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教師への転職が不安に思えてきました。

現在32歳、社会人(事務職)です。今年の教員採用試験に合格し、順調に行けば、来年4月から教師(小学校)として働くことになります。しかし、いざ合格してみて、今の学校の現状を思うと、とてもやっていけるのかどうか自信を持てずにいます。 私は子どもが好きなこととその成長を見届けられることから小学校の教師を志しました。社会人を経験することで、教師が多忙になっていることや難しい問題が山積になっていることは承知しながらも、好きな子どもと時間を共にし、その成長を見届けたいという思いが再燃しました。受験には妻の了承を得ていましたが、応援する声は一部で、「あの大変な世界(学校)で、30歳を過ぎてから0からのスタートは心配だ」「今の仕事を続けたほうが得策じゃないか」など、私を心配する声が多く聞かれました。 自分一人であればそのまま突っ走るのでしょうが、今では妻と子どもを持つ身です。妻は講師の経験があるからか、「あなたみたいな人に親としては預けたいと思うよ」と応援してくれていますが、そういう身であれば、周りの声に耳を傾けてみることも大切だと思うようになりました。収入が途切れることはないのですが、例えば、土日出勤、持ち帰り作業が茶飯事となって家族につらい思いをさせてしまうのではないか、子ども、保護者とうまく関係を築いていけるだろうか、多忙な業務にタフに立ち向かえるかなど、教師という現実味がわいてくるに従い、当初の期待、楽しみよりも不安のほうが増大し、今、喜びよりもとても弱気になっている状態です。 また、最近は担当の仕事が私にとってとてもつらい仕事に変わりました。「このくらいのことで気落ちしていては教師としてやっていけない!」と自分に言い聞かせているのですが、なおさら教師への不安が募っている状況です。 職を探すことも困難になってきている時代、教師になりたくてもなかなかなれない時代において、とても贅沢な迷いだとは思います。また、教師になるのにその程度の覚悟しかなかったのかと言われるかもしれません。やってみなければ分からないことだとは思いますが、現在教師として勤めておられる方の体験談や現状(大変だけどこれがあるからやめられない、今から教師になるのはやめたほうがいい、など)、転職された方の経験(後悔しないように初志貫徹すべき、家族のためにも留まるべき、など)をお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.3

