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中国4000年の歴史はいつから5000年に
なるのでしょうか? ちなみに、料理記者暦40年の岸朝子さんもいつから50年となるのでしょう?四捨五入?気になります
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「中国3000年」という表現も時々聞きますが、 これはほぼ確実です。 「周」が「殷」を倒したのが紀元前1050年頃。 「封神演義」の時代ですね。 これ以降は歴史的な記述がしっかりしています。 周に倒された「殷」は、 考古学的には紀元前1600年ぐらいまで辿ることができます。 これで行くと、中国4000年にはまだ達してないということになります。 いまで3600年。四捨五入してぎりぎり4000年。 しかし、「書経」や「史記」は、 殷王朝の前に「夏王朝」があったと記しています。 夏王朝の実在性はいまだ未確定なのですが、 実在していたとしたら、中国の起源はもっとさかのぼります。 4000年でも間違ではないかもしれません。 もっとさかのぼると、紀元前4000~5000年頃には、 立派な土器が出土しています。 「開運! なんでも鑑定団」にも何度か登場した 「仰韶(ヤンシャオ)土器」別名「アンダーソン土器」です。 これを始まりと見ると中国6000年~7000年と言えるかもしれません。 映画「ラストエンペラー」では 「一万年王朝に乾杯」というセリフが出てきました。 さすがに一万年はサバの読み過ぎという気がしますが…。 もっとも何万年も前に、いま中国と呼ばれる地域には 人が住んでたわけだから、どこを始点と見るかの問題になります。
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下記の資料を見てください。 http://village.infoweb.ne.jp/~yamamott/nanchuka-kodaibunmei-hyou.htm 黄河文明というのは一つの歴史観に基づく起点です。殷以前にも、高度な文明がありました。夏王朝の母胎かどうかは別として。 また文明の発祥も、黄河流域だけではなく、長江文明も重視されています。両文明には交流もあったようですが、かなり独自なものもあり、中国文明のあけぼのを、殷・周という司馬遷以来の史観で捉えきれなくなっています。 黄河文明に起点を置くと、3000とか4000という言い方になるでしょうが、それ以前の遺跡を「文明」として捉えると、5000というのも決して中国人のオーバーな表現とは言えません。もっとも、エジプトに対する対抗意識はニュース等でも聞くことはありますが。
- Fuu1962
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中国ではすでに5000年の歴史と言っているようです。 もっとも起点が違うようですが。
- liar_adan
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岸朝子さんの経歴を見ると、「1955年主婦の友社入社」 となっているので、それを起点としているようです。 8月に入社ということだから、料理記者歴50年達成は2005年8月になるでしょう。
- cse_ri2
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なんといっても『白髪三千丈』という言葉のある国ですから、 半分冗談だと思って聞き流せばいいのではないかと思います。 学問的な検証は、他の方の回答に譲ります。
- 3rd
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確か中国本国では、「中国の歴史は5000年」といわれているはずです。 黄帝の出現から約5000年だとか。 #伝説上の人なので、実在したのかどうかは「?」 #日本でいうところの神武天皇のようなものか? 「中国4000年の歴史」っていうのは糸井重里氏が 中華三昧のCMのキャッチコピーで使い始めたフレーズ。 ようは、いつの時点から「中国の歴史」とするかの違いで どれも間違いではないと思うのですが、 中国ではどういわれているのか、というのを尊重するならば 「中国には5000年の歴史がある」としておくのが いいのではないでしょうか?
このような表現は色々なところで使われている慣用表現というかキャッチフレーズのようなものでしょう。 1.我家の近くに樹齢500年と標識のある椋の木があります。私は20年ここに住んでいますが20年間書き換えられていません。 2.伝統的行事も300年前からというのが多くたまに700年とか千年があります。 3.縄文時代は13,000年続いたといわれ、千年以下は切り捨てです。最近では新説があり、15,000年続いたといわれています。 4.地質学では億年単位、考古学では万年単位はざらです。人類は600万年前に出現、この場合は百万年以下は切り捨てです。 これらの表現の見直しは分野によって、1年ごと、10年、50年、百年・・・という風に特に決まりはないと思います。その分野で多くの人が受け入れれば見直され定着すると思います。
お礼
まず皆様にお詫び申し上げます。 結構ギャグのつもりで質問したのですが、かなり真面目に答えてくださって、非常に恐縮する思いです。どうもありがとうございました。勉強させていただきます。 学問の発達などとともに書き換えられていくものかもしれませんね。ありがとうございました。
お礼
皆様、詳しい回答をどうもありがとうございました。 この場を借りて、御礼申し上げます。思いのほか大変勉強になりました。