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巧いドイツ語
美しいあるいは巧い(と評されている)ドイツ語で書かれているものを探しています。 加えて、その書き手が書くドイツ語の、 どのあたりが美しいあるいは巧いとされるのかも教えていただけるとうれしいです。 どのようなドイツ語がそのようなものなのか実際読んでみたいので、 よろしくお願いします。
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質問に対する直接の回答になるかどうか分りませんが、 「智に働けば、角が立ち。情に棹差せば流される。…」草枕。 「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった。」雪国 等と日本の小説で、冒頭が巧いて、誰でも知っているような有名なものがありますね。 それと同じ様に、ドイツの小説や児童文学などでも、 "Der schoenste erste Satz "と言う、美しい冒頭を選ぶコンテストがあります。 内容については、下のWiki.をご参照ください。 フランツ・カフカの「変身」の冒頭も載っています。 http://de.wikipedia.org/wiki/Der_sch%C3%B6nste_erste_Satz また、ここでDer Butt「ヒラメ」で選ばれたGuenter Grassは"Die Blechtrommel"「ブリキの太鼓」を書いた人で、1999年にノーベル文学賞を受賞しています。 また、児童、青年向け文学で選ばれているJanoschsは"Oh, wie schoen ist Panama"などで、ドイツ人なら幼児から老若男女、彼の作り出したキャラクターを知っています。 個人的には Doktor Erich Kaestners LYRISCHE HAUSAPOTHEKEと言う詩集の一番最初の詩"Das Eisenbahngleichnis"は、宮沢賢治の「銀河鉄道」や、「千と千尋」の神隠しの列車に乗るシーンを思い出させ、『ドイツ人も日本人も考えることは似ているのだなぁ。』と、思わせる詩です。 エーリッヒ・ケストナーは「エミールと探偵」「二人のロッテ」等書いた人です。 また、Michael Endeの"die Unendliche Geschichte"のはじめの方で、主人公が本を夢中になって、本の中へ吸い込まれてしまうような文があるのですが、私もやはり、この本を読んでいてそんな感じがしたことを覚えています。 ところで、もし、ドイツの流行歌でもよろしければ、 Udo Juergensの歌の歌詞などどれもたいへん美しいです。 例えば、下の歌は日本では「別れの朝」でカバーされた歌です。 http://www.lyricstime.com/udo-j-rgens-was-ich-dir-sagen-will-lyrics.html また、戦前の曲で、Comedian-harmonistsの"Irgendwo auf Dieser Welt"は世界のどこかにあるかも知れない小さな幸せを夢見ると言う詩です。 http://www.mp3lyrics.org/c/comedian-harmonists/irgendwo-auf-dieser-welt/ Reinhard Mey の"Ueber den Wolken"(1974年) 繰り返しのところがいいんですよ。 http://www.songtexte.com/songtext/reinhard-mey/uber-den-wolken-43da0737.html もし、回答として不向きでしたら、無視してください。
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No.1 の方が挙げられた本は所謂”文章の教本/手本”みたいなものでせね。kokkokkoさんは小説/エッセイみたいな文学作品を捜しておられるのですか? だとすると、その本は当てはまらないと思います。 失礼ですがkokkokkoさんがどの位のドイツ語雲量力を持っておられるのか分かりませんので、どの作家のどの作品が、とは残念ながら言えません。敢えて言うのなら、現代でも生き残って出版されている20世紀や19世紀の作家はそれなりに、読む価値があり、文章もそんなに読み難いものではないのでしょうね。私個人的にはTheodor Stormの作品は、読みやすく文章も素晴らしいと思いますが、昔は峪学校の授業でも読まれていたようですね。特に”いづうみ”(Immensee)は嘗ての教本No.1でしょう。雰囲気が気に入らない人もおるでしょうが。その他の作家ではHermann Hesseの文章もそんなに凝ったものではなくて読みやすいと思います。どちらの作家も大手の洋書店で何かしら手に入ると思いますし、日本語訳も文庫本で手に入ります。
- bellmer
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お求めの回答にはなっていませんが、下記の本は推薦できます。ドイツ人が「巧い」、というか分かりやすいドイツ語作文を勉強する際に、昔から参考にしてきた本です。比較的安価で入手できます。 Ludwig Reiners: Stilfibel