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現役の教師の方、お願いします。
現在32歳、社会人(事務職)です。今年の教員採用試験に合格し、順調に行けば、来年4月から教師(小学校)として働くことになります。しかし、いざ合格してみて、今の学校の現状を思うと、とてもやっていけるのかどうか自信を持てずにいます。 そこで、 ○教師のすばらしい点(これがあるから続けられる、など) ○教師のつらい点(この点は覚悟しておいた方がよい、など) ○教師を目指す人に教師を勧められるか(今からなら元の仕事で頑張った方がいい、など) などを中心に助言いただければと思い、書き込みました。 職を探すことも困難になってきている時代、教師になりたくてもなかなかなれない時代において、とても贅沢な迷いだとは思います。また、教師になるのにその程度の覚悟しかなかったのかと言われるかもしれません。そのくらい申し訳なく、恥ずかしく、なかなか人に言えない迷いなのです。 現役の教師の方だけではなく、転職経験者、保護者の方からのご意見も大歓迎です。どうぞよろしくお願いします。
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- rosavermelha
- ベストアンサー率33% (334/1006)
小学校の教員です。 20代後半です。 私は、10歳のころから小学校の教師になりたいと思っていました。 すべてそのために準備し、教師になったら役にたつであろうこともたくさん学び、 高校も大学も成績は上位、採用試験にも現役でらくらく受かりました。 しかし…現場に出てみて、こんなにも理想と現実は違うものかと、こんなにも自分の見ていた夢は甘かったのかと、痛感しました。 たとえば、 ・保護者がこんなに厳しいなんて思ってもみませんでした。 (多くは良心的で学校にも協力的な保護者ばかりですが、一部、人を罵倒して楽しむだけの方もいます…) ・仕事がこんなにハードなんて思ってもみませんでした。 田舎の小学校で育ちましたから、先生たちは夕方には帰宅して職員室は真っ暗、授業後はコーヒー片手に談笑…そんなイメージしかありませんでした。 でも実際は、授業後は会議に部活、生徒指導でもう17時(定時)。期限の迫った書類整理に追われ、 成績処理に40人分のノートの朱書きやテストの採点に追われ、保育園のお迎えの時間(幼児2人がいます)を気にしながら、 できなかった仕事はお持ち帰りで、子どもが寝てから、真夜中までやる。そんな生活です。 でも逆に、学生時代には思いもよらなかった「良いこと」にも気がつきました。 子どもが成長することです。 これにつきます。 昔、重度の自閉症の子を受け持ったことがありました。 その子は、数字の「1」と「2」の区別すらつかない子でした。 でも、毎日毎日、ああでもないこうでもないと根気よく教え方を試して、 鉛筆を投げられても、かみつかれても、諦めずに教えていったら、数か月後には、足し算や引き算ができるまでになりました。 その子が、「1」と書いてあるカードをみて、「いち」と言った日は、まるで、 我が子が初めて一歩を踏み出した日のことのように、鮮明に覚えています。 涙が出そうになりました。 勉強だけではありません。 生活指導においても、前はケンカばかりだったのに、少しずつ仲良くするすべを覚えてきたり、 「ごめんなさい」と自分から言えるようになってきたり…そういう少しの変化が、教師にとっては、「一筋の光」なのです。 普段は、大変で、苦しくて、「暗闇」の中にいることも多いのです。 でも、一瞬の「光」を見るために、教師を続ける、 そんな人は結構いると思います。 部活は、小学校の場合は地域によって違いますが、研究して、教えるのが楽しくなると、本当に楽しいです。 (逆に、指導したこともない部活の顧問にさせられて、それが苦痛でしかたない、という人もたくさんいますが) やりがいは、本当にある仕事です。 それから、給与や福利厚生も安定しています。 若いと安いですが、年齢に応じて昇給もしていきます。 ただ、一般企業からの転職だと、経験には含んでもらえず、大学を出たての子と同じ額の初任給しかもらえません。 女性なら、育児しながら十分育てられる点も大きいでしょう。 30代で教師に転職する人は、ときどきいますから、それほど珍しいことでもないです。 逆に、今まで別の経験がある人は、重宝されますよ。 鬱になる人も多い職場です。 職業柄、真面目な性格の人や、完璧主義の人が多いからかもしれませんね。 熱心さや情熱は、仕事を楽しくするエネルギーになります。 しかしある程度は、仕事とプライベートを切り離せるような、割り切った考え方も必要です。 休みは休みとして、思いっきり遊べる方が良いです。 同僚に悪口を言われても、知らん顔できるくらいの図太さと、良い意味での自分に対する自信も必要です。 最後になりましたが、合格おめでとうございます。 現役でうかるより、30代で受かる方がずっと難しいのですよ。 きっと才能のある方なのでしょう。 がんばってくださいね。
- kosei_fj
- ベストアンサー率35% (5/14)
