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電波特性で800Mと2Gの特徴の違いは?
どなたか分かる方、詳しく教えて下さい。 携帯電話等の電波で、800Mは山間部で電波が届き易いと言われていますが、いったいどういう事なのですか? 800Mは2Gに比べて波長が長いという事は分かるんですが・・・ また、2Gは800Mに比べて直進性が強いとも言われてますが、山間部でも反射(山など)すれば、同じ様に電波が届く様に思えるんですが、どうでしょうか?
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電波の直進性と回折のみでなく、電波の周波数と電波伝搬を考えると結果が見えてきます。 搬送周波数に因る電波伝搬の減衰量の影響が回折より大です。 まず電波の周波数と伝播距離(到達距離・減衰)は以下のようになります。 1.周波数;20 LOG (f1/f2)でf;周波数が800M帯と2G帯では約8dB(2.5倍)の減衰量増加となります。 同一送信出力・アンテナ効率で800M帯が12.5Km届くとしたら、2G帯は5Kmしか届かなくなります。 2.山の樹木を抜ける場合も2G帯は、800M帯より約8dB(2.5倍)の減衰を多く受けます。 建物の中に届く程度も同様に2G帯は影響を多く受けます。 3.直進性と回折は確かに800M帯が多少条件が良くなりますが微少の範囲です。 回折を期待するならFMやVHF帯の150MHz帯までと考えてください。 こうして見ると2G帯は全て不利ですが、狭い範囲の利用で多くの人が同一周波数を共用できたり、アンテナが小型になるので、同一寸法なら高利得のアンテナが実現できるなどのメリットがあります。
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「電波が飛ぶ」ことについては、飛んでいる途中でなくならないこと、必要とされているところにいきわたってくれることの2つが必要。 電波には回折といって、障害物の裏側に回りこむ性質があるのですが、これは周波数が低いほうが強くなります。携帯電話の場合には見通し(携帯電話から見て、基地局まで障害物が無い状態)になることはほぼありえないですから、回折が強いほうが「電波が飛ぶ」感じになります。 電波は反射もあるんですが、携帯電話*山*基地局 の並びの時には回折しないとどうがんばっても電波届かないのでね。
お礼
返事が遅れてしまいすみません。 電波の性質上、低い周波数の方が隅々まで行き届くという事ですね。 勉強になります。ありがとうございました。
補足
お忙しいところすみません。 回答内容で2点ほど質問があります。 (1) 仮に障害物がまったく無い状況で、同じ送信出力だった場合、2Gと800Mはどちらが遠くまで飛ばせるんですか? (2) 建物の中に居る場合、金属板等で囲わないかぎり壁をすり抜けて電波が入って来たりするんですか? また、その場合は2Gと800Mでは違いがあるのですか? 質問ばかりですみませんが、教えていただけるとありがたいです。
お礼
丁寧な説明、ありがとうございます。 説明が大変分かり易くてありがたいです。 おかげで様で胸のつかえがとれた様な感じです。 ありがとうございました。