教員です。 文面からの判断でしかありませんが、あなたのように、熱意ある人に教師になってほしいと思います。 教員の仕事というのは、手をかけようと思えばいくらでも手をかけられるかわりに、 手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける仕事です。 たとえば、算数の授業で、かけ算を教えるとします。 計算プリントを人数分コピーして、「はい、これやっといて」で、自分は座って見ているだけ、 できない子はほったらかし、 そういうことも、やろうと思えば物理的には可能なわけです。 でも、どうやったらよりスピーディーに暗記できるだろうか、 どうやったら楽しく九九を暗記できるだろうか、 どうやったらかけ算の仕組み(3×4は、3個の4つ分とか)をイメージさせられるだろうか、 どうやったら、九九ができない子ができるようになるだろうか、 そういうことを、睡眠時間を削って考えたり、より良い授業のための教材・教具を作ったり、 授業案をねったり、リハーサルしてみたり、 手をかけようと思えばいくらでも手がかけられます。 生徒指導だって同じです。 仲が悪い子ども同士を目の前にして、何の対処もしないことだって可能だけれど、 どうやったらこの2人がうまくやれるだろうか、手を変え品を変え、ぶつかっていく、 そういうことだっていくらでも可能なのです。 子育てと同じです。 お子さんを育てるにあたり、あなたには、子どもを放っておく、しつけをしない、適当にやらせる、 そんなことだって実際には可能なわけです。 でも、そこに親の願いがあれば、いくらでも手をかけますよね。自分を多少犠牲にしてでも、 熱心さがあれば、この子のためにがんばろうという気持ちになりますよね。 実際の教育現場は、他の回答者さんがおっしゃる通り、理想と現実とのギャップに打ちのめされてしまいそうなほど、大変なことが山積みです。 実際私も、学生時代はいろいろ夢見ていましたが、新任時代は「こんなに大変だったのか」と悩みました。 しかし、「現実」を乗り越えられたのは、学生時代の「理想」があったからです。 「ここで負けてたまるか、あれほど教師になりたかったんじゃないか。今さら夢を捨てられるものか」そう思って乗り越えてきました。 今は、そりゃ嫌なこともありますけど、楽しいですよ。本当に。 自分のやりたい仕事ができるって、とても幸せなことだと思います。 持ち帰り仕事もします。 普段は、できるだけ定時+1時間くらいで出られるようにして、幼いわが子たちとふれあい、 我が子たちが寝てから、持ち帰り仕事をします。 保育園の行事があるとき、子どもが病気のときは、もちろん子ども優先です。 大変ですが、なんとかなっています。 小学校なら、部活動があったとしても、中学校ほど悲惨な労働環境(土日連続の部活、真夜中の会議、精神的に病む生徒指導)ではありませんから、大丈夫だと思います。 ただ、二つだけ気をつけておいた方がいいことがあります。 肝に銘じておいた方がいいです。 それは、一つ目に、 図太くなる ということ。 保護者から心ないことを言われても、子どもから嫌われても、「だから何」と思えるくらい「鈍く」ないとだめです。 教員になる人は、得てして真面目で完璧主義なタイプな人が多いものです。(一部そうでない方もいらっしゃいますが 苦笑) 労働環境もそうなのですが、真面目な自分の性格が、状況を更に悪化させるのです。 どうしたらいいだろうか、どうにもならない、と自分を責め続けてしまい、結果として精神を病んでしまうことが多いのです。 そして二つ目に、線引きをするということ。 線引きをすることと、熱意がないこととは別物です。 自分の私生活まで、自分の全世界のようにのめり込むのではなく、あくまでも「仕事」として、熱意をもって真剣にがんばるのです。 仕事は仕事、私生活は私生活、とどこかで線引きができる人でないと、 仕事がうまくいかなくなったとき、自分の世界がすべて壊れてしまったような気がしてしまうのです。 仕事でミスを指摘されると、自分自身を否定されたような絶望的な気持になってしまうのです。 仕事は仕事として、思い切り、熱意をもってやり遂げる。 しかし、 私生活は私生活で、切り離して、思い切り楽しむ。 家庭を一歩出たら、家庭の心配ごとは忘れるよう努め、仕事に集中しましょう。 仕事場を一歩出たら、仕事の心配ごとは忘れるよう努め、家庭に集中ししょう。 あなたのような熱意ある人が教員になり、うまく仕事と家庭を切り離して上手に仕事をして、 光る子たちを育ててくれることを期待します。 がんばってください。

slugger55
質問者

お礼

こんばんは。早速の回答ありがとうございます。 とても詳しく、そして親身になって回答をくださり、とても感謝 しています。ありがとうございます。 現役の教師の方からの助言ということで、とても参考になりました。 最初は苦しんだけど、今は克服し、先生という職業を楽しんでおられ るようですね。 元々教育学部に進学したので、教員志望だったのです。しかし、学校 で起きている問題がクローズアップされ、自分の中から教師のいい面が 消えてしまいました。そして教師を離れた職業に就きましたが、やはり 子どもたちが気になって仕方がなかったです。そのため、今回採用試験 を受験し、合格をいただいたのですが、また面白いもので、いろいろな 悪いことばかりに目が向いてしまい、悩んでいる始末です。 以下の回答にもありましたが、ふにゃふにゃ優柔不断だといわれても 仕方ありません。やってみなければ分からないことなのですが、教師を 辞めると後がないと思うのです。だからこそ、引き返すのなら今だ、と 恥をしのんでいろいろな方の体験談や意見を聞いている次第です。 教師やその経験者の方からの意見は本当に貴重です。私たちが得る情報 というのはマスコミからのものがほとんどであり、どちらかというと悪 い報道しか入ってきません。悪いこともあるけど、教師ってこんなに いい職業だと善悪両方の情報をもらえるのは、やはり教師の方からの 声です。いつ決断するんだ?と自分でも思うくらいに揺れているのが 正直なところです。 明るい未来のはずなのに、このように深刻に悩んでしまうということ は、先生のおっしゃる「真面目で完璧主義なタイプ」の括りなのかも 知れません。やはり危険要素は持っていますね。やってみたいけど 自信がない、後が怖い。やってみないと分からないことなんですけど。 どうもありがとうございました。