まずは教員採用試験合格、おめでとうございます。 当方、51歳、男、公立中学校教員です。 A すばらしい点 次代の世代育成に関われる。教師-->児童・生徒への影響は、長年にわたる可能性がある。子どもが大人・親になり、かつて教わったことをまた自分の子どもに伝え、という連鎖に連なれる可能性がある。 B つらい点 何と言っても、家庭の教育力の低下、そしてそれに伴う児童生徒の基本的生活習慣がなっていないことでしょう。馬鹿な親も少なくありませんからね。これらは地域差・学校間格差が大きいとはいえ、全体的に低下しているのは間違いありません。 なお質問者の方が女性と仮定した場合、職場の同性の同僚との人間関係で悩みが生じる場合が結構多いようですね。私に言わせれば、人間関係へ対応法が浅慮なだけ(苦笑)なのですが、当事者としてはそうも言っておられず、環境の奴隷になって(端的に言えば、「No」の一言が言えない)苦しんでいる方も中にはおられます。 とはいえ職場の人間関係については従来事務職として勤めてきておられるわけですから、それを越えるものではありません。 C 教師を目指す人に教師を勧められるか 教職には向き不向きが歴然とあります。したがって、上記A+Bで、プラスマイナスを自分に即して計算し、プラスならぜひ目指すといいでしょうし、そこに確信が持てなければ、(多分)絶対止めておいて方がいいでしょう。病気休職・退職がその先に待っているかも知れません。 ただ突然、覚悟・確信はあるのか?と問われても困るでしょう。あるとも無いとも、なかなか言いがたい。 しかし、話は単純なのです。 Q1 あなたは、子どもと接するのが好きですか? Q2 授業をはじめとして、人に教えることは好きですか? この両問に「はい」と答えられるのであれば、OKです。 教員採用試験に受かることと、一人前の教師であることは別物です。4月以降、あなたが教員としてのあなたをどれだけ伸ばしていけるのか、ひとえにそれにかかっています。 児童から慕われ保護者から信頼される先生になってください。 ではお元気で。(^_~)/~~~
お礼
こんばんは。 大変お忙しいところご回答いただき、ありがとうございました。回答に対するお礼が遅くなり、申し訳ございません。 現在、教員として勤めておられる方からの助言ということで、身が引き締まる思いで読ませていただきました。教師は素晴らしい職業だと思います。それは、教師を目指す人みんなが思っていることでしょう。よいところならみんな頑張れるのでしょうが、つらいときにいかに踏ん張れるのかが大切だと思います。それが、一瞬の喜びのために踏ん張れるのか、それとも辞職、休職してしまうほどのものなのか、その辺の判断がつかず、ずっと迷っています。特に、家庭があるので、辞職、休職ということになると取り返しが付かない、そう思うとなかなか決断できずにいます。 迷うくらいなら試験を受けなければいいといわれるでしょう。受験前は大変さを考慮しながらも期待と楽しみを持っていました。しかし、いろいろな人に合格を報告すると難色を示す人が多かったです。それは、30代、基礎も何もないところから0からのスタートとなることや現在の教育現場を危惧してのことでした。そこで、いざ教師という現実味が帯びてくると迷いが生じてきました。 kosei_fjさんからの「Q1 あなたは、子どもと接するのが好きですか?」「Q2 授業をはじめとして、人に教えることは好きですか?」の質問両方に「Yes」と答えられます。しかし、気になるのはやはり「B」の部分です。飛び込むべきか、今のうちに自重するべきか、もう少し考えてみたいと思います。 どうもありがとうございました。
- toshipee
- ベストアンサー率10% (725/7148)
・良…3月には「良かった」と言ってもらえること。 ・悪…離婚、家庭不和により育てられておらず、今の子供に魅力が失せてきたこと。 ・悪…それよりも教師のチーム連携がいちばん難しい。生徒に説明するより通らない。 ・勧め…図太くなければムリだと言う。どこでも同じだろうが。
お礼
こんばんは。 大変お忙しいところご回答いただき、ありがとうございました。回答に対するお礼が遅くなり、申し訳ございません。 学校現場は厳しいと聞いていますが、やはり家庭をはじめとした社会の変化によるものなのかとtoshipeeさんの回答から思いました。私は、子どもが好きだということが教師になりたい動機の一つとして持っていますが、そんな子どもに魅力が失せてきているのであれば、大変悲しいことだと思います。想像なのですが、例えば、こちらが熱心に指導しても、ぬかに釘を打っているようでは張り合いが感じられませんよね。 でも、最後の「ありがとう」「よかった」という言葉を聞くと、これまでの苦労が吹っ飛び、また頑張ろうという気持ちがわいてくるという友人もいます。一瞬の喜びのために、多くの人が苦労している世界に飛び込めるのか、家庭のためにも今の生活を大切にしたほうがいいのだろうか、とても迷ってもいるところです。 どうもありがとうございました。
お礼
こんばんは。 お忙しいところ、ご丁寧な回答をいただき、ありがとうございました。回答に対するお礼が遅くなり、申し訳ございません。 私は社会人選抜という制度で合格しました。これまで講師の経験もなく、教師としての基礎はまったくありません。才能ということではなく、勤めながらの頑張りを評価していただいたのではないかと思っています。 現役の先生であり、家庭を持つ方からのご意見ということで、大変参考になりました。最近の現場は厳しいということは聞いていますが、なにぶん自分で体験していないので、本当にやっていけるのか、自重するなら今しかないなどいろいろな気持ちが入り乱れていて、決めかねている状況なのです。 自分一人であれば、チャレンジだと飛び込むのでしょうが、私も家庭を持っているので、後には引き返せません。その辺は自分で決断することなのですが、一方でなかなかないチャンスでもあり、本当に悩んでいます。(受験に向けて頑張っている人には本当に申し訳ない話ですが。) ある本に「教師の仕事は大変だけど、一瞬の喜び(立派に巣立っていく姿や笑顔など)のために続けている」とありました。私も子どもの成長を見られる喜びを味わいたいと思い、教師を志したのですが、一瞬の喜びのために、何人も辞職したり休職している世界でやっていけるのかどうか、まだ自信がありません。 こうやってみると、最初に教師になりたいという気持ちが、いざ現実になるとネガティブな気持ちに変化していることが分かります。rosavermelhaさんには、大変さを上回る素晴らしさが教師にはあると教えていただき、少し気持ちが上向きになってきたところです。本当にありがとうございます。まだ時間がかかりそうですが、いろいろと踏まえて自分のベストを探りたいと思います。 どうもありがとうございました。