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養殖鯛の鼻孔欠損症について

真鯛について調べていたら,天然の鯛は鼻孔が二つあるのに対し,養殖モノは二つの鼻孔が一つにつながる鼻孔欠損症が見られるとありました. この原因は何でしょう??抗生物質などによる影響なのでしょうか?? 知っている方がいたらおしえてください!!><

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  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.1

タイだけではなくほとんどの人工種苗魚種に鼻孔隔離皮異常(鼻孔欠損)が見られます。むろん出現率が高い魚種と低い魚種の違いはありますし、種苗工場によっても出現率が異なります。 人工種苗は、人工採卵し人工授精させると言った、あくまでも人工的に行うものですから、自然状態ではありません。ですから色々な面で天然物の稚魚と違った稚魚ができあがります。例えばその一つがご質問の鼻孔隔離皮異常です。また、ヒラメの腹側が黒くなる色素異常も有名です。 鼻孔隔離皮異常は種苗工場によっても出現率が異なりますから、飼育環境が原因ですが現在研究中のようです。抗生物質等の心配はありません。稚魚の餌の問題か、酸素が拡散するように水流を水槽に作りますがそれが原因か、何が原因なのか判らないのです。 おもしろい例を紹介しますが、人工種苗の稚魚が脊椎骨が正常より少なく、体長が寸詰まりになる病気があります。特定の工場の発生率が高いことから、作業工程を調べたら、作業員が人工授精させたら一服してから水槽に受精卵を入れるという工程で、一服している間に卵が酸素不足になることが原因でした。 サケは100%近くが人工種苗であることはご存じと思いますが、現在食卓に上ります魚のかなりは人工種苗され稚魚にして放流したものです。ですから養殖魚とは異なります。養殖魚とは出荷段階まで養殖するものです。タイの場合には純粋な天然物と人工種苗の放流物と完全な養殖物の三種が混在しています。

skyymk34
質問者

お礼

非常に詳しい説明,ありがとうございます!! とても勉強になりました◎ 本日,天然のタイと養殖のタイを食べる機会がありましたが,養殖モノはやはり鼻の穴がつながっていました! そして味のほうは,歯ごたえが全然違いました.

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