回答No.2

元教員です。 とてもやりがいのある仕事です本当に。命をかけても良い、と思えることもあるくらい、嬉しい瞬間もたくさんあります。 でも、とても傷つく仕事でもあります。 不安に追い討ちをかけるつもりではないのですが、現実として有り得る事を書きます。 ・児童・生徒から嫌われ、無視や嫌がらせをされることもある。これは多くの教員が経験すると思いますが、本当に傷つきます。乗り越えるべきものですが、相談できる同僚などがいないと、闇の中に放りこまれるような感覚にもなります。それが、中心的存在の子どもなら、尚更ですね。 ・やる気のない生徒、嫌いなタイプの生徒もいます。でもプロの教師はそれを乗り越えなければなりません。 ・ご承知の通り、モンスターペアレントと呼ばれるような自己中心的で理不尽な保護者もいるようです。それでも教え子の保護者なので、モンスターと切り捨てるわけには行きません。 ・部活動や少年団の担当になったら、土日は削られます。そうでなくても平日の持ち帰り仕事も当たり前です。ご自身で書かれている通り。 塾講師のあとに教職に付いた同僚が、「塾の指導も、少しは似た仕事だと思っていたけど、教師ってこんなにいろいろな仕事がたくさんあるとは、ものすごくビックリしました。仕事多すぎですね」と言っていました。 ・出世や上昇志向とはあまり縁の薄い世界に見えるかもしれませんが、教員の評価制度も導入されて、結構、出世みたいなことにいやらしい面もあります。何よりもまず子どものために!!の精神が後ろに追いやられることも起こっています。それでも子ども達のために頑張るのですけどね。 一部ですが、これらはよくあること。 不安を感じたら、勇気を持って撤退してください。 恥ずかしい決断ではないと思います。まずは何より自分です。 メンタルを病んでからでは、ご自身もご家族も大変です。

slugger55
質問者

お礼

こんばんは。早速の回答ありがとうございます。 元教師の方からの回答ということで、手に取るように学校の 問題がイメージできました。失礼ですが、途中で退職なさったの でしょうか。これらの問題が、ここにあるのはほんの一握りという のだから、とても驚きですね。とても貴重な助言でした。 挑戦するのも勇気、撤退するのも勇気なのですね。 確かに病気も多いと聞きます。自分だけならばそれでもいいので しょうが、家族のことを考えると撤退も一手ですね。 どうもありがとうございました。

  • wanekoz
  • ベストアンサー率14% (199/1373)
回答No.1

これといって具体的な材料はなく、 教員試験を受けるかを決める時点で わかっていたことばかりです。 ようするにあなたがフニャフニャに優柔不断な だけであり、問題はあなた自身にあるのです。 外部に原因を求めたり多数の相反する意見を聞きたがったり しているのも同根です。 小学生の教育は学問におとらず人間性の教育であり、 良いものを伸ばし悪いものを正し「教育する」ということが わかってないですね。 「成長を見届ける」なんてボーとしてるだけでしょう。 そんな安易なわけがない。 以上のことを含めて外部ではなく 自分と向き合って教師が勤まるか 考えることですね。

slugger55
質問者

お礼

こんばんは。早速の回答ありがとうございます。 失礼ですが、教育関係の仕事に従事されていたのでしょうか。 とても教育の厳しさをご存知であるように受け取りました。 おっしゃるとおり、人を教育するって、そんなに安易なことではないの でしょうね。このような気持ちではきっとやっていけないでしょう。 どうもありがとうございました。

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