくれたってよかったのに。でも彼女は、どんな時も、いつだって一生懸命自分たちに向き合ってくれていました。今になって思えばどれだけ傷ついても、母とたくさんの困難を「一緒に」乗り越えてきた、お母さんの子供でよかったと思います。彼女が編んでくれた山ほど積み重ねられたニットのセーターは私の宝物です。 質問者さん、おつらい状況でしょうに、こうやってネットで色々調べたり、意見をもらって向上しようなんて、本当にすばらしい。お子さんを深く愛してあげてください。一生懸命家族の事を思う質問者さんの気持ちは、必ずお子さんに届きます。
その他の回答 (1)
- ecoyan
- ベストアンサー率40% (68/166)
はじめまして。4人の子供の母親です。 これは質問者さんへの答えには全然なっていないかもしれませんが、「生まれながらにして不利な状況」・・・、こういったことを考えても何にもならない・・・、ということを56年間生きてきてやっとわかってきました。 不利な状況、とはあくまでも過去のことですから、過去を振り返ってそれを解決する、ということはあり得ないからです。 また、それをうまく乗り越えるとしたら、不利だったと思う過去を断ち切ってしまうか、 あるいは、過去にあった良いところ(たとえば対人恐怖症のご両親でも、自分をご両親なりに愛してくれたこと、自分がそのような障害を持ちながらも、一生懸命育ててくれたこと、そういうことに感謝することで乗り切っていく、それしかないと思うのです。 ちょっと押しつけがましくて恐縮ですが、英語が堪能でいらっしゃれば、 Eckhart Tolle という人の「The Power of Now」という素晴らしい本があります。私はこの本で本当に救われました。(宗教の本ではないのでご安心を) 「今」という瞬間に全ての素晴らしいものが存在するのに、人間はいつも過去のことと未来のことばかり考えている。本当は、今、今、今、の続きなのに、幽霊のような、本当は存在しない過去と未来のことに囚われていて、今を生きていない、 ・・ということが書かれています。この本を読んで目の覚めるような思いでした。 子供達には(親が阻害しない限り)何でも乗り越えていく素晴らしいパワーが生まれつき備わっているはずです。ですから、心配しないでご主人と仲良くお子さん作って育てて行ってください! (本のurlです) http://www.amazon.co.jp/Power-Now-Guide-Spiritual-Enlightenment/dp/1577314808/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1254927398&sr=8-1
お礼
ご回答、ありがとうございます。「The Power of Now」、ぜひ一度読んでみようと思います。そういえばパートナーにも「自分で問題を探しては落ち込んでる。」といわれたのを思い出しました。 私はいわゆるアダルトチルドレンで機能不全家族で育ちました。対人恐怖症やうつも根本的な原因はそこにあるのだと思います。アダルトチルドレンの親は自分の子供にも無意識のうちに同じようなつらい目にあわせ虐待をしてしまうそうです。彼らが健全に子育てをし、負いの連鎖を断ち切れることができるのは3割程度だといいます。完璧主義で心配性なところがあり、それが私の欠点でもあるのですが、どうしても自分の子供をその3割のなかにいれてあげたいと思い真剣に考えています。 育児書も何冊か読みました。書いてあることはもっともだと思うのですが、ネグレクトでも溺愛でもないバランスのよい距離感が理屈ではなく感覚として私にはわかりません。また、親子で乗り越えていくべき問題に直面したとき、私自身が貝のように心を閉ざしてしまうのではないかと自信がありません。 ある主婦のサイトのなかで、近所の子供に親が対人恐怖症の子がおり、その子の表情が乏しくてかわいそうになったがなにもしてやれなかった、ということを書かれていました。無表情のわが子がふと頭に浮かんで胸が苦しくなりました。 私は自分の命を肯定するのに30年かかりました。「死にたい」という感情は私の意志ではなく欝のせいであるとやっと思えるようになりました。だから、自分の子供には、自然に当たり前のように自分の命を肯定できる子になって欲しいです。
お礼
貴重なお話をありがとうございました。心の傷は思い出すとズキズキと痛み出すのを知っているのに、私の自分勝手な質問に丁寧に回答していただき、そして励ましていただいて心が温かくなりました。「お母さんの子供でよかった」と思ってもらえてmastequilaさんのお母さんは本当に幸せですね。そこにたどり着くまでには、ご回答していただいたお話の中に数々の言い尽くせぬほどのドラマがあり、そのひとつひとつをしっかりと乗り越えていらっしゃたんだとほろりと涙がでました。 お話を読ませていただいて、私は両親を一人の人間として受け入れていても、親としては受け入れてはいないことに気づきました。不器用ながらも育ててくれたことに対して両親には感謝しています。今は大人の事情も理解できますし、両親も一人の人間として悩みを抱えながら一生懸命だったこともわかります。でも「あなたの子供でよかった」とは思っていないようです。来世があるなら母は母としてではなく友人としてめぐり合いたいと思い、父とは赤の他人でありたいと感じている自分がいます。酷いですね…。 でも、こどもが欲しいと思うようになってから、悪いことだけでなく、良いことも思い出すことができました。親の目線で振り返ったときに感謝できることも見つけました。 いろんなことをゆっくりと思い出していこうと思います。
補足
質問は締め切ろうと思います。お二人に良回答をおつけしたいのですが、選ばないといけないみたいなので、ご自身の経験を分かち合って下さったmastequilaさんにおつけしたいと思います。本当に二人とも、ありがとうございました。